本システムは、競技モード、試験モードおよびペナルティ戦対応の3つのモードを有する。試験モードは総合試験を行うためのモードで詳細は12章で規定する。
競技が開始されると、まず、超音波センサで相手が前方にいることを確認する。相手が動かなかったら、相手が前方にいることを確認しながら前進する(初期動作モード)。相手を見失った場合、競技場の角まで移動して、競技場の対角線上を進みながら超音波センサで相手を探す(超音波探索モード)。相手を発見したら、前方の超音波センサで相手を追跡する。相手が前方のセンサから消えたら、左右のセンサにかかるまで待機し、相手がどちらに動いたか確認したら相手の方を向き追跡する(超音波追跡モード)。ある程度の距離まで接近したら、45度回転して相手の真横に移動する。いったん、相手の方を向いて相手が正面にいたら、また45度回転し、移動する(回りこみモード)。赤外線センサに反応があったら、3つのセンサを用いて相手の赤外線を追跡する(赤外線追跡モード)。タッチセンサに反応があったら、10p程度後退して90度、又は、180度回転する(回避モード)。
モードの定義、遷移条件については10章で述べる。
ペナルティ戦については競技開始時から超音波探索モードになる。
他は競技モードに同じ。
MIRS組み立て終了後に行なう各種試験のためのモード。詳細は12章に示す。