データ仕様表

* 1996/3/5 改訂箇

1 赤外線センサ系

データ名Data No.1ー1 <赤外線センサデータ>
シンボル名irs_receive
受け渡し元/赤外線センサユニット
受け渡し先(1ー1)赤外線ONデータ作成モジュール
データ型8ビットフィールド
データ種別*ソフトウェア外部からの入力 (アドレス XXXX53Hのデータ)
X:ジャンパの設定による

*本機においては XXXX=FC61
データ構成不詳(8ビットデータ)
備考 

データ名Data No.1ー2 赤外線ONデータ
シンボル名irs_on
受け渡し元(1ー1)赤外線ONデータ作成モジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
データ型1バイト無符号整数
データ種別BB(Bulletin Board)
データ構成task01 BB No.1
ビット0〜6:赤外線センサONデータ (ON:1,OFF:0)
ビット7  :赤外線ONフラグ

各ビットとセンサ位置との対応関係は以下に示す通りである。
* ・ビット0→ 側面右赤外線センサ
* ・ビット1→ 斜め前方右赤外線センサ
* ・ビット2→ 前面右赤外線センサ
* ・ビット3→ 前面中央赤外線センサ
* ・ビット4→ 前面左赤外線センサ
* ・ビット5→ 斜め前方左赤外線センサ
* ・ビット6→ 側面左赤外線センサ
* ・ビット7→ビット0〜6の論理和

備考 

2 超音波センサコントロール

データ名Data No.2ー1 <超音波センサコントロールデータ>
シンボル名uss_control
受け渡し元*(2ー1)超音波入出力モジュール
受け渡し先/超音波センサユニット
データ型2ビットフィールド
データ種別*外部への出力 (アドレス XXXX51H)X:ジャンパの設定による。
*本機においては XXXX=FC61
データ構成ビット6、7 :センサ選択信号
備考超音波送信信号

データ名Data No.2ー2 <超音波センサデータ>
シンボル名uss_receive
受け渡し元/超音波センサユニット
受け渡し先*(2−2)超音波距離データ作成モジュール
データ型
カウントデータ3バイトフィールド
折り返しセンサ選択信号2ビットフィールド
アンダーフローデータ1ビットフィールド
データ種別外部からの入力 
*  (アドレスXXXX6FH,71H,73Hのデータ)
    X:ジャンパの設定による
*本機においては XXXX=FC61
データ構成
XXXX6F、71、73H超音波センサユニットのカウントデータを3バイトに分けて表現
XXXX51H ビット2,3折り返しセンサ選択信号
        ビット5アンダーフローデータ
備考ビット番号は、下図のようにする。
76543210

データ名*Data No.2ー3 超音波センサカウントデータ
シンボル名uss_count
受け渡し元*(2ー2)超音波距離データ作成モジュール
受け渡し先*(2ー1)超音波入出力モジュール
データ型*4バイト符号付き整数
データ種別*返し値
データ構成*超音波センサを使って測定した距離データ[cm]
備考 

データ名Data No.2ー4 超音波距離データ
シンボル名uss_length
受け渡し元*(2ー1)超音波入出力モジュール
受け渡し先*(2ー3)相手サーチモジュール
(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
データ型*4バイト符号付き整数の1次元配列(3要素)
データ種別BB
データ構成task02 BB No.1 右方向対障害物距離 [cm]
task02 BB No.2 前方向対障害物距離 [cm]
task02 BB No.3 左方向対障害物距離 [cm]
備考障害物との距離

データ名Data No.2ー5 超音波距離分布データ
シンボル名uss_bunpu
受け渡し元*(2ー3)相手サーチモジュール
受け渡し先*(2ー3)相手サーチモジュール
データ型*4バイト符号付き整数の2次元配列
データ種別スタティック
データ構成*uss_bunpu[0][n] n回前からの右方向対障害物距離 [cm]
*uss_bunpu[1][n] n回前からの前方向対障害物距離 [cm]
*uss_bunpu[2][n] n回前からの左方向対障害物距離 [cm]
 (n:非負整数)
備考何個前までのデータを保存しておくかは未定
*最終的には5個で競技を行った

データ名Data No.2ー6 相手サーチデータ
シンボル名uss_search
受け渡し元*(2ー3)相手サーチモジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
データ型1バイト無符号整数
データ種別BB
データ構成*task02 BB No.5
・ビット0 右方向相手サーチデータ (ON:1,Off:0)
・ビット1 前方向相手サーチデータ (ON:1,Off:0)
・ビット2 左方向相手サーチデータ (ON:1,Off:0)
・ビット3 相手サーチフラグ    (ビット0〜2の論理和)
・ビット4〜7 常に0
備考 

3 タッチセンサ系

データ名Data No.3ー1 <タッチセンサデータ>
シンボル名ts_receive
受け渡し元/タッチセンサユニット
受け渡し先(3ー1)タッチセンサONデータ作成モジュール
データ型4ビットフィールド
データ種別外部からの入力
*  (アドレス XXXX03Hもしくは07Hのデータ)
    X:ジャンパの設定による
*本機においては XXXX=FC60
データ構成上位ビットから順に
・タッチセンサフラグ     (下の3ビットの論理和)
・左タッチセンサスイッチ   (スイッチON:1,OFF:0)
・前タッチセンサスイッチ   (スイッチON:1,OFF:0)
・右タッチセンサスイッチ   (スイッチON:1,OFF:0)
備考 

データ名Data No.3ー2 タッチセンサONデータ
シンボル名ts_on
受け渡し元(3ー1)タッチセンサONデータ作成モジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
データ型1バイト無符号整数
データ種別BB
データ構成task03 BB No.1
・ビット0 右方向タッチセンサONデータ (ON:1,OFF:0)
・ビット1 前方向タッチセンサONデータ (ON:1,OFF:0)
・ビット2 左方向タッチセンサONデータ (ON:1,OFF:0)
・ビット3 タッチセンサONフラグ    (ビット0〜2の論理和)
・ビット4〜7 常に0
備考 

4 PWM制御系

データ名Data No.4ー1 走行用モードデータ
シンボル名pwm_mode
受け渡し元(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
受け渡し先(4ー1)走行データ作成モジュール
データ型1バイト無符号整数
データ種別グローバル
データ構成このデータと走行用モードは次のビット構成で関係付けられる。
*・ビット0ダミー(0,1のどちらでもよい)
*・ビット1、2タイヤ回転方向調整
(10:左側タイヤ逆転、11:右側タイヤ逆転、0X:そのまま、
但し、2桁の数字はビットの高い方から順に書いたものである。以後、同様にする。)
・ビット3進行速度(1:速い,0:遅い)
・ビット回転半径(1:大きい,0:小さい)
・ビット5前後進行方向(1:前,0:後ろ)
*・ビット6,7移動形態
(00:停止,01:直線,10:左旋回,11:右旋回)
備考*ビット1、2は、その場回転の為にある。

データ名Data No.4ー2 <走行データ>
シンボル名*pwm_data
受け渡し元(4ー1)走行データ作成モジュール
受け渡し先/PWM回路
データ型*1バイト無符号整数の1次元配列
データ種別*外部への出力 (アドレス XXXX11H,13H のデータ)
    X:ジャンパの設定による
*本機においては XXXX=FC61
データ構成*pwm_data[0] 右車輪回転    (ー128〜127)
*pwm_data[1] 左車輪回転    (ー128〜127)
*7ビットからなる速度の絶対値を、ビット7〜1へ配置する。また、回転方向をビット0で与える。
備考 これにより、PWM信号のデューティー比を設定する。速度設定値をratioとすると、モータにかかる電圧は
  Vm * (ratio/128) [V] (Vm:モータにかかる最大電圧 [V])
で与えられる。
* ビット0の値は、ハードと調和させる。
* 本機においては、両車輪とも
   1:前進方向
   0:後退方向
とする。

5 ロータリーエンコーダ系

データ名Data No.5ー1 <ロータリーエンコーダカウント値>
シンボル名rot_receive
受け渡し元/ロータリーエンコーダユニット
受け渡し先(5ー1)エンコーダ測定データ作成モジュール
データ型*12ビットフィールドの1次元配列(2要素)
データ種別外部からの入力
*  (アドレスXXXX01H,03H,05H,07Hのデータ)
    X:ジャンパの設定による
*本機においては XXXX=FC60   
データ構成rot_receive[0] 右車輪カウント値
rot_receive[1] 左車輪カウント値
備考 データの正負は、タイヤが前進するとき正,後退するとき負と定める.

データ名Data No.5ー2 エンコーダ測定データ
シンボル名rot_measure
受け渡し元(5ー1)エンコーダ測定データ作成モジュール
受け渡し先(4ー1)走行データ作成モジュール
(5ー3)現在位置姿勢演算モジュール
(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
データ型下記
データ種別
*引数単精度符号付き小数型の1次元配列(2要素)
*BB4バイト符号付き整数型の1次元配列(2要素)
データ構成rot_measure [0] 駆動用右車輪角速度 [rad/sec]
rot_measure [1] 駆動用左車輪角速度 [rad/sec]
task05 BB No.1 駆動用右車輪角速度 [degree/sec]
task05 BB No.2 駆動用左車輪角速度 [degree/sec]
備考 引き数(小数型)は現在位置姿勢演算モジュールへ渡され、BB(整数型)はその他のモジュールへ渡される。

データ名 Data No.5ー3 <エンコーダカウントリセットデータ>
シンボル名rot_reset
受け渡し元*(5ー1)エンコーダ測定データ作成モジュール
受け渡し先/ロータリーエンコーダユニット
データ型2ビットフィールド
データ種別* 外部への出力(アドレスXXXX09Hのデータ)
     X:ジャンパの設定による
*本機においては XXXX=FC60 
データ構成*右側カウント値読み込み直後 → 1ビット目=0 、 0ビット目=1
*左側カウント値読み込み直後 → 1ビット目=1 、 0ビット目=0
*(両側カウント値同時リセット → 1ビット目=1 、 0ビット目=1)
備考*両側カウント値同時リセットはこのモジュールでは使わない。

データ名Data No.5ー4 現在位置姿勢データ
シンボル名rot_position
受け渡し元(5ー3)現在位置姿勢演算モジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
(5ー3)現在位置姿勢演算モジュール
データ型
:データ種別
*単精度符号付き小数型のデータ6つから成る構造体   :スタティック
*4バイト符号付き整数型のデータ6つから成る構造体  :グローバル
データ構成各構造体のメンバを以下に示す
・(小数型)
x 現在位置x座標 [cm]
y現在位置y座標 [cm]
v現在速度    [cm/sec]
theta現在姿勢角   [rad]
thetav現在姿勢角速度 [rad/sec]
way現在走行距離  [cm]
・(整数型)
x_i現在位置x座標 [cm]
y_i現在位置y座標 [cm]
v_i現在速度    [cm/sec]
theta_i現在姿勢角   [rad]
thetav_i 現在姿勢角速度 [rad/sec]
way_i現在走行距離  [cm]
備考 位置の中心(座標系の原点)は、スタート時における自機左手前の競技場の端とする。
整数型データは小数型データの小数点以下を丸めたもである。小数型データはここのモジュールにて保持され、整数型データはその他のモジュールへ渡される。

6 マンマシンインターフェイス系

データ名Data No.6ー1 <押しボタンスイッチデータ>
シンボル名mmi_push
受け渡し元/MMI
受け渡し先(6ー2)スタートスイッチ待ちモジュール
データ型1ビットフィールド
データ種別*外部からの入力 (アドレスFDFC13Hのデータ)
データ構成8ビットデータの最上位1ビット
押しボタンスイッチがONの時1、OFFの時0となる。
備考 
データ名Data No.6ー2 <ディップスイッチデータ>
シンボル名mmi_dip
受け渡し元/MMI
受け渡し先(6ー3)モード判定モジュール
データ型4ビットフィールド
データ種別*外部からの入力 (アドレスFDFC13Hのデータ)
データ構成8ビットデータの下位4ビット
 4個のディップスイッチのON,OFFが、4ビットの1、0にそれぞれ対応する。
備考 

データ名Data No.6ー3 指定モードデータ
シンボル名mmi_mode
受け渡し元(6ー3)モード判定モジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
(9ー1)各センサデータ表示モジュール
データ型1バイト整数型
データ種別BB
データ構成task06 BB No.1
 上位4ビットをゼロ,下位4ビットをディップスイッチデータとする.
備考このデータの内容と各指定モードとの対応は後に述べる.

データ名Data No.6ー4 7segLED表示データ
シンボル名mmi_iivseg
受け渡し元(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
(9ー1)各センサデータ表示モジュール
受け渡し先(6ー4)表示データ作成モジュール
データ型2バイト無符号整数
データ種別グローバル
データ構成7segLEDに表示する4桁の10進数(0〜9999)がそのまま格納される.
備考* ローマ数字の"vii"を"iiv"に間違えました。

データ名Data No.6ー5 追跡データ
シンボル名mmi_chase
受け渡し元(0ー1)本戦用行動判断モジュール
受け渡し先(6ー4)表示データ作成モジュール
データ型1バイト無符号整数
データ種別グローバル
データ構成赤外線追跡中のとき非零,追跡中でなければ零
備考 

データ名Data No.6ー6 <表示データ>
シンボル名mmi_display
受け渡し元(6ー4)表示データ作成モジュール
受け渡し先/MMI
データ型1バイト無符号整数
データ種別*外部への出力 (アドレスFDFC11Hのデータ)
データ構成
・ビット0〜37segLEDデータ信号 (表示する数字(0〜9)を格納)
・ビット4,57segLED選択(7segLED下位から00,01,10,11)
・ビット6赤色ダイオード(点灯:1,消灯:0)
・ビット7緑色ダイオード(点灯:1,消灯:0)
備考 

7 行動判断系

データ名Data No.7ー1 ステータス群
シンボル名status
受け渡し元各モジュール
受け渡し先(0ー1)本戦用行動判断モジュール
(7ー1)ペナルティ戦用行動制御モジュール
(8ー1)規定走行試験用行動制御モジュール
(9ー1)各センサデータ表示モジュール
データ型  ーーー
データ種別各モジュールで得られたセンサ系データの総称
データ構成以下のデータから成る.
・Data No.1ー2赤外線センサONデータBB
・Data No.2ー4超音波距離データBB
・Data No.2ー6相手サーチデータBB
・Data No.3ー2タッチセンサONデータBB
・Data No.5ー2エンコーダ測定データBB
*・Data No.5ー4現在位置姿勢データグローバル
備考 

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