ロータリーエンコーダ基本設計書 ブロック図  1.ロータリーエンコーダの概要         回転軸の回転に伴い、互いに90°位相の異なる2相の近似正弦波を出力しているもの    で、2相の位相関係から回転方向が判別できる。また、上記2相の信号をカウントして    回転数を求めることができる。  2.ロータリーエンコーダの構造     光電式はスリット円板を挟んで、発光ダイオードと受光素子が相対して     置いてあり、、スリットが回転することにより、光が通過したり、しなかったりする。この光を    受光素子で検出することで、回転したかどうかが分かる。  3.波形整形回路     ロータリーエンコーダからの出力信号は、近似正弦波である。これを方形波に変える回    路である。  4.方向検出回路     ロータリーエンコーダからの出力信号は、互いに90°位相の異なる2相の信号であ     る。正転の場合には、A相がB相に対して90°位相が進み、逆転の場合には90°位    相が遅れる。  5. カウンタ回路       インクリメンタル型のロータリーエンコーダではそのままでは値が分からないので、パルスを    カウントする必要がある。そのためにカウンタ回路を使用する。I/Oポートは8bitある     が、1bitは回転方向のデータが入るので残り7bitを使用する。なお、カウンタは、リ     セット信号により、リセットされる。  6.ラッチ回路    I/Oポートで値を引き渡す場合、一定時間の間、値を変化させないようにする必要がある。    しかし、カウンタを止めてしまうと、その間のパルスをカウントできなくなる。よってカウン     タを止めずに値を保持するラッチを使用する。