ロータリーエンコーダー基本設計書
ブロック図
- ロータリーエンコーダの概要
回転軸の回転に伴い、互いに90°位相の異なる2相の近似正弦波を出力しているもので、2相の位相関係から回転方向が判別できる。また、上記2相の信号をカウントして回転数を求めることができる。
- ロータリーエンコーダの構造
光電式はスリット円板を挟んで、発光ダイオードと受光素子が相対して置いてあり、、スリットが回転することにより、光が通過したり、しなかったりする。この光を受光素子で検出することで、回転したかどうかが分かる。
- 波形整形回路
ロータリーエンコーダからの出力信号は、近似正弦波である。これを方形波に変える回路である。
- 方向検出回路
ロータリーエンコーダからの出力信号は、互いに90°位相の異なる2相の信号である。正転の場合には、A相がB相に対して90°位相が進み、逆転の場合には90°位相が遅れる。
- カウンタ回路
インクリメンタル型のロータリーエンコーダではそのままでは値が分からないので、パルスをカウントする必要がある。そのためにカウンタ回路を使用する。I/Oポートは8bitあるが、1bitは回転方向のデータが入るので残り7bitを使用する。なお、カウンタは、リセット信号により、リセットされる。
- ラッチ回路
I/Oポートで値を引き渡す場合、一定時間の間、値を変化させないようにする必要がある。 しかし、カウンタを止めてしまうと、その間のパルスをカウントできなくなる。よってカウンタを止めずに値を保持するラッチを使用する。
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