- 足首傾斜用動力伝達経路では、前面に設置されたモーターから足の内側を経由して、ウォームギアを伝って
カムを動かして足首を傾斜させます。足首を傾斜させる際には、すべての体重が足首間接にかかるので、大きなトルク
が必要になります。ここで足首の縦方向の間接と足首を傾斜させる動力の軸を同一にさせると、大きな負荷が
かかり過ぎて、軸が歪んだり、折れたりします。そこで、このロボットの様に足首の縦間接を足首の内側寄りにし、
動力が伝わる中央の軸と分けることで、体重移動がより安全に行えるようになりました。
- 股関節動作用動力伝達経路は、両足を同時に動かすパワーが必要なためモーターひとつの力では速度が落ちすぎて
しまいます。そこで同じRCXのポートにコードを二つ接続してモーターを並列接続とし、そのモーターを交互に向かい合わせ
ギアをリンクさせます。そうする事で、トルクが稼げて股関節の稼動速度が上がります。
- 股関節開度検査用のギアでは、カムを回転させそのカムがタッチセンサを押す仕組みになっています。
ロボットを走行させる際には、股関節を最大開度の時に前に来た足のカムがタッチセンサを押すようにカムの位置を調整してください。
- ひざ間接常時垂直用の機構は、動力はありません。これは股関節が動作したとき、このギアはひざ間接とリンクしており、
ひざ、いわゆるスネを垂直に保つようにします。一番上のギアは固定しており、大腿部が動く事で他の緑のギアが
回転し、ひざを動かします。
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ひざ間接の図 |