リモート計算機の利用

ここでは、TCP/IP で接続されたネットワーク上のコンピュータの 遠隔利用について説明します。
  1. telnet と rlogin

    ネットワーク上のコンピュータに login するには、telnet と rlogin の2つのコマンドが用意されています。

    いずれも、コマンドの後に、login したいマシンの、ホスト名または IP アドレスをタイプします。

       > telnet  host 名 [ または、IP アドレス]
       > rlogin  host 名 [ または、IP アドレス] 
    login するためには、接続先のホストに、自分のアカウントが必要です。

    telnet では、user 名とパスワードを聞かれますが、rlogin では、user 名は、ローカルホストのユーザと同じだと仮定され、いきなりパスワード を聞いてきます。

    また、rlogin の場合は、接続先のホストのアカウントで、~/.rhosts に 接続元のマシン名を登録しておけば、パスワード認証なして、login でき ます。(これは、セキュリティホールになりやすいので、無闇に設定しない こと)

    * その計算機を誰が利用しているかは、who コマンドで確認できます。

    $ luna, moon, sun のいずれかに、telnet と rlogin で login してみて 下さい。

  2. X window の利用

    UNIX の標準ウィンドシステムである、X window の特徴は、すぐれたネット ワーク透過性にあります。

    「ネットワーク透過性」とは、リモートホストの X window の全てのアプリ ケーションが、ローカルホストの X window 上に表示できることを指します。 (あまり実用的ではないが逆も可)

    このとき、X window アプリケーションを表示させてあげるホストを、X サーバ、表示されせてもらうホストまたはそのアプリケーションを、X クライアントといいます。 したがって通常は、ローカルホストが X サーバ、リモートホストまたは そのアプリケーションが、X クライアントということになります。

    X サーバに X クライアントを表示させるためには、次の2つの手続きが 必要です。


Last update: August 18,1997 by ushimaru@ece.numazu-ct.ac.jp