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2014.6.30 冶金の街・ビルバオで
更新者:伊藤敦

こんにちは。

大庭研究室10期OB(2009年度本科卒業)の伊藤敦です。

さて、もう先月の話になってしまいますが、国際会議へ参加するため5月末に1週間ほど、スペインのビルバオへ行っていました。今回参加したのは71st World Foundry Congress (WFC2014)という国際会議でその名の通り、世界中の鋳造産業に関わる技術者や研究者が集い研究発表や技術紹介を行う場です。鋳造は素形材産業を支えるものの一つですので材料や化学を扱う方も多くいらっしゃいましたが、3Dプリンタを使った砂鋳型の造型技術や鋳型内の溶融金属の流れのシミュレーションなど、プロセス技術に関わる方が残り半分、といった具合です。私も鋳造のための自動プロセスやロボティクスに関わるセッションで発表を行いました。発表の後には、発表を行った証として座長の方から証書をいただいてきました。

発表時の様子 発表後にいただいた証書

今回渡航したビルバオは鉄鋼業・冶金技術で栄えた街で、WFC2014の開催地として選ばれたのもこのことが理由です。それだけでなく、観光スポットも多く、市街地にはビルバオ美術館とグッゲンハイム美術館という2つの有名な美術館があります。グッゲンハイム美術館には懇親会への参加という形で足を運びました。

ビルバオの市街地から港の方へ出れば、世界文化遺産として登録されているビスカヤ橋にも行くことができます。ビスカヤ橋は「橋」とはいうものの、橋の上を渡るのではなく、橋の下に吊り下げられているゴンドラが人や車などを乗せ、両岸を行き来するようにできています。ちなみに橋の上に登ってわたることも可能で、学会の合間に行ったときには地上50mの高さにある橋の上を歩いて渡りました。

また、会期中は昼食や地元の魚介料理や生ハム、ワイン、そしてピンチョス(パンに様々なものを乗せたおつまみのようなバスク料理)も楽しむことができました。発表や懇親会の場では鋳造技術について学ぶ面白さもありましたが、学会の開催地を見て・楽しむ、という意味でもとても充実した1週間になりました。

今後また成果を携えて国際会議に参加できる機会ができるよう精進していきます。

では、また!

グッゲンハイム美術館 ビスカヤ橋
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