平成19年7月20日

各位

                                    (社)日本機械学会A-TS10-07 モード解析研究会
                                    主査 吉村卓也(首都大)
                                    幹事 鞍谷文保(和歌山大),岩原光男(法政大)
                                        松村雄一(滋賀県立大),細矢直基(芝工大)

第30回モード解析研究会プログラム

日 時:平成19年7月30日(月),13:30~17:30(懇親会終了19:15).

場 所:芝浦工業大学豊洲キャンパス,教室棟5階,506教室.

受 付:506教室 13:00~受付開始.

お願い:お車での来校はできませんのでご了承ください.


1.13:30〜13:45 

 1)開催の挨拶,吉村(首都大)

 2)芝浦工業大学 豊洲キャンパスの紹介 細矢(芝浦工大)

2.話題提供

−その1 司会=細矢(芝浦工大)

1)13:45〜14:35

・田中英一郎先生,芝浦工業大学 システム工学部 機械制御システム学科

「歯車装置の振動騒音解析及び異常診断」

−概要−

 実用の多段歯車装置について,駆動系の振動挙動から放射音解析を一貫して行い,それを歯車箱の低騒音化設計に用いた例を報告する.また,従来の振動騒音データからの歯車歯面損傷診断よりも早く,高精度に診断可能な,レーザー光を用いた診断手法についても紹介する.

2)14:35〜15:25

・野口直昭氏,(株)日立製作所 機械研究所

「実稼動解析を用いたエレベータの制振技術」

−概要−

 エレベーターの乗り心地を向上させるアクティブ制振技術について紹介する.乗りかごには,レールの曲がりに起因する横振動が発生する.本研究では,乗りかごの振動をローラ部分に設けたアクチュエータで打ち消すアクティブローラガイド装置を開発し,制御設計用の低次元モデル化手法を確立した.本手法は,実稼動モード解析により走行中の振動モードを特定するとともに,モデルの動的パラメータを自動推定するものである.これらの技術により,乗りかごの横振動を殆ど人が感じないレベルまで低減することを可能にした.

15:25〜15:45

==休憩 20分==

3階ラウンジへ移動(交流棟)

−その2 司会=吉村(首都大)

3)15:45〜16:25

・岡村 宏先生,芝浦工業大学 システム工学部 機械制御システム学科

「クラシックギターの動特性について」

−概要−

 ギターの音色を決める要素としてのギター構造の動特性について予測技術が適用できるかを検討した.木材は,木目のため材料特性に異方性があり,また数種類の異なる材質を用いる.これらの特性の同定より,固有値解析を行っている.特に表面板裏側の力木の配置により,動特性が変化することがわかっており,予測的にそのレイアウトの適正化を検討するツールの実現をめざしている.

4)16:25〜17:15

・戸松太郎氏,(株)エステック

「実験モード解析を用いたエンジンマウント剛性値測定方法」

−概要−

 エンジンマウントの剛性値を得る方法として,実験モード解析を利用してエンジン搭載状態でのマウント剛性値を求める方法について御説明致します.実機適用例として本手法の小型船外機への適用結果を示します.

3.17:15〜17:30 

 今後の活動予定 司会=吉村(首都大)

 1)論文講読会の開催について 細矢(芝浦工大)

 2)その他 

4.懇親会 17:45〜19:15

  参加費 ¥2,000(講師ご招待)

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