第22回モード解析研究会


日時:2003年4月25日(金),13:30-17:10.

場所:東京都立大学 国際交流会館 大会議室

キャンパスマップについては下記urlをご参照ください.

http://www.eng.metro-u.ac.jp/mech/index.html


内容:

13:30-13:40

1. 開会の挨拶   吉村 卓也(主査)



13:40-14:25

2. Frequency Domain Decomposition 法,及びMulti-DOF Random Decrement 法による構造物の動特性の評価

田村 幸雄(東京工芸大)

 構造物の振動記録から,固有振動数,振動モード,減衰定数などの動特性を精度良く評価する手法を紹介する.特に,常時微動から減衰定数を評価する際は,S/N比の問題,近接する固有モードの問題などがあり,通常のパワースペクトル密度や自己相関関数による方法では,精度の良い評価ができない.ここでは,多自由度応答のパワースペクトル密度マトリクスの特異値分解を利用したFrequency Domain Decomposition 法,および 従来のRandom Decrement法を改善した Multi-DOF Random Decrement 法について解説し,その有効性を紹介する.



14:25-15:10

3. 分布定数系構造物のクラスター制御について

田中 信雄(都立科技大)

 無数の振動モードを有する分布定数系構造物を対象として,まず,共通した属性を有する有限個の振動モード群に弁別するクラスターフィルタリング法について説明し た後,その相反性を有するクラスター・アクチュエーション法について言及し,最後に,それらで構成されるクラスター制御法について述べる.



15:10-15:40

-休憩-



15:40-16:25

4. PCクラスタによる大規模並列CAEシステム

秋葉 博(アライドエンジニアリング)

 PCクラスタ・並列処理によるCAEシステムが実用化の段階に入っている.本講演では,新開発の,並列処理に適した並列構造解析ソルバのアルゴリズムについて述べ,いくつかの計算例を紹介する.



16:25-17:10

5. 脱水モードにおける全自動洗濯機動特性解析

長尾 豊(エステック)

 全自動洗濯機の設計検討には、洗濯物の偏りにより比較的大きな振動が発生する脱水モード時の応答予測解析は重要      となる。ジャイロ効果やリキッドバランサ力等の回転による影響を考慮した有限要素モデルを用い、アンバランスに起因する遠心力を入力とし、非回転構造部に着目した周波数応答解析、次いで、回転構造部を対象とし、遠心力付加による定常応答解析の2段階の解析を実施した。本手法は脱水モード時の実機挙動を良く再現することを確認し、設計仕様の予測検討につなげた。



 〜 終了後,懇親会(参加費\1,000,終了後〜19:00) 〜

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