沼津高専 電子制御工学科
MIRSSTND 標準動作プログラム概要
MIRSSTND-MAMU-0001
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2004.5.25
牛丸・瀬川
牛丸
初版
はじめに
本ドキュメントは、MIRS標準機の標準動作プログラムの概要を示すものである。
要求仕様
競技場の半分のスペースにある2個のポストを3分以内にポスト番号順に獲得す る。
このソフトウェアは、MIRS標準機上で動作するものとする。
動作概要(モードの定義)
スタート位置から中心位置に移動する。
その場回転を行い、超音波センサで、ポスト位置を全て記憶する。(ポスト探索モード)
然るべきアルゴリズムにそって周回するポストを選択する。(ポスト選択モード)
距離、方向を補正しならがら、ポストに接近する。(ポスト接近モード)
赤外線をみながら、ポストを周回する。その途中、獲得すべきポストであれば獲得する。(ポスト周回・獲得モード)
中心位置へ戻る。(中心復帰モード)
獲得したポストが全ポスト数と等しければ、プログラムを終了する。
その場回転を行いポスト位置を確認する。(ポスト探索モード)
2,8で計測したポスト位置から初期の中心位置とのずれを計算し、初期の位置に移動する。(中心位置補正モード)
3に戻る。
動作の特徴
直進、回転、公転は全て 最適レギュレータによる LQR 制御を行い、高精度の走行制御を行う。
ポストを一周して戻ってきたら、最初に記憶したポスト 位置を基準に、中心位置(自己位置)を補正する。
センサ入力のデータの読み取りは、独立のスレッドで行うことを基本 とする。
動作のフローチャート
メインルーチン
ポスト接近ルーチン
ポスト獲得ルーチン
ポスト探索(位置確認)ルーチン
中心位置補正ルーチン
プログラムの限定事項動作
スタート位置と中心位置の移動途中には、ポストは存在しないと仮定している。
2つのポストは、中心から見て重なった位置に置かれていないと仮定している。
2つのポストは、中心から見て 1m 以内に置かれていると仮定している。
中心位置補正プログラムは、ポストが2個であることを前提にしている。(それ以外は、10個までのポストに対応している。)
所定の行動以外の動作は想定していない。(危機回避の動作は全く組み込んでいない。)
プログラムパッケージ
MIRS標準機の標準ソフトウェアのパッケージ化されている。
パッケージ名: mirs_std
バージョン: 1.0
ソースプログラム:
mirs_std_v1.0.tar.gz