沼津高専 電子制御工学科
MIRSNCAM-画像処理評価試験報告書-
MIRSNCAM-SOFT-0010
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2006.02.13 柴田龍治 柴田龍治 初版

--目次--
  1. 目的
  2. 評価試験手順
  3. 評価試験限定事項
  4. 評価試験結果
  5. 考察

1. 目的

本報告書は、本機MIRSにおける画像処理評価試験について報告するものである。

2. 評価試験手順

3.評価試験限定事項

MIRS競技中における最も画像処理が困難な条件を想定して、下図のようにポストの赤外線スイッチ部分をMIRS側に向けて評価試験を行う。

4.評価試験結果

評価試験の結果を下に示す。

5. 考察

  • 3の評価試験結果より、50〜150cmの間では安定して正しい結果が得られることがわかる。競技場の中心からポスト探索を行うことを考えれば、ほとんど全てのポストがMIRSを中心とした半径150cmの円内にあることになる。従って本画像処理プログラムはMIRS競技において有効であると評価できる。
  • この評価試験では、場所を工作室とし明るさを変えて2回試験を行っている。3の評価試験結果より、どちらの明るさの場合でも、50〜150cmの間では安定して正しい結果が得られている。従って本画像処理プログラムはそれほど大きくない明るさの変化ならば、処理結果に影響を受けないと評価できる。さらに、場所を工作室、体育館と変えてもほぼ同様の結果が得られていることから、場所の変化による背景のノイズの影響を受けないと評価できる。これは、画像処理概要の要求仕様2を満たす。


  • <正しい結果を得られなかった例の原因と対策>

  • 距離が30cmの場合では、ポスト認識が全くできない。
  • 距離が150cm以上の場合では、安定した正しい結果が得られない。
  • 体育館での場合、4・5番のポストが上手く検出できていない。


  • 関連ドキュメント
    ドキュメント番号 ドキュメント名称
    MIRSNCAM-SOFT-0007 MIRSNCAM -画像処理概要-
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