沼津高専 電子制御工学科
3連LEDモジュール FPGA変更仕様書
MIRSNCAM-ELEC-0003
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2006.02.10 市川 市川 初版


目次
  1. はじめに
  2. 必要なもの
  3. 変更箇所
  4. 適用済みファイル


  5. はじめに

    本仕様書は、3連LEDモジュールを動作させるために必要なFPGAの変更点について述べたものである。


    必要なもの

    現在自分たちが使用しているFPGA VHDLソース、または新たに作る場合は
    MIRSSTND-DDSN-0003よりFPGA VHDLソースをダウンロードする。


    変更箇所
    1. add_dec.vhd

    2. まずはadd_dec.vhdファイルを
      これ[add_dec.vhd]を参考に変更する。
      変更点は、case文分岐後の動作に、新たに"LED_SIGNAL"が追加されたことで、これは普段は0であり、アドレスが0000000101100000(すなわち0x0160)の時にだけ1になるというものである。つまりは160番地を指定されたときにLED_SIGNALを1にし、この後作るLED_mのトリガーにするということである。

      その後、CreateDefaultSymbolを実行して変更をシンボルに適用しておく。必要に応じて端子の位置も調整しておく。

    3. LED_m.gdf

    4. 下図のようなLED_m.gdfを作成し、CreateDefaultSymbolを実行しておく。必要なら端子の位置を調整する。
      また、このファイルを作る際に一から作るのではなくほかのモジュールを複製して利用した。そのため使用していない端子があるが、気になる場合は自分で変更しても良い。(もちろん、変更してもしなくても機能になんら問題は無い)


      Fig.1

    5. ISAIO.gdf

    6. 上記のシンボルを使ってISAIO.gdfを修正する。
      下図を参考にしてadd_decを置き換え、端子[LED_SIGNAL]から線を引き出し"LED_SIGNAL"と名前を振り、新しく作ったLED_mを追加して線を引き出して名前を振る。
      そしてLED_moduleのアウトプットと繋げたピンにtable.1のようにピン番号を割り当てる。


      Fig.2 (クリックで拡大)

      table.1
      ピン名前I/Oピン番号
      LED0Output166
      LED1Output167
      LED2Output168


      後はコンパイルを行い、エラーが発生しなければ完成である。


    適用済みファイル

    以下は変更点を適用済みのisaio.ttfファイルである。
    FPGAにこの3連LEDモジュール以外に変更点を加えない場合はこのファイルをそのまま使っても問題ない。
    手を加える、既に加えてある場合は上記の手順を適用すること。

      
    変更適用済み ISAIO.ttf[ファイル名:ISAIO_led.ttf]


関連ドキュメント
ドキュメント番号 ドキュメント名称
MIRSNCAM-ELEC-0001 詳細設計書(E)
MIRSNCAM-ELEC-0002 3連LEDモジュール製造仕様書
MIRSNCAM-ELEC-0004 3連LEDモジュール試験仕様書