沼津高専 電子制御工学科
MIRSMG3D 超音波センサボードPICプログラム取り扱い説明書
MIRSMG3D-USSB-0008
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2009.06.29
天羽
川上
初版
目次
1.MPLABの導入
2.PICへの書き込み
3.識別番号について
1.MPLABの導入
アセンブリ言語をアセンブルするために、MPLABを導入する必要がある。ここではMPLABの導入手順について説明する。
1-1.MPLABのダウンロード
MPLABはMICROCHIP社のホームページからダウンロードすることができる。
http://www.microchip.co.jp/download.html
の「MPLAB Integrated Development Environment」に入り、下のほうにある「MPLAB IDE v8.33 Full Release Zipped Installation」からMPLAB v8.33のzipファイルを手に入れることができる。
1-2.MPLABのインストール
ダウンロードしてきたzipファイルを解凍すると、中から「Install_MPLAB_8_33.exe」というファイルが出てくるので、これを実行しインストールを開始する。
「Install_MPLAB_8_33.exe」を実行すると、次のような画面が表示されるので「Next」を押す。
「Next」を押すと次のような画面が表示され、契約に同意するかしないかを聞かれる。
「I accept the terms of the license agreement」にチェックをし、「Next」を押す。
「Complete」にチェックをし、「Next」を押す。
インストール場所を聞かれるが、特に問題がなければそのままにしておき「Next」を押す。
MAESTROの契約に同意するか聞かれるが、とりあえず「I accept the terms of the license agreement」にチェックを入れ、「Next」を押す。
最後の確認を行い「Next」を押す。
インストールが始まるので気長に待つ。
インストール中に次のような画面が出たら「いいえ」を押す。
再起動できる状況なら「Yes」にチェックを入れ「Finish」を押す。
1-3.MPLABの設定
アセンブリを行うにはMPLABを適切に設定しなければならない。ここではその設定方法について説明する。
まずはじめにMPLABを起動してみる。デスクトップ上にMPLABのアイコンができていると思うので、実行する。起動したらメニューバーの「Project」から「Project Wizard...」を実行する。
次のような画面が出たら「次へ」を押す。
Deviceは「PIC16F630」を選び、「次へ」を押す。
「Browse...」を押し、プロジェクトを保存する場所を選び「次へ」を押す。
アセンブルしたいアセンブリファイルを選択したら「Add」を押し、右側の窓にファイルが入っているのを確認して「次へ」を押す。
設定を確認し、良ければ「完了」を押す。
メニューバーの「Project」から「Build All」を実行する。次のような窓が表示されたら「Absolute」を押す。
Output Windowに「BUILD SUCCEEDED」と表示されればアセンブル成功となる。アセンブルにより作成されたHEXファイルは、アセンブリファイルと同じ場所に出力される。
2.PICへの書き込み
MPLABの導入で作成したHEXファイルをPICに書き込む方法を説明する。
PICへの書き込みはADWIN社の「PIC PROGRAMMER A」を用いる。付属のCD-ROMにマニュアルが入っているので、それに従い設定を行う。作成したHEXファイルを読み込み「Program」を押して書き込みを開始する。このとき次のような窓が表示されたら、「No」を押す。
下のような窓が表示されたら、PICが正しくセットされていない可能性がある。「No」を押し、PICが正しくセットされているかを確認する。
PICが正しくセットされていたら、下のような窓が出るので「Yes」を押す。
「Programming complete」と出たら書き込み成功である。
3.識別番号について
識別番号の変更の仕方について説明する。識別番号を変更するには、直接アセンブリファイルを書き換える必要がある。uss.asm で書き換える部分は下図における「変数の初期化」部分のB番「01H」である。1番にしたかったらここの部分を「01H」に、2番にしたかったら「02H」にすればよい。ただし、「0F0H」はテスト用の識別番号であるため使用できない。
同一MIRS上で、同じ識別番号の超音波センサボードが2つ以上存在してしまうと、正常に動かなくなる。そのため、MIRS上の全ての超音波センサボードが異なる識別番号を持つ必要がある。この条件を満たしていれば、1つのMIRSに254個の超音波センサボードが載せることができる。
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