沼津高専 電子制御工学科
電源ボード改造仕様書
MIRSMG3D-MG3S-0022
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2015/6/11
牛丸
初版
1. はじめに
本ドキュメントは MIRS標準電源ボードの改造について説明する。
2. 改造を要する理由
MIRSSTND デュアルレギュレータ電源ボード製造仕様書
に基づいて製作した MIRSの標準の電源ボードの制御系の出力電圧は 5.1V 程度であるが、 この電源ボードで制御系を起動した場合、BIOS起動後に左上にプロンプトが出た状態から 先に進まないことがしばしば起こる。 このことを回避するために、制御系の出力電圧を 5.5V程度に上げるように、電源ボードを改造する。
3. 改造の方法
MIRSSTND デュアルレギュレータ電源ボード製造仕様書
の セラミック抵抗 R3 を 5.6KΩ から 6.2KΩに変更する。
もともとも 5.6KΩ抵抗をはずす際には、ハンダ吸取り線またはハンダ吸取器を使うこと。
抵抗はラボの電子部品棚にあるが、箱の表示と異なるものが入っていることがあるので、カラーコードで抵抗値を確認すること。 (6.2KΩは青赤赤)
変更後は導通チェックを行うこと。
4. 動作確認
電源ボード制御系出力が、無負荷時5.3~5.7V(負荷時=CPUボードにつなげた状態で5.2~5.6V)の範囲にあることを確認する。 (使用するテスターによって電源値が若干異なるするので注意すること。)