CPU2
1、1 特徴
1、2 レジスタ
1、3 スーパバイザステートとユーザステート
1、4 68000が扱えるデータ型
1、5 例外処理
1、6 バスインターフェイス機能
1、7 68000MPUの端子機能

1、1 特徴

モトローラのMPU68000は、特別な入力命令を持たず、I/Oをメモリー空間に配置するメモリーマップト方式を採用している。つねに16Mバイトのメモリー空間を一様にアクセスすることが出来る。68000では常にCLK入力の10クロック分のE信号を定期的に出力している。通常68000のデータ入出力は、E信号と関係なく非同期に行われている。68000は16ビットCPUでありながら内部レジスタは、すべて32ビットになっている。また、レジスタは用途に関してあまり制限の少ない凡庸レジスタ方式を採用しているので、レジスタ間のデータ転送などの回数を減らすことが出来る。

1、2 レジスタ

68000のレジスタは、データレジスタDn(n:0to7)、アドレスレジスタAn(n:0to7)、ステータスレジスタSR、プログラムカウンタPCがある。データレジスタ、アドレスレジスタのうち、用途が決まっているのは、スーパバイザ用スタックポインタ(SSP)とユーザ用スタックポインタ(UST)の2本だけであとは、凡用レジスタとして使うことが出来る。SSP、UST共にA7割り当てられていてどちらを使うかはSRの内容(Sビット)によって決まる。

1、3 スーパバイザステートとユーザステート

68000は、システムプログラムが資源管理などの操作をすることが出来るように、実行時の状態をスーパバイザステートとユーザステートに分けて、幾つかの命令はスーパバイザステートしか実行できないようにしている。これらの命令は特権命令と呼ばれSRの変更や割り込み処理に関する命令群がこれに属する。

1、4 68000が扱えるデータ型

68000は1、4、8、16、32ビット長のデータを取り扱うことが出来る。これらの内容としてはビットデータ、2進化10進数、バイトデータ、ワードデータ、ロングバイトデータを持つことが出来る。データレジスタは4種類のデータを保持することが出来るが、アドレスレジスタは16ビット、32ビットを単位として扱う。

1、5 例外処理

例外処理とは、MRUが異常と判断することにより、MPUが発生するものがあるが、リセットや割り込み、さらにトラップ命令に対しての処理も例外処理として分類されている。どの場合にも例外処理は定められたベクターをフェッチし、ベクタに書かれたアドレスから命令を実行することにより開始します。

1、6 バスインターフェイス機能

68000のバスインターフェイスの大きな特徴は非同期式インターフェイスである。この非同期式インターフェイスは、バスクロックを持たない。その代わりバスサイクルの終了はI/O側からの応答信号(DTACKバー、Date Transfer Acknowledge)によって行われる。この方式は多少の回路の増大があるものの、システム融通性が増すので16ビットシステムとしては適切なものである。68000は更に同期型インターフェイスモードに切り替えて、従来よりも開発されている。8ビット周辺LSIにも接続できる。8ビット周辺LSIは16ビットシステムにおいても重要なI/O機器を接続可能にする。

1、7 MPU68000の端子機能