沼津高専 電子制御工学科 | |||||||
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改訂記録 | |||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | 提出先 | ||
A01 | 2000.1.31 | 中西 | 小杉 | 初版 |
fig.1 I/Osubボードの概略図
赤外線センサ回路構成図をfig.2に示す。
fig.2に示すように、この回路は@周辺回路からの同期をとる「信号同期部」と、A68230に割
り込み要求をする「割り込み信号発生部」からなる。
この回路は、赤外線周辺回路から送られてくるHigh levelまたはLow levelの信号を処理し、
信号に変化がおきたときに割り込み要求信号をMPUに送る。という機能をもつ。
各受光素子の状態は、レジスタを読むことによって得ている。
この回路で使用している受光素子はIS1U60である。
超音波センサ回路構成図をfig.3に示す。
超音波センサ回路はfig.3に示すように、@発振回路、Aワンショット回路、Bタイマ制御部、C比較回路、
D基準電圧発生部、Eマルチプレクサから成る.。(図中の番号と対応している.。)@〜Eの説明は後に示す。
超音波センサ回路の機能は、トリガが送られて来ると周波数40[kHz]の矩形波を0.4[ms]の間、送信
回路に出力するという機能と、受信信号を受け取ると割り込み要求信号をMPUに送るという機能をもつ。
距離の計測はタイマのカウンタ値を読む事で行う。このタイマは、トリガを受け取ってから受信を感知するま
での間回し続けるのでカウンタ値と音速より障害物迄の距離を知ることができる。
距離の計測に用いるカウンタはPITに内蔵されているタイマを利用している。
タイマのクロック周波数は8×106/32[Hz]であるので、障害物までの距離Lは
L=Count×(8×106/32)−1×v×(1/2)
* L:距離 v:音速 Count:カウント値
で与えられる。最後の1/2は、超音波が障害物までの距離を往復するので、そのことを考慮して付け加えられ
ている。
しかしながら、音速vは一定値ではなく、周囲の温度で変化するため、この方法では、ある程度の誤差
は覚悟しなければならない。
fig.3 超音波センサ回路構成図
fig.4 発振回路構成図
fig.5 ワンショット回路構成図
fig.6にPWM回路構成図を示す。
右速度・方向データは68230のpartAから、左速度・方向データはportBから送られてくる。カウンタのCLKは、
68230のToutから得ている。PWM信号発生回路は、カウンタより得られた8ビットのカウント値と7ビ
ットの速度データとの比較によりPWM信号を形成している。
fig.6 PWM回路構成図
PWM信号波形形成原理をfig.7に示す。Duty比は0%から50%で、これを128段階に分けている。
速度データをnとするとPWM信号のパルス幅TとDuty比Dは次式で計算できる。
T[μs]=(n+1)×5[μs]
D[%]=(n+1)/256×100 0≦n≦127
fig.7 PWM信号波形形成原理