沼津高専 電子制御工学科
MIRS9903サブシステム試験仕様書
MIRS9903-SOFT-0004
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2000/10/25
岡本
小杉
初版
A02
2000/11/24
岡本・松浦
小杉
図の挿入・テスト項目の改定
目的
MIRS9903のサブシステムの試験を行う。
テスト手順
テスト用プログラムのZIPfile(
subsys.zip
)を解凍する。
テスト用プログラム(subsys.x)をMIRSに転送する
テスト内容にそって各部のテストを行う。
テスト内容
超音波センサテスト
手順
ロータリスイッチを0にセットする。このとき、赤緑LEDは消灯。
測定結果3桁(単位cm)が7SegLEDの下3桁に表示され、センサ番号が最上位桁に表示される。
特別な測定値として、999:Timeout,888:Hardware errorがある。
押しボタンを押して0〜3番の超音波センサを順に切り替えてテストを続ける。
センサ番号は、左0、右1、前2、後3 である。
評価項目
各センサについて888が表示されていないかを確かめる。
測定可能範囲内で、測定値が表示されているかを確かめる。
赤外線センサテスト
手順
ロータリスイッチを1にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点灯。
赤外線発光器を用いて、すべてのセンサに対して赤外線の照射を順にする。
可能であれば、複数同時に照射する。
センサから得られたデータは、7SegLEDに表示される。
評価項目
何も感知していないときは表示が0になっているかを確認する。
番号に対応した値が表示されているかを確認する。
ロータリーエンコーダテスト
手順
ロータリスイッチを2にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点灯。
現在の座標と姿勢角が7SegLEDに表示される。
押しボタンを押すごとに、X座標、Y座標、姿勢角と表示が変わる。(注、符号は表意されない)(単位は 座標:cm 姿勢角:度)
タイヤを左右逆に回し、姿勢角の変化を見る。
X軸方向を向かせ、タイヤを左右同方向に回して座標の変化を見る。
Y軸方向を向かせ、タイヤを左右同方向に回して座標の変化を見る。
姿勢角は、Y軸方向が180度である。反時計回りが正。
評価項目
姿勢角が、正しく変化するか(回転方向と姿勢角の対応)を確かめる。(0から360までの間で変化)
X軸を向いた状態で、X座標が的確に変化するかを確認。
Y軸を向いた状態で、Y座標が的確に変化するかを確認。
タッチセンサテスト
手順
ロータリスイッチを3にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点滅。
各センサを押す。ひとつずつテストし、その後複数同時でのテスト。
7SegLEDにセンサのデータが表示される。
評価項目
何も感知していないときは0が表示されているかの確認。
各センサに対応した値が表示されるかの確認。
PWMテスト
手順
ロータリスイッチを4〜9にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点滅。
ロータリスイッチは、4:右正転、5:左正転、6:左右正転、7:右逆転、8:左逆転、9:左右逆転 の駆動を行うモードである。
駆動系の電源を入れる。
押しボタンを押すごとに、Duty比が変化し、その値は7SegLEDに表示される。
左、右、左右同時について、正転・逆転ともに動作の確認を行う。
評価項目
右タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。
左タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。
左右同時の場合は、左右が同じDuty比となっているかを確認。
ソフトとの結合テスト
手順
ロータリスイッチを10にセットする。このとき、赤緑LEDは交互点滅。
駆動系の電源を入れる。
押しボタンを押すとスタート。
60cmの四角形を描く。
タッチセンサが感知すると停止。
7SegLEDに現在の座標が表示される。
押しボタンを押すごとに、X軸とY軸と姿勢角の表示が切り替わる。
評価項目
標準MIRSと同じように動くかを確認する。
タッチセンサの感知で停止するかを確認。
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