沼津高専 電子制御工学科
標準MIRS規定走行試験報告書
MIRS9902-SOFT-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.10.11 河野 高橋 初版

  1. 目的
    このドキュメントは9/22に行われた規定走行試験の結果について示すことを目的とする。
  2.  

  3. 試験結果
    表1.試験結果
    試験クリアまでに
    要した時間
    47秒50
    点数
    2<試験4回目にしてクリア>
    次回への課題
    1. 2個目のポストが正面にない場合、そのまま直進してしまう。
    2.     
    3. ポスト回転の軌道がうまく理想通りにいかない場合がある。
    4. ケーブルの接触が悪い。
    5. ポストへのぶつかり方が激しい。
    6. 左の超音波センサの値が予想以外の値(999など)であるとゴール位置に移動できない。

    試験内容は関連文書の標準MIRS走行試験規定に示されている。
  4. 各段階での問題点とその解決方法

    試験走行1回目
     

    試験走行2回目
     

    試験走行3回目
     

  5. プログラムの設計方針

  6. プログラムの説明

    1. task説明
      • 行動計画タスク
        task14:task07,task09,task10,task13の状態の管理、起動をする.

      • 高レベルタスク
        task13:規定走行試験用の動きをする.動作はゴール位置への移動.

        task10:回避タスク.今回はポストの回避に用いている.

        task09:ポスト回転タスク:もともとは獲得タスクだが獲得の機能を省いたタスク.

        task07:ルートトレースタスク:今回のルートはMIRSの向いている方向の直進方向とし、それをトレースするように移動.

        ※その他のタスク(task06,task08,task11,task12)はダミータスク(内容なし)として使用.

      • 低レベルタスク
           task05:自己位置検出タスク.ロータリエンコーダの値より自己位置を検出.スタート位置を原点とする.

        task04:PWMタスク.前進,後進,ポスト回転をあらかじめ決められた速度で行う.(MIRSの移動に使用)

        task03:タッチセンサタスク.定期的にタッチセンサが押されているかの情報を取得.(ポスト発見に使用)

        task02:赤外線センサタスク.定期的に赤外線センサが反応しているかの情報を取得.(今回は使用していない)

        task01:超音波センサタスク.定期的に超音波を発信し、その方向に何かあるかを調べる.(ポスト中心を求める、ゴール位置を求めるために使用)

        task00:MMIタスク.定期的に指定されたBBの値を表示(プログラム作成時使用).

    2. 状態遷移図

      図1.規定走行試験プログラムの状態遷移図

      @ポストにぶつかったら
      A一回転したら
      B一回転したポストにぶつかったら
      Cポストを回避し終えたら
      Dゴール側の壁にぶつかったのなら

         

    3. タスク相関図

      図2.規定走行試験プログラムのタスク相関図

      説明:タスクの呼び出し状況の図である.ただ、低レベルタスクのtask04以外はタイマ処理をしながら、独立して動いている.このプログラムではタスクは互いに独立して動くよう設計してある.この作りにしたのは処理の無駄をなくし,タスクを独立させるためである.このため高レベルタスクから呼び出されるtaskはtask04だけである.また高レベルタスクも互いに独立し、行動をつなげる役目をしているのはtask14である.

  7. 使用プログラム
    規定走行試験使用プログラム(kitei.zip)
関連文書

標準MIRS99走行試験規定( MIRS99SF-CURR-0008)