沼津高専 電子制御工学科
赤外線センサ周辺回路試験報告書
MIRS9902-ELEC-1016
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.12.9 渡邊 高橋 初版

目的

本ドキュメントは赤外線センサ周辺回路の試験手順,試験結果について示すものである。

試験手順

    赤外線センサ周辺回路の実装図を下に示す。


    fig1.赤外線センサ周辺回路実装図

    1 部品配置のチェック

      用意するもの
       基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器

     ・実装図を見て、部品の配置をチェックする。ICの向きに注意。
     ・配置が間違っていたら直す。

    2 導通,非導通チェック

      用意するもの
       基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器

      回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。また、つながっていないことを調べる非導通チェックも行う。
    回路が動作しないのは、ほとんどが、ここのミスなので、よく調べること。
    ICのVccとGNDに注意。

     ・導通すべきところが導通してなかったらつなげる
     ・導通すべきでないところが導通していたらはなす

    3 動作試験

      用意するもの
       基板、直流電源、オシロスコープ

    • 赤外線センサのCN1と周辺回路のCN2、CN3を接続し周辺回路CN1の2ピンに+5V、4ピンにGNDをつなぐ。
    • 周辺回路のCN1の1、3ピンにオシロスコープ、をつなぐ。(先に赤外線センサのCN1の1ピンのつないでみてみるのもよい。)
    • 勝敗判定装置についている赤外線LEDを赤外線センサにちかづける。
      このとき30cm以下で出力がlowlevel
      30〜73cmで出力が不安定
      73cm以上で出力がhighlevelであればよい。(標準の試験とは、highlevel,lowlevelが逆である。)

試験結果

  1. 部品配置のチェック
    • <結果>問題なし

  2. 導通,非導通チェック
    • <結果>問題なし

  3. 動作試験
    • <結果>30cm以下で出力がlowlevel,30〜73cmで出力が不安定,73cm以上で出力がhighlevelであり、問題なし。

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