沼津高専 電子制御工学科
ロータリーエンコーダボード試験報告書
MIRS9902-ELEC-1011
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.12.8 渡辺 高橋 初版

1 部品配置のチェック

用意するもの
基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
  1. 実装図を見て、部品の配置をチェックする。ICの向きに注意。
・配置が間違っていたら直す

2 導通チェック

用意するもの
基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
  1. 回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。また、つながっていないことを調べる非導通チェックも行う。回路が動作しないのは、ほとんどが、ここのミスなので、よく調べること。ICのVccとGNDに注意。
・導通すべきところが導通してなかったらつなげる
・導通すべきでないところが導通していたらはなす

3 TMPによる動作試験

用意するもの
テストする基板、TMPを焼いたROM、PC−98、MYTALK、VMEラック、MPUボード、RS232Cケーブル、電源(±12V、+5V)
  1. TMPのセッティングをする。

  2. TMPを起動したら、Rotary Encorder/Touch Sensor Board を選ぶ。

  3. 回転数測定試験
  4. カウンタリセット試験
  5. 赤外線データ読み込み試験
  6. タッチセンサ割り込み試験

4.試験結果

  1. 部品配置のチェック
    <結果>問題なし。
  2. 導通チェック
    <結果>導通、非導通共に問題なし。
  3. TMP試験
    <結果>赤外線データ読み込み試験で、はじめからすべてのデータが、"ON"であった。
    <原因>赤外線周辺回路の回路が間違っていた。MIRS9902では赤外線センサ部とタッチセンサ部を入れ替えており、 タッチセンサではLowレベル信号で"ON"であるが、赤外線センサではHighレベル信号で"ON"であったため 信号が逆転して入ってきていた。赤外線周辺回路を修正したところ、正常に動作した。


番号 品名 ドキュメント番号/商品名 E/C 数量 単位 備考
100 ロータリエンコーダボード改造仕様書 (MIRS9902-ELEC-1010) E 1