沼津高専 電子制御工学科
MIRS9803エレクトロニクス詳細設計書
MIRS9803-ELEC-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 1999.5.25 馬場 佐野 初版

目次

  1. はじめに
  2. 概要
  3. 構成
    1. 概略ブロック図
    2. 電源系統図
  4. 機能性能
    1. 標準MIRS基板
    2. Power Distributor
  5. インターフェース
    1. VMEバス
    2. CPUボード−MMIボード
    3. IOボード−IPボード(IP Digital48ボード,Rotary encoderボード)
    4. MMIボード - VMEラック
    5. MMIボード - MPUボード
    6. IOボード - ロータリーエンコダボード
    7. ロータリーエンコダボード - タッチセンサLogical Circuit、ロータリエンコーダ
    8. IOボード−IOSubボード
    9. IOSubボード - VMEラック
    10. IOSubボード - 赤外線周辺回路
    11. IOSubボード−超音波センサ送受信回路
    12. IOSubボード−Power Distributor
    13. Power Distributor−VMEラック
    14. Power Distributor−MMIボード
    15. Power Distributor−電池
    16. Power Distributor−Motor
  6. 各部の詳細
    1. 標準MIRS基板
    2. ロータリーエンコーダボード
      1. 外形
      2. 詳細ブロック図
      3. タイミングチャート
      4. 主用部品
      5. 製造仕様書ツリー
    3. タッチセンサ Logic Circuit
      1. 外形
      2. 詳細ブロック図
      3. タイミングチャート
      4. 主用部品
      5. 製造仕様書ツリー
    4. Power Distributor
  7. 消費電力
  8. 参考資料

1.はじめに

本ドキュメントは、MIRS9803エレクトロニクス部の各回路基板の製造仕様書の作成に必要な事項を述べる。

2.概要

MIRS9803のエレクトロニクス部は、下記の点を除きすべて標準MIRSの回路基板を用いて構成される。標準MIRSでは勝敗判定装置を有していたがこれを廃し、標準MIRSのPower Distributorに停止スイッチを追加する。

3.構成

  1. 概略ブロック図
    図1に概略ブロック図を示す。
    図1.概略ブロック図 (Word Meta File

  2. 電源系統図
    図2に電源系統図を示す。
    図2.電源系統図 (Word Meta File

4.機能性能

  1. 標準MIRS基板
    標準MIRS基板の仕様についてはMIRSデータベース(DBMD)を参照のこと。
  2. ロータリエンコーダボード

    1.  ロータリーエンコーダボードの機能説明
     ロータリーエンコーダボードは、ロータリーエンコーダ信号処理回路とタッチセンサ信号処理回路を1つにまとめ、Industry Packの形にしたもので、以下に示す機能を持つ。
    • ロータリーエンコーダの信号処理であるカウント機能
    • カウンタのリセット機能
    • タッチセンサによるスイッチ割り込み機能
    • 割り込みサイクルに必要になる割り込みVector発生機能
    • ソフトウェアによる割り込みマスク機能
    • 初期化機能

    2.  回路構成

      @ロータリーエンコーダ信号処理回路
        ロータリーエンコーダ信号処理回路は、ロータリーエンコーダの2相の信号からロータリーエンコーダの回転数と回転方向を測定し、CPUの命令にしたがってデータの出力をおこなう。
         回路はロータリーエンコーダ接続回路とカウンタ回路、カウンタリセット回路から成る。
         ロータリーエンコーダ接続回路はロータリーエンコーダの出力波形が論理回路の"H"、"L"レベルを満足するような振幅を設定するためのものである。
         カウンタ回路は、ロータリーエンコーダの信号をカウントし、2相の信号の位相差から回転方向を判断する。これには、マウス制御用カウンタIC(μPD4701)を使用した。このICは、カウンタと方向判別回路の両方の回路を備えていて、ロータリーエンコーダが2つつけられる。またマウスのボタン入力ピンをタッチセンサに応用できるためとても都合がよい。
         カウンタリセット回路は、カウンタのリセット信号を発生させる回路である。μPD4701Aの2つのカウンタは独立にリセット機能を持つため、回路も2つのカウンタを別々にリセットできるようにした。

      Aタッチセンサ信号処理回路  
        タッチセンサ信号処理回路は、タッチセンサの信号からスイッチ割り込みの割り込み要求をおこなう。回路は、タッチセンサのチャタリング防止回路と割り込み信号発生回路、タッチセンサステータス出力回路、割り込みVECTOR発生回路から成る。
         タッチセンサの信号処理にも、μPD4701Aを利用する。タッチセンサはRSフリップフロップを用いてチャタリングを除去し、その信号をμPD4701Aに取り込む。そして、μPD4701Aの持つスイッチフラグ信号を利用して割り込み信号発信回路で割り込みを発生させる。タッチセンサの状態は、μPD4701Aのカウント値とまとめて出力されるため、別にタッチセンサステータス出力回路を設計する必要はない。
         割り込みVECTOR発生回路は、割り込みサイクル時にVIPC310-IP間のデータバス(Internal Data Bus)に8ビットの割り込みVECTORを載せる回路である。IPからのデータバスには通常μPD4701Aの出力データが載せられているため、バス上にμPD4701Aの出力データと割り込みVECTORが同時に載るようなことのないよう、3ステートのバッファを用いて割り込みVECTORの出力を制御する。割り込みVECTORの設定は、8ビットディップスイッチによっておこなう。IPをVIPC310に搭載したまま割り込みVECTORの設定を行えるよう、ディップスイッチは横向きのものを使用した。

      Bインタフェイス仕様と制御回路  
        制御回路は、CPUからの命令の解読とVIPC310とのI/Oのタイミングの制御の役目を持つ。
         ここで、VIPC310とIPとのインターフェイス仕様のうちで特にロータリーエンコーダボードの設計に重要なものを示す。
         IPが可能なデータ入出力のサイクルには、表1に示した8種類がある。それぞれのサイクルは4つのセレクト信号(IOSel*,MemSel*,IntSel*,IDSel*)とR/W*、DMAck*により決定される。
         すべてのサイクルで4つのセレクトサイクルのうちの1つだけactiveになる。1つのサイクルは、セレクト信号がactiveになってからIPがAck*を返すまでである。
         図1に、最短の場合のInput、Outputサイクルのタイミングチャートを示す。
         また、図2にタイミングの規定を示す。なお、図2中のIP CarrierはVIPC310である。
         制御回路は以下のような仕様を満たすように設計しなければならない。
         制御回路では、セレクト信号、アドレス、データなどをデコードしてCPUからの命令を解読し、CLKと同期をとり、ロータリーエンコーダ信号処理回路やタッチセンサ信号処理回路に必要な信号を送ったり、命令に応じたデータをCPU側に返したりする。IPの大きさを考慮して、回路をPLDで作成する。

         次にこれらの回路の詳細を述べる。

        カウンタ部
         カウンタ部では、ロータリー縁コーダの信号処理を行う。縁コーダ用カウンタICμPD4701A(以後カウンタICと呼ぶ:NEC)を用いて、ロータリーエンコーダの回転数をカウントする。この時、ロータリーエンコーダの信号がカウンタICのスレッショルドレベルを満たすように抵抗値(R1からR6)を設定する。この値は使用するロータリーエンコーダによって変わる。

        スイッチ部
         カウンタ部に用いたカウンタICで、タッチセンサの信号処理も行う。タッチセンサには、チャッタレススイッチを用いる。チャタリング除去回路にはRSフリップフロップを用い、74LS279で作成する。カウンタICによりタッチセンサの状態を読み取り、スイッチフラグ(以後SF*)を発生させる。なお、このSF*を制御回路に取り込んで割り込み信号を発生させる。

        制御回路
         制御回路部では、I/Oボードとのインターフェイスを行う。その役目は、CPUからの命令解読とタイミングの制御、割り込み信号の発生、バスリセット時にはカウンタをリセットし、タッチセンサの割り込みを禁止する。回路の小型化のために、PLD(16V8)2個を用いて作成する。

        割り込みVECTOR発生回路
         割り込み時のVECTORはロータリーエンコーダのカウント値を出力するのと同じデータバスに載せるので、カウント値と割り込みVECTORの出力の切り替えに3ステートバッファを用いる。回路はを74LS244を用いて作成する。割り込みVECTORの設定用に8ビットのディップスイッチを用いる。スイッチはロータリーエンコーダボードをI/Oボードに搭載したままでも操作できるように横向きのディップスイッチA6DR-8を用いる。

    今回MIRS9803はこの標準のボードのチャッタレスの部分を取り除いた。


    4. ディップスイッチ


  • タッチセンサ Logic Circuit ボード
    MIRS9803では、タッチセンサを8個搭載している。その8ビット(256通り)の中から有益な3ビット(8通り)の情報を絞り出す回路である。


  • Power Distributor
    MIRS9801 エレクトロニクス詳細設計書を参照。

    5.インターフェース

    1. VMEラック−CPU、IOボード、MMIボード、IOSubボード
      CPU、IOボード、MMIボード、IOSubボード5スロットのハーフハイトVMEラックに搭載される。ただし、MMIボード、IOSubボードはVMEバスからは電源の供給をうけるのみである。各ボードは下記のようにVMEラックへ搭載する。
      VMEラック
      スロット番号
      搭載基板
      1
      CPUボード
      2
      MMIボード
      3
      IOボード
      4
      IOsubボード
      5
      空き
      注)割り込みディジーチェーン用ジャンパをスロット2に挿入する。
      VMEバスの仕様は下記書籍を参照のこと。

      VME bus Archtecture Manual Revision C.3 (発行:VME MEMBER,発売:日本メディアプラン株式会社)

    2. CPUボード−MMIボード
      MMIボードはCPUとのインターフェースケーブルが直付けになっているので接続ケーブルは作成する必要はない。信号、ピン配置などはマンマシンインタフェースボード仕様(現在作成中)を参照のこと。

    3. IOボード−IPボード(IP Digital48ボード,Rotary encoderボード)
      IP Digital48ボードとRotary encoderボードはIP(IndustryPack)と呼ばれるIOボードのdaughter board(亀の子基板)である。
      搭載位置AにRotary encoderボードをBにIPDigital48を搭載すること。
      基板間のインターフェースは、IndustryPack Logic Interface Specification(現在作成中)を参照のこと。

    4. MMIボード - VMEラック
      コネクタ番号:MMI_CN1
      コネクタ形状:32ピンヘッダ型 DIN41612PCN10(AMP)
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
       abc abc
      No.方向内容内容内容No.方向内容内容内容
      1 未使用未使用未使用17-GND未使用未使用
      2 未使用未使用未使用18 未使用未使用未使用
      3 未使用未使用未使用19-GND未使用未使用
      4 未使用未使用未使用20 未使用未使用未使用
      5 未使用未使用未使用21 未使用未使用未使用
      6 未使用未使用未使用22 未使用未使用未使用
      7 未使用未使用未使用23 未使用未使用未使用
      8 未使用未使用未使用24 未使用未使用未使用
      9-GND未使用GND25 未使用未使用未使用
      10 未使用未使用未使用26 未使用未使用未使用
      11-GND未使用未使用27 未使用未使用未使用
      12 未使用未使用未使用28 未使用未使用未使用
      13 未使用未使用未使用29 未使用未使用未使用
      14 未使用未使用未使用30 未使用未使用未使用
      15-GND未使用未使用31 未使用未使用未使用
      16 未使用未使用未使用32INVccVccVcc

    5. MMIボード - MPUボード
      コネクタ番号:MMI_CN2
      コネクタ形状:40ピンヘッダ型 PS-40BD2-1(AMP)
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
      No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
      1  未使用21  未使用
      2H1OUT 22PB0OUT4ビットディップロータリースイッチ(0)
      3Tin 未使用23  未使用
      4H2IN 24PB1OUT4ビットディップロータリースイッチ(1)
      5ToutIN 25  未使用
      6PA0IN7Seg.-LEDdata(0)26PB2OUT4ビットディップロータリースイッチ(2)
      7  未使用27  未使用
      8PA1IN7Seg.-LEDdata(1)28PB3OUT4ビットディップロータリースイッチ(3)
      9  未使用29  未使用
      10PA2IN7Seg.-LEDdata(2)30PB4INテスト信号入力
      11  未使用31  未使用
      12PA3IN7Seg.-LEDdata(3)32PB5OUTテスト信号出力
      13  未使用33  未使用
      14PA4IN7Seg.-LED選択(下位)34PB6OUT勝敗判定装置ON/OFF信号
      15  未使用35   未使用
      16PA5IN7Seg.-LED選択(上位)36PB7 未使用
      17  未使用37  未使用
      18PA6INRed-LED38H3 未使用
      19  未使用39  未使用
      20PA7INGreen-LED40H4OUT 

    6. IOボード - ロータリーエンコダボード
      コネクタ番号:J3
      コネクタ形状:50ピンヘッダ型 PS-10F-D4D1-PKL1(AMP)
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
      No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
      1GND-GND26GND-GND
      2CLKIN(8MHz)27VccIN+5V
      3BRESET*INCPUリセット信号28PWR*-未使用
      4D00OUTデータ0ビット29IDA*-未使用
      5D01OUTデータ1ビット30H1-未使用
      6D02OUTデータ2ビット31MEMSELA*-未使用
      7D03OUTデータ3ビット32H2-未使用
      8D04OUTデータ4ビット33INTSELA*INInterrupt Cycle信号
      9D05OUTデータ5ビット34H3-未使用
      10D06OUTデータ6ビット35IOSELA*INI/O Cycle信号
      11D07OUTデータ7ビット36H4-未使用
      12D08-未使用37ADDR1INAddress1ビット
      13D09-未使用38H5-未使用
      14D10-未使用39ADDR2INAddress2ビット
      15D11-未使用40H6-未使用
      16D12-未使用41ADDR3INAddress3ビット
      17D13-未使用42IRQA0*OUTInterrupt信号(割込みレベル4)
      18D14-未使用43ADDR4-未使用
      19D15-未使用44IRQA1*-未使用
      20BS0*INバイトリセット(下位)45ADDR5-未使用
      21BS1*INバイトリセット(上位)46H7-未使用
      22V-IN 47ADDR6-未使用
      23V+IN 48ACKA*OUTAcknowledge
      24VccIN+5V49+5PSTBT-未使用
      25GND-GND50GND-GND

    7. ロータリーエンコダボード - タッチセンサLogical Circuit、ロータリエンコーダ(IOボードを通過)
      • ロータリーエンコダボードコネクタ
        コネクタ番号:IO_CN1
        コネクタ形状:50ピンヘッダ型 PS-10F-D4D1-PKL1(AMP)
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
        1GND-GND26GND-GND
        2GND-GND27RRaIN右ロータリーエンコーダa相信号
        3GND-GND28GND-GND
        4GND-GND29RRbIN右ロータリーエンコーダb相信号
        5GND-GND30GND-GND
        6GND-GND31VccOUTVcc
        7GND-GND32GND-GND
        8GND-GND33RLaIN左ロータリーエンコーダa相信号
        9GND-GND34GND-GND
        10GND-GND35RLbIN左ロータリーエンコーダb相信号
        11GND-GND36GND-GND
        12GND-GND37VccOUTVcc
        13GND-GND38GND-GND
        14GND-GND39T1INタッチセンサ信号1
        15GND-GND40GND-GND
        16GND-GND41T2INタッチセンサ信号2
        17GND-GND42VccOUTVcc
        18GND-GND43T3INタッチセンサ信号3
        19GND-GND44VccOUTVcc
        20GND-GND45GND-GND
        21GND-GND46GND-GND
        22GND-GND47GND-GND
        23GND-GND48GND-GND
        24GND-GND49GND-GND
        25GND-GND50GND-GND

      • タッチセンサLogical Circuitコネクタ
        コネクタ番号:TSD_CN2
        コネクタ形状:5ピンヘッダ型
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容
        1T1INタッチセンサ信号1
        2GVD-GND
        3T2INタッチセンサ信号2
        4VccOUTVcc
        5T3INタッチセンサ信号3

      • ロータリーエンコダコネクタ
        コネクタ番号:RE_CN1
        コネクタ形状:5ピンヘッダ型 5102-05 
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.信号名方向内容
        1RaINロータリーエンコダa相信号
        3GND-GND
        3RbINロータリーエンコダb相信号
        4GND-GND
        5VccOUTVcc

      • ケーブル
        50芯フラットケーブルの片側は50ピンヘッダコネクタ(メス)に圧着、もう片側は5本づつ裂き、それぞれにMolex5102用コンタクトを圧着し下表のような接続になるよう5102-03用ハウジングに挿入する。
        IO_CN1
        pin no.
        ピン名称右ロータリーエンコーダ-CN1
        pin no.
        ピン名称
        27RRa1Ra
        28GND2GND
        29RRb3Rb
        30GND4GND
        31Vcc5Vcc
        左ロータリーエンコーダ-CN1
        pin no.
        ピン名称
        33RLa1Ra
        34GND2GND
        35RLb3Rb
        36GND4GND
        37Vcc5Vcc
        タッチセンサLogical Circuit-TSL_CN2
        pin no.
        ピン名称
        39T11T1
        40GND2GND
        41T23T2
        42Vcc4Vcc
        43T35T3

      • タッチセンサLogical Circuitコネクタ (-タッチセンサ)
        コネクタ番号:TSL_CN1
        コネクタ形状:32ピンヘッダ型
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
        1Trs*IN右側タッチセンサON信号17TMLs*IN中央左タッチセンサON信号
        2GND-GND18GND-GND
        3Trs*IN右側タッチセンサOFF信号19TMLs*IN中央左タッチセンサON信号
        4GND-GND20GND-GND
        5TRRs*IN右端タッチセンサON信号21TLs*IN左タッチセンサON信号
        6GND-GND22GND-GND
        7TRRr*IN右端タッチセンサOFF信号23TLr*IN左タッチセンサOFF信号
        8GND-GND24GND-GND
        9TRs*IN右タッチセンサON信号25TLLs*IN左端タッチセンサON信号
        10GND-GND26GND-GND
        11TRr*IN右タッチセンサOFF信号27TLLr*IN左端タッチセンサOFF信号
        12GND-GND28GND-GND
        13TMRs*IN中央右タッチセンサON信号29Tls*IN左側タッチセンサON信号
        14GND-GND30GND-GND
        15Tlr*-左側タッチセンサOFF信号31GND-GND
        16GND-GND32GND-GND

      • タッチセンサコネクタ
        コネクタ番号:TS1〜6_CN1
        コネクタ形状:3ピンヘッダ型 5102-03
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.信号名方向内容
        TsOUTタッチセンサON信号
        GND--GND
        TrOUTタッチセンサOFF信号

      • ケーブル
        50芯フラットケーブルの片側は50ピンヘッダコネクタ(メス)に圧着、もう片側は3本づつ裂き、それぞれにMolex5102用コンタクトを圧着し下表のような接続になるよう5102-03用ハウジングに挿入する。
        TSL_CN1
        pin no.
        ピン名称右側タッチセンサ-CN1
        pin no.
        ピン名称
        1Trs*1Ts
        2GND2GND
        3Trr*3Tr
        右端タッチセンサ-CN1
        5TRRs*1Ts
        6GND2GND
        7TRRr*3Tr
        右タッチセンサ-CN1
        9TRs*1Ts
        10GND2GND
        11TRr*3Tr
        中央右タッチセンサ-CN1
        13TMRs*1Ts
        14GND2GND
        15TMRr*3Tr
        中央左タッチセンサ-CN1
        17TMLs*1Ts
        18GND2GND
        19TMLr*3Tr
        左タッチセンサ-CN1
        21TLs*1Ts
        22GND2GND
        23TLr*3Tr
        左端タッチセンサ-CN1
        25TLLs*1Ts
        26GND2GND
        27TLLr*3Tr
        左側タッチセンサ-CN1
        29Tls*1Ts
        30GND2GND
        31Tlr*3Tr


    8. IOボード−IOSubボード
      コネクタ番号:IOS_CN2
      コネクタ形状:50ピンヘッダ型 PS-50BD2-1(航空電子)
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
      No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
      1PA0IN右PWM方向データ26PA0OUT超音波センサ選択信号
      2PA1IN右速度データ0ビット27PA1OUT超音波センサ選択信号
      3PA2IN右速度データ1ビット28PA2INアンダーフロー信号
      4PA3IN右速度データ2ビット29PA3 未使用
      5PA4IN右速度データ3ビット30PA4INセンサ選択信号
      6PA5IN右速度データ4ビット31PA5INセンサ選択信号
      7PA6IN右速度データ5ビット32PA6 未使用
      8PA7IN右速度データ6ビット33PA7 未使用
      9PB0IN左PWM方向データ34PB0OUT赤外線信号
      10PB1IN左速度データ0ビット35PB1OUT赤外線信号
      11PB2IN左速度データ1ビット36PB2OUT赤外線信号
      12PB3IN左速度データ2ビット37PB3OUT赤外線信号
      13PB4IN左速度データ3ビット38PB4OUT赤外線信号
      14PB5IN左速度データ4ビット39PB5OUT赤外線信号
      15PB6IN左速度データ5ビット40PB6OUT赤外線信号
      16PB7IN左速度データ6ビット41PB7OUT赤外線信号
      17PC0OUT右PWM方向データ42GND-GND
      18PC4 未使用43H1OUT超音波割込要求信号
      19PC1OUT左PWM方向データ44GND-GND
      20PC5 未使用45H2IN超音波送信トリガ
      21PC2/Tin 未使用46PC2/TinIN超音波カウンタスタート
      22PC5 未使用47H3OUT割込み要求信号
      23PC3/ToutINカウンタのCLK48PC3/ToutOUTアンダーフロー信号
      24PC7 未使用49H4IN割込み許可信号
      25GND-GND50GND-GND

    9. IOSubボード - VMEラック
      コネクタ番号:IOS-CN1
      コネクタ形状:32ピンヘッダ型 174112-1br> コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
       abc abc
      No.方向内容内容内容No.方向内容内容内容
      1 未使用未使用未使用17-GND未使用未使用
      2 未使用未使用未使用18 未使用未使用未使用
      3 未使用未使用未使用19-GND未使用未使用
      4 未使用未使用未使用20 未使用未使用未使用
      5 未使用未使用未使用21 未使用未使用未使用
      6 未使用未使用未使用22 未使用未使用未使用
      7 未使用未使用未使用23 未使用未使用未使用
      8 未使用未使用未使用24 未使用未使用未使用
      9-GND未使用GND25 未使用未使用未使用
      10 未使用未使用未使用26 未使用未使用未使用
      11-GND未使用未使用27 未使用未使用未使用
      12 未使用未使用未使用28 未使用未使用未使用
      13 未使用未使用未使用29 未使用未使用未使用
      14 未使用未使用未使用30 未使用未使用未使用
      15-GND未使用未使用31 未使用未使用未使用
      16 未使用未使用未使用32INVccVccVcc

    10. IOSubボード−超音波センサ送受信回路
      • IOSubボードコネクタ
        コネクタ番号:IOS-CN3
        コネクタ形状:16ピンヘッダ型
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
        1VccOUTVcc9VccOUTVcc
        2S0OUT送信信号10S0OUT送信信号
        3S1IN受信信号11S1IN受信信号
        4GND-GND12GND-GND
        5VccOUTVcc13VccOUTVcc
        6S0OUT送信信号14S0OUT送信信号
        7S1IN受信信号15S1IN受信信号
        8GND-GND16GND-GND

      • 超音波センサ送受信基板コネクタ
        コネクタ番号:USS1〜4-CN1
        コネクタ形状:5045-04A(MOLEX)
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容
        1VccINVcc
        2S0IN送信信号
        3S1OUT受信信号
        4GND-GND

      • ケーブル
        16芯フラットケーブルの片側は16ピンヘッダコネクタ(メス)に圧着、もう片側は4本づつ裂き、それぞれにMolex5045用コンタクトを圧着し下表のような接続になるよう5045-04用ハウジングに挿入する。
        IOSub-CN3
        pin no.
        ピン名称超音波センサ1-CN1
        pin no.
        ピン名称
        1Vcc1Vcc
        2S02S0
        3S13S1
        4GND4GND
        超音波センサ2-CN1
        pin no.
        5Vcc1Vcc
        6S02S0
        7S13S1
        8GND4GND
        超音波センサ3-CN1
        9Vcc1Vcc
        10S02S0
        11S13S1
        12GND4GND
        超音波センサ4-CN1
        13Vcc1Vcc
        14S02S0
        15S13S1
        16GND4GND

    11. IOSubボード - 赤外線周辺回路
      • IOSubボードコネクタ コネクタ番号:IOS_CN4
        コネクタ形状:16ピンヘッダ型 PS-16PE-D4LT1-PN1(航空電子)
        コネクタピン番号呼称:

        コネクタピン信号名機能:
        No.ピン名称方向内容No.ピン名称方向内容
        1I1IN赤外線信号9I5IN赤外線信号
        2VccOUTVcc10VccOUTVcc
        3I2IN赤外線信号11I6IN赤外線信号
        4GND-GND12GND-GND
        5I3IN赤外線信号13GND-GND
        6VccOUTVcc14GNDOUTVcc
        7I4IN赤外線信号15GND-GND
        8GND-GND16GND-GND

    12. 赤外線周辺回路基板コネクタ
      コネクタ番号:AC1〜3_CN1
      コネクタ形状:4ピンヘッダ型 5045-04A(MOLEX)
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
      No.ピン名称方向内容備考
      1SiOUT赤外線受光信号変調後
      2VccIN  
      3Si+1OUT赤外線受光信号変調後
      4GND-  

    13. 赤外線受光素子コネクタ
      コネクタ番号:INF1〜6_CN1 
      コネクタ形状:3ピンヘッダ型 5045-03A(MOLEX))
      コネクタピン番号呼称:

      コネクタピン信号名機能:
      No.ピン名称方向内容備考
      1VoOUT赤外線受光信号変調前
      2GND-  
      3VccIN  

    14. ケーブル
      16芯フラットケーブルの片側は16ピンヘッダコネクタ(メス)に圧着、もう片側は4本づつ裂き、それぞれにMolex5045用コンタクトを圧着し下表のような接続になるよう5045-04用ハウジングに挿入する。
      IOSub-CN4
      pin no.
      ピン名称赤外線周辺回路1-CN1
      pin no.
      ピン名称
      1l11Vcc
      2Vcc2S0
      3l23S1
      4GND4GND
      赤外線周辺回路2-CN1
      pin no.
      5l31Vcc
      6Vcc2S0
      7l43S1
      8GND4GND
      赤外線周辺回路3-CN1
      9l51Vcc
      10Vcc2S0
      11l63S1
      12GND4GND
      13GND
      14GND
      15GND
      16GND

    15. IOSubボード−Power Distributor
      コネクタ番号:IOS_CN5
      コネクタ形状:5ピンヘッダ型 5046-05A(MOLEX)
      コネクタピン番号呼称:


    16. Power Distributor−VMEラック

    17. Power Distributor−MMIボード

    18. Power Distributor−電池

    19. Power Distributor−Motor

      Power Distributor(12〜16)は MIRS9801 エレクトロニクス詳細設計書を参照。

    6.各部の詳細

    1. 標準MIRS基板
      MIRSデータベースDBMDを参照。
    2. ロータリーエンコーダボード

      (1)外形

      8KB


      図3.ロータリーエンコーダボード外形図 (Word Meta File

      (2)詳細ブロック図

      8KB


      図4.ロータリーエンコーダボード詳細ブロック図 (Word Meta File

      (3) タイミングチャート

      8KB


      図5.ロータリーエンコーダボードタイミングチャート図 (Word Meta File

      (4)製造仕様書ツリー
    ロータリーエンコーダボード基板製造仕様書ツリー