沼津高専 電子制御工学科
MIRS9802 Power Distributor基板取扱説明書
MIRS9802-ELEC-0004
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 1999.6.17 栗田 栗田 初版

目次

  1. はじめに
  2. 機能・性能
  3. インターフェース

1.はじめに

本ドキュメントは、Power Distributor基板の取扱い方法について説明する。

2.機能・性能

2.1 Power Distributor回路の機能概要

Power Diesributorは、主に、3つの機能を持つ。1つは、MPUセンサ基板のための +5Vの電圧を出力する電源回路で、これは、低損失リニアICによって実現する。 2つめはRS-232Cのための±12Vの電圧を出力する電源回路で、これはDC-DCコンバータ によって実現する。3つめは、スタートスイッチが押されてから、強制停止スイッチ が押されるまで電力をモーターへ供給するための回路である。

2.2 回路構成

図1に回路構成図を示す。図1より@からBのブロックの機能について説明する。
図1.Power Distributor回路構成図
SW1:メインスイッチ
SW2:スタートスイッチ
SW3:強制停止スイッチ
@定電圧電源回路
この部分は、MIRSのすべての回路に電力を供給するための回路である。 電源としては、ラジコン用7.2Vニッカド充電電池を用いる。 これはフル充電では8Vほどまであるが、そのうちに電圧は落ちてくる。 通常の定電圧レギュレータICを用いると、5Vを発生させるためには7V近く必要となり、 これでは電圧が落ちてきたときに安定した電力を供給することができなくなる。 そのためこの回路では、定損失のレギュレータ(最低入力電圧6.0V)を用いている。 また3Aという大きな電流が必要となり、ここではそれだけの電流を流しだすことが できるようにしている。
ADC-DCコンバータ
この部分は、RS-232Cを使用するための電源となる。必要な電源は、±12V,100mAである。
BON-OFF制御部
この部分は、スタートスイッチが押されたら、モータに電力を供給し、 強制停止スイッチが押されたら、それをOFFするための回路である。 またMPUボードにそのON、OFFの信号を送信する機能も 兼ねている。 ここは、リレーによる1ビットのデータ保持機能を 持つ回路となっている。

3.インターフェース

Power Distributorのインターフェイスをここに示す。

CN1,CN3(電池へ)
No.ピン名称方向内容
1VinIN+7.2V電源
2GND-GND
CN2(Motor Power回路へ)
No.ピン名称方向内容
1VoutOUTモータ用+7.2V電源
2GND-GND
CN4(VMEラックへ)
No.ピン名称方向内容
1V+OUT+12V
2GND-GND
3VccOUT+5V
4V-OUT-12V
CN5(MMIボードへ)
No.ピン名称方向内容
1OPEN 未使用
2VsigOUT 強制停止スイッチON/OFF信号
3GND-

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