沼津高専 電子制御工学科
MIRS9801 Power Distributorボード修理報告書 4
MIRS9801-ELEC-9004-A01
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.2.18 島村 島村 初版

1. 目的

この報告書はMIRS9801のPower Distributorボードの修理結果を報告するものである。

2.修理理由

Power DistributorボードのPDボード-VMEラックケーブルに接続するコネクタの接触不良。 故障発生の報告日 1999.11.10 修理期間 1999.11.10

3.修理結果

    1.故障の原因の究明
      1.故障時の周辺状況調査
      • 部品故障時の部品の取り扱った人物や取扱い方法等を調べ、部品の故障原因となった周辺状況がないかを調べる
        結果→バッテリ交換を頻繁に行っていたために、最も負担のかかるこの部位が故障したと推測される

      2.テスターでの導通チェック
      • 故障部分周辺(基板上のコネクタ付近、及びPDボード-VMEラックケーブル)の導通チェックを行い、その他の要因による故障がないかを調べる
        結果→他の部位に故障は見られなかった

    2.修理
       以上より、故障個所はコネクタのはんだ付け部分だけと判定できたのでコネクタのはんだ付けをしなおす。
    3.試験
      1.コネクタ付近の導通チェック
      • テスターにより調べる
        結果→問題なし

      2.コネクタ付近の非導通チェック
      • テスターにより調べる
        結果→問題なし
      3.Power Distributorボード接続後の動作チェック
      • MIRS本体にPower Distributorボードを搭載後、VMEラックの各電圧を調べる
        結果→問題なし

    4.故障の再発防止
    • 現状で、この故障の再発を完全になくすことは不可能なため、以下の政策をとって再発を出来るだけ押さえる
      1. バッテリの接続時、接続を担当するものに、乱雑に取り扱わないよう注意を促す
      2. 定期的な保守点検作業の項目にこの部位を追加する
      結果→関係者に対して上記の政策を告知した

    以上でPower Distributorボードの修理報告を終了する。

関連文書
  • MIRS9801 Power Distributorボード製造仕様書(MIRS9801-ELEC-2000)