名称 システム提案書
番号 MIRS2304-DSGN-0001

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2023.07.14 中野光稀 初版
A02 2023.07.19 中野光稀
野村洸達
國嶋悠悟
青木 第2版
「1.背景・ニーズ」を変更
「2.プロジェクトテーマ・製品コンセプト」を変更
「3.特徴」を変更
「4.主な機能」を変更
「6.開発項目」を変更
「7.購入予定物品」を変更

目次



1.背景・ニーズ

本学校の教室では「ゴミがあふれて入らない」という状態がよく見受けられる。

なぜゴミが溜まってしまうのか。
その理由としては、「学生がゴミ出しを怠っている」、「分別をしない」ということが大きい。
D科の学生に「ゴミ出しをめんどくさいと思うか」についてアンケートを行った結果、
101人からの回答があり、そのうちの94%が「はい」と回答した。

大学や公共施設ではゴミの回収を外部委託しているところもあるが、
回収の負担になるという理由でゴミ箱を撤去する動きも広まっている。

PETBOTはエレベーターを用いたゴミの自動運搬機能を持つ。
これによって、学校などのゴミ箱がなくてはならない場所での、回収の負担を軽減する。

対象にするゴミとしては、以下の背景からペットボトルを考えた。

日本では、リサイクルされたペットボトルの約60%は火力発電の燃料として燃やされている。
この資源をより有効活用しようとする取り組みが、飲料業界を中心に出てきている。
キーワードは「ボトルtoボトルリサイクル」である。
これは、ペットボトルを原料として新たなペットボトルを作る方法のことをいう。

セブン&アイホールディングスは店頭にペットボトルの回収ボックスを設置。
サントリーは2021年に兵庫県と共同で、ペットボトルの回収事業を始めた。

これらの背景にあるのは、「ペットボトルの回収量不足」という課題である。
各飲料メーカーがリサイクル目標を掲げているが、
このすべてを達成するには「販売したペットボトルの8割をリサイクルする必要がある」という試算が出ている。
また、「ボトルtoボトルリサイクル」には、正しく分別された使用済みペットボトルが必要となる。

東京都は "ボトル・ラベル・キャップの投入口を分けたゴミ箱" を設置する実証実験を実施し、
オフィスや駅での分別率を約8割に上昇させた。
しかし、これは「ボトルtoボトルリサイクル」に直接回せるほどの品質ではない。

そこで、本プロジェクトではペットボトル分別率100%のゴミ箱を目指す。
良質な使用済みペットボトルの回収を実現し、「ボトルtoボトルリサイクル」の普及に貢献する。


2.プロジェクトテーマ・製品コンセプト



PETBOT

ペットボトル + ロボット

PETBOTはペットボトルに特化した、
ゴミ質判別&自動運搬ロボットである。
名前は「ペットボトル+ロボット」から来ている。

コンセプト『リサイクルライフを快適に』

ゴミがあふれるという学校のゴミ問題を解決し
リサイクルに貢献しながら、教室での活動をより快適にする。


図1.プロジェクトロゴ


3.特徴

PETBOTではセンサによる「ゴミの品質の向上機能」を導入し、
良質な使用済みペットボトルの回収を実現する。


さらに、エレベーターを用いた自動運搬を行い、
回収の負担を軽減させた新しいゴミ箱を提案する。


4.主な機能

4.1.自動運搬機能

簡易的な機能説明

投入量が規定値を超えたら廊下を走行し、エレベーターも用いて指定された集積所へ持っていく。

詳細説明

投入量の認識

廊下の走行

エレベーターの使用

ペットボトルの取り出し


4.2.ゴミの品質の向上機能

簡易的な機能説明

キャップとペットボトルを置かれたことを検知すると投入部の下の板が動き、投入口が開く。
キャップとペットボトルを置くと超音波センサによって認識され、投入口が開き、それぞれ別の場所に落ちる。

詳細説明

ゴミの投入部は2枚の板が重なってできている。
2枚の板を用いることでペットボトルとキャップ以外の物を捨てられなくなり、ゴミの混同を防ぐことができる。
それぞれの板について説明する。

表面の板について

内部の板について

認識について

対象とするペットボトルは600ml以下のものを想定している。


4.3.ロボットの状態表示機能

簡易的な機能説明

音声とディスプレイ、LEDで、ロボットの状態を知らせる。
ロボットの走行中に、周辺に対して注意喚起を行う。

詳細説明

音声案内

表示案内

点灯案内


5.外観イメージ

外観図を図2に示す。

図2.外観図



内面の図を図3に示す。

図3.内面の図



ペットボトルを投入した時のイメージを図4に示す。

図4.投入機構


6.開発項目

基本機能 詳細機能 優先度 メカ エレキ ソフト 補足
自動運搬機能(走行) 自律走行 A 超音波・モーター制御
歩行者認識 B センサ設置 認識プログラム
      (エレベーター) 乗降時の段差のための足回り A モーター・車輪強化
ボタン認識・押下機構 A アーム設置 センサ設置・配線 カメラor光度でのボタン認識・アーム制御
扉の開閉認識 A 超音波制御
中の人認識 B カメラor赤外線制御
      (取り出し機構) 取り出し口 C 取り出し機構
ゴミの品質向上機能 開閉機構 A 上部円盤+回転板 モーター制御・配線
キャップ認識 A センサ設置 超音波+モータ制御
ボトル認識 A センサ設置 圧力センサ制御
飲み残し・ラベル認識 A センサ設置 赤外線orカラーセンサ制御
ロボットの状態表示機能 音声案内 A スピーカー設置 配線 音声案内プログラム
表示案内 B ディスプレイ設置 配線 ディスプレイ表示プログラム
点灯案内 B 配線 LED状態通知プログラム
その他 外装 A 外装 簡単なものだけでも作成

統合試験とは別に、標準機の性能調査をした。その結果から、開発項目の一部について以下のように決定した。
・標準機のモーターではエレベーターの段差が乗り越えられないため、足回りの強化を行う。
・超音波センサでエレベーターの開閉認識ができたため、これを利用する。


優先度A達成後の動作目標

▶自動運搬機能
・何らかの方法で廊下を指示通りに自律走行する
・人が誰も乗っていない(外乱がない)状態でエレベーターを自動乗降する
(最悪ごみ捨ては人がいる時間を避けて動作させればよいので)
▶ゴミの品質向上機能
・キャップの認識をするとペットボトル投入口が開く
・ペットボトルとキャップが分別される
・飲み残しのあるペットボトルを弾く
▶ロボットの状態表示機能
・動作中に簡単な注意喚起の音声を流せる


7.購入予定物品

物品 価格 型番 購入先
MDF 厚さ5.5 幅300 高さ900 ×4 2,116 MDF5513 販売ページ
プラスチックダンボール 4,190 - 販売ページ
超音波センサ 300 HC-SR04 販売ページ
アクリル板 厚さ3mm 989 - 販売ページ
TCS34725使用 カラーセンサモジュール(白色LED搭載) 1,220 1334 販売ページ
セットカラー - - -
アルミ角パイプ 10×10×3m - - -
モーター - - -
タイヤ - - -
モータードライバ - - -
スピーカー - - -
合計 8,815 - -





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