名称 社会実装報告書
番号 MIRS2303-MEMO-0003

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2024.01.06 長瀬 鼓太郎 初版

目次



1.社会実装実験内容


・実施期間
 1月16日(火)~1月25日(木)
 
・対象者
 Ⅾ科の全学生,保護者

・実験手順
 1.次の2.実験スケジュール中の表に従って撮影を行った。
 2.授業撮影時にロボットが誤動作を起こしても対処できるよう、プロジェクトメンバーから立会人を2人つけた。
 3.教室の前方と後方からそれぞれ撮影を行った。
 4.撮影した写真をPuNITの特設Webページにて掲載した。
 5.Microsoft Formsを使用してアンケート評価を行った。

・アンケート内容
 以下にD科学生、保護者に対して行ったアンケートの内容を示す。
 ・写真、Webページ、総合評価をそれぞれ10段階評価
 ・写真、Webページ、その他の点について、それぞれの良かった点、改善点
 ・今後の学校生活にPuNITがいてほしいかどうか
 ・PuNITに将来性を感じるか
 ・もしPuNITに機能を追加するならどんな機能か

2.実験スケジュール

今回の社会実装実験の撮影スケジュールを表1に示す。

表1 撮影スケジュール

日程 時間 対象クラス 授業名立会人
令和6年1月16日 第4時限 D1 工学基礎Ⅲ河合、村井
令和6年1月17日 第2時限 D5 哲学河合、長瀬
令和6年1月17日 第3時限 D2 総合英語A2佐藤、渡邉
令和6年1月18日 第3時限 D3 工業力学公野、村井
令和6年1月18日 第7時限 D4 電子制御工学実験佐藤、村井
令和6年1月19日 第2時限 D4 工学数理特論河合、村井
令和6年1月25日 第1時限 D4 制御工学河合、村井

3.実験結果

実際の走行・撮影風景を次に示す。

図1 撮影風景




また、100枚以上の写真の撮影・アップロードを行った。
それらを公開したWEBページの写真を次に示す。





図2 Webページ

WEBページに公開した写真を多くの人に見てもらうことができ、124名の方にアンケートに答えてもらうことができた。


4.ユーザー評価

アンケートを行ったところ計124名(学生57名・保護者67名)から回答を得た。
以下にアンケート結果を示す。

4.1 定量的評価


1.「写真について、閲覧した感想を10段階で評価してください。」についての結果

図3 写真の評価



2.「写真を閲覧して、良かった点があれば教えてください。」についての結果

図4 写真良かった点



3.「WEBページについて10段階で評価してください。」についての結果

図5 Webページの評価



4.「WEBページを使用して良かった点があれば教えてください。」についての結果

図6 Webページ良かった点



5.「今回の社会実装実験について10段階で総合評価をしてください。」についての結果

図7 総合評価



6.「今後の学校生活にPuNITがあったらいいなと思いますか。」についての結果

図8 あったらいいな



7.「PuNITについて、将来性を感じますか。」

図9 将来性


4.2 定性的評価


アンケート結果(Excelファイル)をここに示す。

1.「写真について要望、満足できなかった点があれば教えてください。」についての回答例
表2に写真について主なコメントを示す。

表2 写真についてコメント

学年 学生または保護者 回答例
2年 学生 カメラの画角がもう少し高いとよかった。
3年 保護者 もう少しいろいろな角度からの情報があると良いと思いました。
4年 保護者 日常の学校生活を垣間見ることができるのはとてもありがたい。
などのお声をいただいた。
カメラの画角に関するコメントが24件、カメラの画質に関するコメントが5件、写真の内容について5件、その他(撮影タイミングなど)8件、計42件のコメントが寄せられた。



2.「WEBページに満足できなかった機能・追加して欲しい機能があれば教えてください。」についての回答例
表3にWebページについて主なコメントを示す。

表3 Webページについてコメント

学年 学生または保護者 回答例
5年 学生 学年ソートで複数学年を選択できないこと。
2年 保護者 webページの使い方がもっと直感的になると使いやすさが向上なるかと。
4年 保護者 画像なので仕方ないですが、重いです。
などのお声をいただいた。
写真の読み込みに関するコメントが14件、検索機能に関するコメントが4件、機能がわかりにくいというコメントが3件、その他(デザイン、ソート機能など)21件、計42件のコメントが寄せられた。



3.「写真・WEBページ以外で良かった点、満足できなかった点があれば教えてください。」についての回答例
表3にその他寄せられた主なコメントを示す。

表3 その他コメント

学年 学生または保護者 回答例
4年 学生 駆動音がもうちょっと抑えてもらえたら嬉しいです。
4年 保護者 プニットのキャラクターが可愛いかった。
3年 保護者 自然な学生の様子が見れて保護者として嬉しいです。とても機能的で画期的でよかったです。
などのお声をいただいた。
駆動音に関するコメントが4件、PuNITのデザインに関するコメントが3件、その他(写真の必要性、走行方法など)27件、計34件のコメントがあった。




5.考察・改善点

アンケート結果より考察を行う。
多くのお褒めの言葉をもらった一方、追加してほしい機能や改善点についても多くの意見をいただいた。
その中から、多かった意見を抜粋して次に示し、考察を行う。

5.1 写真について

・写真(画角)のバリエーションを増やしてほしい。
・学生によって偏りなく、まんべんなく写真を撮影してほしい。
・写真の画質をもっとよくしてほしい。

~改善点~
・より高性能なカメラを使用する。
  →広画角かつ高画質な写真の撮影が可能。
・昇降の幅や走行できる範囲を広げる。
 →今回は、ライントレースによって走行できる範囲が限られていたことが課題なので、自由度を上げることで改善を図る。

5.2 WEBページについて

・写真が重い。
・ソート機能(フィルタリング機能)を充実させてほしい。
・写真の説明や学生の感想を入れてほしい。

~改善点~
・写真の重さについては改善済み。(googleの仕様変更が原因)
・学科、クラスなどに加えて授業名での写真の選択を可能にする。
・顔認証などによる被写体の人物と学生名などの連動。
 →今回のようなフィルタリングに限らず、名前などによる写真の検索が可能。

5.3 その他

・音声をつけてほしい。
・撮影タイミングをわかるようにしてほしい。
・写真だけではなく、動画も見たい。
・動作するときの音がうるさい(特に昇降)。

~改善点~
・学校の広報を担うために音声等の距離を縮める機能は必須。AI等を用いて実装できることが理想。
・撮影タイミングはタッチセンサ、ライト、音声などを用いて対応することが今の段階では現実的。
・動画は容量やプライバシーの観点で問題あり。そこが解決できれば可能。
・潤滑油を使用する、機構を変更してよりスムーズな昇降を行うなどの対応で改善を図る。

6.総括

今回の社会実装実験では、企画していた「沼津高専を広報するロボット」を体現することができたと思う。しかしLiDAR走行からライントレース走行への変更などシステム提案で発表した機能項目との違いが生じてしまった。これは設計の見通しが甘かったと思う。
アンケートを実施してみて、124票集まったことに驚いた。多くの人にPuNITに興味を持ってもらうことができて良かった。学生と保護者、また学年ごとに評価の傾向があった。保護者のほうが全体的に評価が厳しかったが、PuNITに将来性を見出してくれていた。やはり「沼津高専の広報係」というコンセプトにはニーズがあると感じた。



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