名称 MIRS1804 基本設計書(全体)
番号 MIRS1804-DSGN-0002B

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2018.10.26 川口大和,足立颯一郎 初版

  ドキュメント内目次

  1. はじめに
  2. 基本機能
  3. 開発分担
  4. 機構概要
  5. 購入物品
  6. 開発スケジュール
  7. 各パートのリンク

  1. はじめに

     本ドキュメントはMIRS1804 GYM員Projectの基本設計書の全体計画についてのドキュメントである。
  2. 基本機能

    MIRS1804機体の機能を明示する。詳細は「4. 機構概要」で説明する。
    • 白線引き機能
      指定された図面に沿って、白線を落としながらグラウンドに図を描く。
    • マーカー設置機能
      指定された図面に沿って、マーカーを配置する。
    • ディスプレイ表示&操作機能
      図面をディスプレイに表示し、ユーザーがグラウンドに描きたい図面を選択する。
  3. 開発分担

    MIRS1804GYM員Projectの担当分担をまとめた表をTable.1として以下に示す。
    Table 1 開発分担表
    開発項目 担当者
    メカニクス 板屋醍嗣、小池勇太、山崎蒼人
    ソフトウェア 中村美月、米持春貴
    エレクトロニクス 足立颯一郎、川口大和、土屋優貴
  4. 機構概要

    1. 機体
      <機体仕様>
      サイズ全長:60[cm],幅:40[cm],高さ:50[cm]
      重量約12[kg]
      速度 約50[cm/s] 走行試験にて重量がこの速度で走行できることを確認済
      起動方法電源ボードのスイッチをON & モバイルバッテリの電源をON
      終了方法アプリケーションの終了ボタンを押す & 電源ボードのスイッチをOFF & モバイルバッテリの電源をOFF
      電源
      ※模型用バッテリは2つ使用し、制御用と駆動用で区別する
      USB (Li-ion)モバイルバッテリ 定格出力電圧 : 5[V]
      模型用(ニッケル水素)バッテリ 定格出力電圧 : 7.2[V]
      交換可能な設計 USBモバイルバッテリが切れたら交換してもらう 模型用バッテリは電圧より判断してアプリで交換時期を知らせる
      動作環境 グラウンド 整備された乾いたグラウンド
      天気 晴れまたは曇り、風は穏やか(詳しくは要検討)
      設計 (簡単な) 防塵設計
      緊急停止スイッチ ディスプレイ操作用ボタンの横に区別できるように設置
      パトランプ 石灰ボックスの側面に設置、走行中に光る
      単3電池3本使用:必要に応じてユーザーが交換
    2. 走行モーター部分
      <その他>
      駆動用バッテリー 7.2[V]を使用
      指示 Arduinoからの指示を受けて動作
      モーター 下段シャーシの下に設置
      ホイール 標準機のものから変更
      去年を参考に、金属板を加工し作成
      モーターマウント 標準機のものから密度を大きくして3Dプリンタで作成
    3. 白線引き機構
      <石灰の仕様>
      石灰 概要 炭酸カルシウムのパウダー
      最大積載量 2.0[kg]
      概算距離 100[m](幅5[cm])
      <その他>
      制御用バッテリ 7.2[V]を使用
      動作 マーカー設置と同時に動作
      図面 3パターン ①200mトラック図面
      ②50m走用ライン図面
      ③デモ用図面(内容は今後検討)
    4. マーカー設置機構
      <マーカーの仕様>
      概要 既製品を改造した専用マーカー
      概形 外径18[cm],内径5[cm],高さ4.5[cm]
      重量 約30[g] (16[g] +スペーサー)
      搭載数 10枚
      <その他>
      制御用バッテリ 7.2[V]を使用
      動作 白線引きと同時に動作
      モーター 使用するモーターの仕様が不明
    5. ディスプレイ表示、アプリケーション機能
      <RasPi用ディスプレイ仕様>
      概要 アプリケーションを表示するためのディスプレイ
      サイズ 7.0インチ (縦幅14.22[cm] 縦幅10.67[cm])
      接続 HDMI
      設置場所 石灰ボックス上の後方15[cm]の部分
      <アプリケーション>
      起動方法 機体を起動すると同時に起動するように設定
      操作方法 上記の押しボタンスイッチによる操作
      終了方法 アプリケーション内の終了ボタンを押す
      搭載機能
       ※仮の名称
      時間表示機能 現在の時刻をディスプレイ内に表示
      電池残量表示機能 バッテリの残量をディスプレイ内に表示
      スイッチ操作機能 スイッチによるアプリケーション操作
      RaspberryPi終了機能 アプリの終了をRasPiの終了に合わせる
      動作シナリオ ①起動画面 アプリケーション起動(自動)
      ②図面選択画面 スイッチ操作により描く図面を選択可(走行プログラム(仮)実行)
      ③動作中画面 図面を描いている間、動作中であることを表示(走行プログラム(仮)完了後、機体は待機場所に移動)
      ④完了画面 動作が完了したことを表示
      ⑤終了画面 アプリケーション終了(アプリ内操作)(電源OFF)
      <その他>
       USBモバイルバッテリ5[V]を使用
  5. 購入物品

    1. メカニクス
      Table.1 購入物品表(メカニクス)
      購入部品 メーカー 購入店 単価 個数 小計
      ベニヤ板(450×450×5.5[mm]) ユニット モノタロウ \636 3 \1,908
      ベニヤ板(600×450×5.5[mm]) ユニット モノタロウ \885 2 \1,770
      ベニヤ板(500×400×5.5[mm]) ユニット モノタロウ \777 1 777
      マーカーコーン 10枚セット GronG amazon \799 2 \1,598
      DS成形平歯車 小原歯車工業 スイッチサイエンス \161 1 \161
      キャスタ(ナイロン一体車輪) ハンマーキャスター モノタロウ \301 2 \602
      ベアリングユニット KMT モノタロウ \345 2 \690
      ジャンク部品 メーカー 個数
      ブラシ ??? 2
      小計: \7,506

    2. エレクトロニクス
      Table.2 購入物品表(エレクトロニクス)
      購入部品 メーカー 型番 購入店 単価 個数 小計
      DCギヤードモーター DFRobot FIT0521 mouser \2,318 1 \2,318
      DCモータードライバ Cytron MD10C モノタロウ \1,609 2 \3,218
      押しボタンスイッチ ミヤマ電器 DS-193-K モノタロウ \161 3 \483
      トグルスイッチ NKKスイッチズ S-21A モノタロウ \495 1 \495
      RaspberryPi用ディスプレイ 7インチ Kuman amazon \5,199 1 \5,199
      非常停止用押しボタンスイッチ MVN301NR モノタロウ \1036 1 \1036
      ジャンク部品 メーカー 個数
      DCモーター SAGAMI ??? 1
      パトランプ Disco LIGHT CLV-502 1
      小計: \12.749

    3. ソフトウェア

      ソフトウェアの購入物品は現時点ではなし
      小計:\0

    4. 合計金額

       現時点での購入物品の合計金額は\20,255となる。
       ※ただし、amazon等での購入による料金の増加は考慮していない。amazon、mouserでの購入で金額が一律20%増加したとすれば合計金額は\22,078となる。
  6. スケジュール

    1. 動作試験の計画
       MIRS1804の機体を完成させる上で機能ごとに必要な条件を以下に挙げる。今後の動作試験はこれらを基準に計画していくことになる。尚、機能は「走行機能」「白線引き機能」「マーカー設置機能」「ディスプレイ表示、アプリケーション機能」の4つであり、それぞれで優先度が高い順番に条件を挙げる。

      1. 走行試験
        Table.3 動作試験の計画(走行機能)
        番号 条件 動作試験の担当パート
        モーターが回る ソフト、エレキ
        指定した距離だけ走行する(直進、回転) ソフト、エレキ、メカ
        指定した速度が出る ソフト、エレキ、メカ
        設定した通りに図面を描くことができる ソフト、エレキ、メカ
      2. 白線引き機能
        Table.4 動作試験の計画(白線引き機能)
        番号 条件 動作試験の担当パート
        モーターが回る ソフト、エレキ
        石灰ボックス内で石灰が穴の部分に集まる(ボックス内の斜面に沿って石灰が落ちる) メカ
        石灰が機構の隙間からこぼれない(機構とブラシの間に隙間を作らない) エレキ、メカ
        石灰が必要な量だけ落ちる(ブラシが機構に引っかかることなく回る) ソフト、エレキ、メカ
      3. マーカー設置機能
        Table.5 動作試験の計画(マーカー設置機能)
        番号 条件 動作試験の担当パート
        モーターが回る ソフト、エレキ
        マーカーが排出できる ソフト、エレキ、メカ
        マーカーを1枚ずつに分けて排出することができる ソフト、エレキ、メカ
        狙った場所にマーカーを設置できる ソフト、エレキ、メカ
      4. ディスプレイ操作、アプリケーション機能
        Table.6 動作試験の計画(ディスプレイ操作、アプリケーション機能)
        番号 条件 動作試験の担当パート
        ディスプレイに画面(RaspberryPi)が表示できる ソフト、エレキ
        アプリケーションが動作する ソフト
        スイッチによるアプリケーションの操作ができる ソフト、エレキ
        アプリケーションによる図面の選択ができ、それにより機体が作動する ソフト、エレキ
    2. スケジュール表
      「3.1動作試験の計画」を踏まえてスケジュール表を作成し、以下に示す。

      <参考資料 : 各パートの開発計画>
      ※11/20(火) ~ 11/30(金) が後期中間試験期間のため一部作業が進まない。
      1. メカニクス
        基本設計 ~ 11/7(水)   基本設計レビュー 11/8(木)
        詳細設計 ~ 11/15(木) 詳細設計レビュー 11/16(金)
        加工、組み立て ~ 12/ 6(木) 動作試験② 12/ 7(金)
        システム統合① ~ 12/13(木) システム統合試験① ~ 12/16(日)
        システム統合③ ~ 12/21(金) システム統合試験③ ~ 1/6(金)

      2. エレクトロニクス
        基本設計 ~ 11/7(水)   基本設計レビュー 11/8(木)
        詳細設計 ~ 11/15(木) 詳細設計レビュー 11/16(金)
        基板作成 ~ 11/21(木) 動作試験① 12/1(土)
        機構ごとに配線 ~ 12/6(木) 動作試験② 12/7(金)
        システム統合①② ~ 12/13(木) システム統合試験①② ~ 12/14(金)
        システム統合③ ~ 12/21(金) システム統合試験③ ~ 1/6(金)

      3. ソフトウェア
        基本設計 ~ 11/7(水)   基本設計レビュー 11/8(木)
        詳細設計 ~ 11/16(金) 詳細設計レビュー 11/19(月)
        試験用プログラム作成① ~ 11/22(木) アプリケーション開発① ~ 11/30(木)
        動作試験① ~ 12/1(土)    
        アプリケーション開発② ~ 12/21(金) システム統合試験③ ~ 1/6(金)
        プログラム作成① ~ 12/6(木) 動作試験② 12/7(金)
        試験用プログラム作成②③ ~ 12/13(木) システム統合試験①② ~ 12/16(日)
        プログラム作成② ~ 12/21(金) システム統合試験③ ~ 1/6(金)

      4. 解説
        動作試験① ・各モーターの動作試験
        ・ディスプレイ表示試験
        ・アプリケーション動作試験
        動作試験② ・石灰ボックスの単体試験
        ・マーカー設置機構の動作試験
        システム統合試験① 白線引き機構と石灰ボックス統合して行う試験
        システム統合試験② アプリケーションとスイッチ操作部分を統合して行う試験
        システム統合試験③ すべてのシステムを統合して行う試験(アプリケーションから各機構に対して指示を出す)
        1/7(月),1/21(月)に学内デモ、2/2(土)にMIRS発表会がある。
        Table.7 スケジュール表
        Table.7 スケジュール表
  7. 各パートへのリンク

     各パートのドキュメントのリンクを以下に示す。

MIRS DATABASE