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名称 MIRS1801 電源基板試験報告書
番号 MIRS1801-TEST-0001
版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2019.1.10 野村柚衣子 初版

目次

1.はじめに

本ドキュメントは,電源基板で使用するFET(2SK2232)の試験について示したドキュメントである.

2.試験内容

試験した素子,試験項目,担当者,試験日を表1に示す.
表1 試験内容
試験対象 試験項目 担当者 試験終了日 備考
NchパワーMOSFET 25K2232 実装予定の回路の動作確認,電圧の範囲検証 野村柚衣子 12月05日

3. 試験内容詳細

3.1 試験条件

・試験の条件

今回の実験では,電源基板に実装予定の回路をブレットボード上に再現し,電源は安定化電源を用いて実験する.今回はブレットボード上の実験なので電流を極めて小さくし実験をする.

・使用器具・部品

試験に使用する器具・部品を表2に示す.
表2 使用器具・部品
品名 型番 備考
NchパワーMOSFET 2SK2232 リンク
緊急停止スイッチ MVN301NR リンク
ブレットボード 1個
ジャンパー線 オス-オス 8本
テスター 1個
直流安定化電源 1台
抵抗 10Ω,1kΩ

・接続

試験は,電源基板の設計通りに接続する.

3.2. FETによるスイッチングの動作試験

電源基板で実装予定の回路で試験を行う.
  1. 入力側の安定化電源の電圧を7.2Vに設定する.(7.2Vは使用するバッテリーの定格である.)
  2. 接続した緊急停止スイッチによってON/OFFできるかを試験する。また、出力電圧が入力電圧とどのくらい差があるかもテストする.

3.3. 入力電圧の範囲テスト

3.2で使用した回路のまま試験を行う.
  1. 入力側の安定化電源の電圧を6Vと8Vに設定する.(6Vは使用するバッテリーの考えられる最低電圧,8.2Vも使用するバッテリーの考えられる最大電圧である.)
  2. 3.2と同様に接続した緊急停止スイッチによってON/OFFできるかを試験する。また、出力電圧が入力電圧とどのくらい差があるかもテストする.

4. 試験結果

4.1 FETによるスイッチングの動作試験結果

実験結果を表3に示す.
表3 使用器具・部品
入力電圧 ON/OFF 出力電圧
7.2V 7.18V
このまま実装しても問題ないと思われる.

4.2 入力電圧の範囲テスト

実験結果を表4に示す.
表3 使用器具・部品
入力電圧 ON/OFF 出力電圧
6.0V 5.98V
8.33V 8.32V
このまま実装しても問題ないと思われる.