名称 MIRS1704
エレベータボタン操作用子機および展示用模擬エレベータ
詳細設計書
番号 MIRS1704-DSGN-0005

版数 最終更新日 作成 作成者 承認 改訂記事
A01 2018.02.09 2017.12.18 加藤 智己 青木 悠祐 初版

ドキュメント内目次



1.はじめに

 学内での運搬装置としてMIRSを運用するにあたり、階をまたいでの運用は必須といえる。
 しかし、MIRS単体での階段の上り下りは困難である。そこで、エレベータの使用を検討するに至った。
 MIRS本機にエレベータのボタンを押下する機構を搭載することは、今回の計画の予算および時間的制限上、不可能と判断した。
 そこで、MIRS本体の付属機器として、エレベータの操作盤に直接取り付けるタイプの子機を製作することとした。
 実物のエレベータでの運用は実質不可能であるため、展示用に模擬エレベータを作成する。
 ただしこれはMIRSの付属機ではなく、展示用として独立してつくられたものである。
 本ドキュメントは展示用の模擬エレベータと子機の機構と機能についてまとめた詳細設計書である。

2.全体概要

以下Fig.1に、全体の概要図を示す。

Fig.1全体の概要図

3.各機器の機構

以下table 1に各機器の機構の詳細設計書または、寸法図へのリンクを示す。

table 1 機構の詳細設計書
機器番号区分概要リンク
子機子機本体MIRS1704-MECH-0012
子機赤外線通信ユニット箱MIRS1704-MECH-0012
展示用模擬エレベータ-寸法図
展示用模擬エレベータ-寸法図(子機なし)

4.各機器の回路構成

以下table 2に各機器に組み込まれた回路の詳細設計書のリンクを示す。

table 2 回路の詳細設計書
機器番号製作機器リンク
子機MIRS1704-ELEC-0001
展示用模擬エレベータMIRS1704-ELEC-0002

5.各機器の機能

以下Fig.2に動作を示す。

Fig.2 動作図

① MIRSが赤外線を出しながら走ってくる。
② 子機がMIRSの赤外線信号を受信。通信を開始する。MIRSはその場で待機する。
③ 子機が展示用模擬エレベータのボタンを押下。
④ 展示用模擬エレベータが階を移動しているようにLEDを光らせる。
⑤ 子機が展示用模擬エレベータのボタンのランプが消灯したことを確認。MIRSに発信命令を出す。
⑥ MIRSが出発する。

以下table 3に各機器のソフトの詳細設計書のリンクを示す。

table 3 ソフトの詳細設計書
機器番号製作機器リンク
子機MIRS1704-SOFT-0001
展示用模擬エレベータMIRS1704-SOFT-0002


Fig.3にMIRS,子機,展示用模擬エレベータ全体のフローチャートを示す。

Fig.3 エレベーター全体 フローチャート


Fig. 3のフローチャートの動作について補足する。
①は赤外線通信で送受信する。連続信号を採用しており、2進数6桁で6通りの情報を送信。
②は子機のボタンが押されたらサーボモータがエレベータのボタンを押下する。
③はフォトトランジスタを使用し、ボタンのランプの点灯状況を検知する。

6.役割分担表

以下table 4に各作業の役割分担表を示す。

table 4 役割分担表
作業内容作業者
子機(設計、製作、基盤半田付け、結線)加藤 智己
ソフト設計、プログラミング加藤 智己
基盤掘削石川 仁
展示用模擬エレベータ製作石川 仁


MIRS1704ドキュメント管理台帳

MIRS DATABASE