名称 MIRS1603 標準機プレ競技会用システム開発報告書
番号 MIRS1603-REPT-0005


版数 最終更新日 作成 承認   改訂記事
A01 2016.9.30 秋山健太郎、内山恭輔、片山碧、橋本宗汰郎   初版
A02 2016.9.30 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、片山碧、永田健太、橋本宗汰郎   第二版
事前チェックで指摘された点を修正。
A03 2016.9.30 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、片山碧、永田健太、橋本宗汰郎 承認 第三版
レビューで指摘された点を修正。

目次

1. はじめに
2. 競技会結果
3. 開発プロセスの分析
4. 競技会用プログラムの概要
5. MIRS1603の問題点
6. プレ協議会当日の反省点
7. プレ競技会を終えて
8. 関連文書

1.はじめに

本ドキュメントは、9月3日(土)に行われたプレ競技会の結果と開発プロセスを分析し後期に向けた対策を記したドキュメントである。


2.競技会結果

プレ競技会の競技結果をTable 1に示す。
Table 1 MIRS1603プレ競技会 競技結果
対戦相手
ゴールタイム[s]
数字認識
勝敗
MIRS1604
7.05
失敗
勝利
MIRS1601
28.53
失敗
勝利

最終順位 1位

3. 開発プロセスの分析


MIRS1603のプレ競技会までの作業予定を下記のリンクに示す。

 MIRS1603スケジュール管理表

MIRS1603のプレ競技会までの実際の日程を下記のリンクに示す。

 実際のMIRS1603開発スケジュール表

上記二つを比較し開発プロセスを分析した。

メカ

主に下段シャーシやUSB固定具の製作を行い、予定通りに作業を終えることができた。
また組み立ては休日を使い、期日に間に合うように組み立てた。
モータ制御ボードやドータボードの動作チェックに時間がかかったため、下段シャーシの製作から組み立てまでの期間が開いている。

エレキ

MIRS1603の機体が、正常の直進、回転動作をするまでに時間がかかった。理由はFPGAの書き換えや、モータが動作しない、エンコーダが値を読み取らないなどの問題の原因究明に時間がかかってしまったためである。
さらに、エレキの作業量に対する予定の作業日数の見積もりが甘かったことも原因と考える。

ソフト

上に示すエレキの問題にエレキ班とともに対処していたため、ソフト実装の開始日が予定より遅くなってしまった。
そのため日程全体が遅れ、回転、直進の切り替えの際に発生する意図しない動作に対処する時間が足りなくなってしまった。


4.プレ競技会用プログラム概要

標準機プレ競技会用システム開発計画書の通りにプログラムを作成した。
プログラム実行時に"r"または"l"と入力することで右コース用の動作と左コース用の動作を選択できるようにした。
数字認識が失敗した場合後進し、再び数字認識を行う機能は未実装のままとなった。
実際にMIRS競技会で使用したプログラムをMIRS1603プレ競技会使用プログラムに示す。

5.MIRS1603の問題点


6.プレ競技会当日の反省点


7. プレ競技会を終えて

メカ

 ・ オリジナルMIRSの外装デザインを早急に考案する。
 ・ エレキの手伝いができるように回路系の知識を付ける。
 ・ メンテナンス性を重視した設計を心がける。
 ・ ドキュメント整備を積極的に請け負う。
 ・ ロータリエンコーダとモーターを輪ゴム以外のものでつなげる。

 

エレキ

 ・ 配線が一目でわかるようにし、メンテナンス性の向上を行う。
 ・ FPGAポートのピン配列を変更したことにより、11PINケーブルの各ピンが外れやすくなった。後期は、FPGAポートと11PINケーブルとの接続方法を再検討する。
 ・ 電源ボードのヒートシンクと電源スイッチを離す。

 

ソフト

 ・ 回転、直進の切り替えの際に意図しない動作が発生する事があったため、ソフト面、エレキ面の両方から原因の究明を行い、正確な制御を行えるようにする。
 ・ 正対補正の精度を向上させる。
 ・ 本番前の調整がしっかりできた。後期もこの調子で正確な調整を維持する。

 

全体

 ・ 班員全員がエレキについての知識を持ち、今MIRS本体がどのような状況にあるか判別し対処できるようにする。
 ・ 活動した日に作業日報を書き込むように心がける。
 ・ 結果は1位だった。偶然と思われる要素も多かったが努力が実ったのだと思う。
 ・ チーム全体でMIRSをやり遂げる。


8. 関連文書

MIRS1603標準機プレ競技会用システム開発計画書


MIRS1603ドキュメント管理台帳