MIRS1603 管理台帳へ戻る
名称 MIRS1603 システム提案書
番号 MIRS1603-DSGN-0001
版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2016.10.19 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、大濱佳美、片山碧、田中哲太、永田健太、野本大喜、橋本宗汰郎 初版
A02 2016.10.21 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、大濱佳美、片山碧、田中哲太、永田健太、野本大喜、橋本宗汰郎 第二版
事前チェックで指摘された点の修正
A03 2016.10.22 石田智士、大濱佳美、田中哲太、永田健太、野本大喜 第三版
事前チェックで指摘された点の修正
A04 2016.10.26 石田智士 小谷先生 第四版
レビューで指摘された点を修正


目次

1.本ドキュメントについて
2.チームコンセプト
3.戦略コンセプト
4.システム概略
5.標準機からの改善点
6.購入予定物品
7.機体概形

1.本ドキュメントについて

本ドキュメントは、競技会に向けたMIRS1603オリジナルのシステム開発について記述したドキュメントである。

2. チームコンセプト

「Update」

MIRS1603標準機のシステム構成をベースにしつつ、プレ競技会での反省点から得られた改善点を反映させてMIRS1603を「Update」する。「Update」の基本的な方針を以下にまとめる。

  1. より小さく軽い機体

    走行の高速化と駆動時間の長時間化を実現するために、機体を徹底的に軽量化する。軽量化実現のためにシャーシの形状やパーツのレイアウトを見直し小型で無駄のない機体を開発する。 円盤状のMIRS1603標準機から、三角形をベースにした直線的なフレームにへ変更する。(7.機体概形 Fig.2 外観図 参照)
  2. より速く細やかな走行

    怪盗機を迅速に確保するために、走行の高速化を追求する。これを実現するために、機体の軽量化に加えて距離測定のシステムを見直し新たに超音波センサによる距離測定システムを導入する。 MIRS1603標準機では、エンコーダがバッテリの特性変動の影響を受けやすく、安定した走行のために廃止することを決めた。 また、MIRS1603標準機では10m/s以下の低速での走行が安定しなかったため、その点についても修正し怪盗機確保時により細かな制御を実現できるようにする。
  3. より扱いやすいMIRS

    よりメンテナンスしやすい機体を実現するために、各パーツへのアクセス性の向上とバッテリを交換しやすくする。MIRS1603標準機では、2段構造になっているため1段目にあるバッテリ交換がしにくくなっている。 そこで、機体を1段構造に変更することによりメンテナンス性を向上する。

3.戦略コンセプト

  1. 現場急行

    高速走行に適した機体と、超音波センサによる補正を行うことでスタート時のずれやバッテリの特性変動による影響を受けない走行、 これらにより正確に素早い現場急行を行う。
  2. 怪盗機情報認識(数字認識)

    超音波センサを用いて正確な位置認識・位置補正を行い、Webカメラを用いて数字認識を行う。
  3. 怪盗機探索

    超音波センサを用いて左右の壁との距離を一定に保ちながら走行することで効率の良い巡回を行う。
    スタート位置が右側の場合は半時計回り、左側の場合は時計回りに巡回する。 想定している巡回経路を以下Fig.1に示す。なお、Fig.1ではスタート位置が右側の場合を示している。

    Fig.1 巡回経路

  4. 怪盗機追跡・確保

    複数の赤外線センサを用いて怪盗機の有無・方向を認識し、正確かつ迅速に追跡・確保する。

4.システム概略

以下に競技会での目標を達成するためのシステムについて示す。

5.標準機から変更する点

メカ エレキ ソフト

6.購入予定物品

購入予定物品をTable1に示す。
Table1 購入予定物品
部品名 個数 目的・理由 購入先
T型 コネクタ オス/メス 4 電源端子交換のため 千石電商
超音波センサ 4 機能追加のため 千石電商
電子コンパス 1 機能追加のため 千石電商

7.機体概形

機体イメージをFig.2に示す。機体の概寸は機体幅320mm,長さ250mm,高さ200mmとする。


Fig.2 外観図



沼津工業高等専門学校 電子制御工学科