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名称 MIRS1602 解体報告書
番号 MIRS1602-REPT-0001

最終更新日:2016.5.20

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2016.5.13 清水香樹、今野瑶心、加藤誠基 大林先生 初版
A02 2016.5.20 清水香樹 大林先生 第2版(文章の内容の変更・整理・画像のサイズ統一・画像編集)
A03 2016.5.20 清水香樹 大林先生 第3版(画像のセンタリング・文章の訂正・参考文献の追加)

ドキュメント内目次

1.目的
2.担当
3.MIRS1602の機体について
4.解体手順
5.全体部品
6.改良箇所の考察
7.標準部品一覧表
8.参考文献

1.目的

解体作業を通して、標準機との違いとどうしてそのように工夫したのかを理解し次に生かす為、このドキュメントを作成した。

2.担当

Table1.担当内容表
内容 担当
ブース 臼井,今野
機体解体 加藤,清水
部品チェック 鍋島,岩田,鈴木,山内
ドキュメント 日原,伊東

3.MIRS1602について

本ドキュメントではMIRS1602の解体について記す。
MIRS1602は怪盗機に接触しやすいようにMIRS自体を大きくしている。(前年度は怪盗機に触れることが目標であった)
そのため、他のグループに比べ機体が大きく、その形状ゆえに上段シャーシ、下段シャーシを支えるための部品(支柱、たわみ防止版)が
多い。また、タッチセンサのスイッチ性能をセンサの横幅を拡張することで向上させるなど前年度のルールに合わせて作られた機体であった。

4.解体手順

解体は比較的解体しやすい機体上部から行った。
また、機体に接続されていなかったコード類、その他部品は今回の報告書では記述しない。

MIRS1602の全体図fig4-1として以下に示す。

fig3.シャーシ上部の取り外し

fig4-1.MIRS1602 全体図


4-1、基盤(シャーシ上部)の取り外し

機体上部から解体を行った。まず、基盤に接続されているコードを取り外し、
シャーシ上部の部品(ウェブカメラ、電子コンパス、etc)を取り外せるようにした。
(この際、解体しやすいようにタイヤを外した)

シャーシ上部の部品の取り外しの様子をfig4-2として以下に示す。

fig1.シャーシ上部部品の取り外し

fig4-2.シャーシ上部の部品の取り外し

タイヤの取り外しの様子をfig4-3として以下に示す。

fig2.タイヤ取り外し

fig4-3.タイヤ取り外し

赤外線センサの取り外しの様子をfig4-4として以下に示す。

fig3.シャーシ上部の取り外し

fig4-4.赤外線センサ取り外し

モータ制御ボードの取り外しの様子をfig4-5として以下に示す。

fig3.シャーシ上部の取り外し

fig4-5.モータ制御ボード取り外し

ウェブカメラの取り外しの様子をfig4-6として以下に示す。

fig2.タイヤ取り外し

fig4-6.ウェブカメラ取り外し


4-2、シャーシ上部の取り外し

シャーシ上部の部品の取り外しを終え、シャーシ下部の部品の取り外しを行うために、シャーシ上部を
取り外した。fig4-7はシャーシ上部を取り外した後の状態である。

シャーシ上部の取り外し後の様子をfig4-7として以下に示す。


fig3.シャーシ上部の取り外し

fig4-7.シャーシ上部の取り外し後


4-3、シャーシ下部の部品の取り外し

シャーシ下部のモーターやその他ボート、ボールキャストをシャーシから取り外した。

シャーシ下部のコードの取り外しの様子をfig4-8として以下に示す。

fig2.タイヤ取り外し

fig4-8.シャーシ下部コード取り外し

ロータリーエンコーダ、モータの取り外しの様子をfig4-9として以下に示す。

fig2.タイヤ取り外し

fig4-9.ロータリーエンコーダ、モータ取り外し

ボールキャストの取り外しの様子をfig4-10として以下に示す。

fig4.シャーシ下部の部品の取り外し

fig4-10.ボールキャスト取り外し

そして最後にシャーシの支柱を取り外し、解体作業を終了した。


5.全体部品

全体部品をシャーシ、ボード類、メカ部品、センサ・カメラケーブル、ケーブル類
に分別し、その後写真に収めた。

以下にシャーシの写真を示す。

fig.5-1 シャーシ

以下にボード類の写真を示す。

fig.5-2 ボード類(左上より、信号制御ボード、CPUボード、電源ボード、モーター制御ボード、モーター制御ボード、FPGAボード、親機、ドーターボード、電子コンパス、子機)

以下にメカ部品の写真を示す。

fig.5-3 メカ部品(左より、ロータリエンコーダ、モーター、シャーシ、タイヤホイール、ボールキャスター、バンパー)

以下にセンサ・カメラケーブルの写真を示す。

fig.5-4 センサ・カメラケーブル(引き出しケーブル、USBマウスキーボードアダプタ、BDG引き出し、超音波センサ接続ケーブル、ウェブカメラ、4PINコード)

以下にケーブル類の写真を示す。

fig.5-5 ケーブル類(バッテリ接続ケーブル、赤外線、マウス・キーボード無線アダプタ、モータ制御ボード接続ケーブル、ディスプレイ引き出しケーブル)

6.改良箇所の考察

MIRS1503が標準機から改良した箇所を以下にまとめた。
MIRS1503は機体が比較的大きく、改良点はその大きさを補うまたは生かす仕組みが施されていた。
また、以下に記す改良箇所と目的はMIRS1503 システム基本設計書
を 参考としている。

Table2.MIRS1503の改良箇所とその目的[1]
改良箇所詳細目的
巨大シャーシ 直径[500mm] 面積が大きい方が怪盗により的確に接触することができるため。
大容量出力モータ 最大消費電流が以前の2倍 重量の増加に伴う減速を補うため。
ギアヘッド ギア比が小さくなっていた 速度上限を上げるため。
支柱・たわみ防止版 増量 上下シャーシのたわみを抑制するため。

7.標準部品一覧表

標準部品の一覧表を以下に示す。

Table3.標準部品一覧表
種別部品名個数確認個数備考
ボード
CPUボード 1 1
FPGAボード 1 1
ドータボード 2 1 不足1
モータ制御ボード 2 2
超音波センサボード(親) 1 1
超音波センサボード(子) 1 1
電源ボード 1 1
メカ部品
シャーシ(上段) 1 1
シャーシ(下段) 1 1
支柱(丸)大 4 9 過剰5
支柱(丸)小 4 0 不足4
USB取り付けパネル 1 0 不足1
PS/2 LAN取り付け パネル 1 0 不足1
VGA取り付けパネル 1 0 不足1
バンパ 3 0 不足3
モータ・ギア 2 2
ロータリエンコーダ 2 2
タイヤ・ホイール 2 2
モータ・エンコーダ取り付け金具 2 7 過剰5
ボールキャスター 2 7 過剰5
センサ・カメラ
タッチ・センサ 3 6 過剰3
Webカメラ 1 1
ケーブル(信号系)
超音波センサ接続ケーブル 1 1
11ピンフラットケーブル 2 2
4pinケーブル 3 9 過剰6
6pinケーブル 2 3 過剰1
USB引き出しケーブル 1 2 過剰1
LAN引き出しケーブル 1 2 過剰1
ディスプレイ引き出しケーブル 1 1
PS2引き出しケーブル 1 1
DB9 1 1
ケーブル(電源系)
CPUボード電源ケーブル 1 1
モータ制御ボード接続ケーブル 2 2
バッテリ接続ケーブル 2 4 過剰2
その他
USB無線LANアダプタ 1 0 不足1
無線キーボード、USBアダプタ 1 1
無線マウス、USBアダプタ 1 1
バッテリー充電器 1 2 過剰1
バッテリー 2 6 過剰4
コンパクトフラッシュメモリ 1 1

8.参考文献

[1]MIRS1503 システム基本設計書

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