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名称 MIRS1602 システム提案書
番号 MIRS1602-DSGN-0001

最終更新日:2016.10.12

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2016.10.12 清水香樹 岩田啓吾 大林先生 初版
A02 2016.10.21 臼井達也 大林先生 指摘箇所の訂正

ドキュメント内目次

1.本ドキュメントについて
2.チームコンセプト
3.戦略
4.システム概要
5.変更点
6.購入予定物品
7.走行体図(3DCAD)

1.本ドキュメントについて

本ドキュメントは、MIRS競技会での競技攻略「怪盗機確保」においてのシステムの提案、
標準機からの改良点とシステム概要、およびその戦略について記述したドキュメントである。

2.チームコンセプト

MIRS1602班は

現場急行を5秒で行い、数字認識から怪盗確保までを35秒以内で行うことを目標とする


この目標を実現するためにチームコンセプトは


      
怪(怪盗機)・即(ただちに)・捕(捕獲)

とする。

<補足>黒雀蜂(クロスズメバチ)とはスズメバチの中でも小型であり、体が黒いハチである。

mirs1602班は黒雀蜂をモチーフとして

を3つの柱とする。

3.戦略概要

怪盗機発見時には積極的に追い回す。巡回→怪盗機発見→確保(突進)を目標にスピード&機動性で怪盗機の捕獲を目指す。
また、我々は他チームよりも出力の高いモータを使用し、機動力・瞬発力の向上を図る。


4.システム概要

3つの柱を実現するために

メカ

エレキ

ソフト

・現場急行後、周辺の状況を確認。 ・確認して怪盗機がいない場合、反時計回りに巡回を開始。(Fig.1参照)

Fig.1 巡回経路

・美術品を中心とし、"直進" → "停止" → "周辺確認" → "回転" → "直進" を繰り返し、
 ステージの外側を沿うように怪盗機を探しつつ、巡回。
・怪盗機発見後、怪盗機のいる方向に向き直り怪盗機に突進。
・取り逃がした場合、その地点から外側を時計回り巡回モードに移行。

5.変更点

5.1 メカ

Table1.メカ・変更点
変更箇所 変更内容 変更理由
シャーシ上下 シャーシ上下大きさ350[mm]を300[mm]に変更 機体のサイズを小さくし、機動性の向上を図るため。
左右タイヤ タイヤを木製に変更する。 タイヤがゴム製の場合、凹みなどが生じるため、木製に変更することでタイヤの変形を阻害するため。
外装 コンセプト「黒雀蜂」に伴った外装にする。 見た目からコンセプトを連想させるため。
電子コンパス 電子コンパスを新規に用いる。 怪盗を追跡して見失ったときに巡回コースに速やかに戻れるようにするため。
超音波センサ 機体の前方に二つ、左右に一つずつ設置する。 障害物を検知し、衝突を回避するため。
赤外線センサ 機体の左右前後方に一つずつ赤外線船センサを設置する。 怪盗機を発見させるため。

5.2 エレキ

  
Table2.エレキ・変更点
変更箇所 変更内容 変更理由
左右モータ 高出力のモータ(昨年MIRS1503が使用していたモータ)に変更。 モータの出力を上げるため。
モータ制御ボード 新規のモータの特性に合わせた実装にする。 高出力のモータの特性に合わせるため。
回路上のVCCおよびGND部分を太くすることで、大きな電流が流れても問題がないように改良する。
電源ボード 新規モータ制御ボードに合わせた実装にする。 現存の電源ボードでは端子のソケットの方向が新規モータ制御ボードとかみ合わないため。
信号制御ボード 新規 赤外線センサおよび電子コンパス実装のため。
超音波センサボード 不良箇所の修正 超音波センサを増設するため。
バッテリー端子 現存のコネクタからT型端子に取り替える。 現存のコネクタでは接触不良の起きる可能性が高いため。

5.3 ソフト

Table3.ソフト・変更点
追加要因 内容
巡回に関するプログラム 現場急行後、ステージの壁沿いに時計回りをし、相手機体の入り口付近まで来たら
内側(美術品周り)を反時計回りに巡回させる。(Fig1参照)
怪盗機発見後のプログラム 怪盗機発見後、怪盗機の方向へ突進。怪盗機を見失った場合、その場から外側巡回コースに移動。
巡回を開始。
障害物衝突阻止に関するプログラム 超音波センサで障害物を検知し、その障害物に衝突しないように行動させる。
怪盗機検知に関するプログラム 巡回中、怪盗機を検知(赤外線、カメラ)した場合、巡回と中断し、怪盗機捕獲に移行する。

6.購入予定物品

Table4.購入予定物品
購入予定物品名 個数 用途 購入先
まな板(木製)またはベニヤ板 2 タイヤ製作の際の材料 ホームセンター
T型 コネクタ 2P オス/メス 6 端子の取替えのため 千石電商
アクリル板 1~2 シャーシ製作のため 未定

7.走行体(3DCAD)

走行体の完成予想図を3DCADとして表示する。




Fig.2 走行体予想図


また、標準機とのシャーシの比較図を以下に示す。(半透明のほうが標準機のシャーシ)

Fig.3  比較図



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