具体的なプレ競技会の内容およびルールは、
MIRS2015プレ競技会 ルールを参照する。
一回戦目の4班との試合では、時間切れで失格となった。理由としては電源ボードの端子の接触不良によりMIRSの電源が落ち、制限時間内にMIRSがネットワークに再接続することができなかったためである。
4位決定戦では、自分たち班の結果は最下位であった。一回戦と同様に電源が落ちてしまい、制限時間内にMIRSがネットワークに再接続することができなかった。しかし、競技終了直後にネットワークに接続され、走行した。その結果、105[s]だった。
システム開発が計画書通りに進捗したかを記述する。
メカ:
できたこと:期限内に設計図をすべて完成させた。部品製作においても順調であった。
標準部品試験や標準機能試験、競技にわたってメカのトラブルが起きなかった。
できなかったこと:レーザー加工にはメカ全員が揃ったが、旋盤加工では一人のみで加工を行いメカスタッフ全員が加工を経験することができなかった。
下段シャーシにおけるMCBの取り付け位置の設計ミスやキャスターの回転不具合が起き、試験中暇をもてあますメカスタッフが多くいた。
エレキ:
できたこと:順調に基板の加工ととケーブルの作成が進んだ。
できなかったこと:はんだ付けの技術の未熟さが原因で、ドータボードのオスピンの不良が起きた。
ソフト:
できたこと:
部品試験段階: 部品試験にかかわり、内部構造を確認し、部品の役割や素子について理解しようとした。
機能試験段階: 機能試験内容を理解しようと、上級生にどのような結果が出ればよいか、どんな役割を持つものなのか教えてもらった。また、チェックシート作成やドキュメント作成、エレキやメカの手伝いなどを行った。
開発計画書作成段階: フローチャートが今後のプログラム作成に大きく影響すると思い、C言語での表現方法を考えながらフローチャートを作成した。途中で超音波センサやWebカメラが動かなくなってしまった場合の対処も含めたことを考える事ができた。
できなかったこと:
部品製作段階: ソフトとしての仕事はなかったため、エレキを手伝っていた。C言語応用の授業を理解しようと努力したが、完全には理解することができなかった。
開発計画書作成段階: メカやエレキの人とどのようなMIRSを作成するのかの情報共有ができず、ソフトだけどのような動きをするのか知っている状態で開発に進むことになってしまった。
開発段階:
MIRS1503 標準機プレ競技会用システム開発計画書に書かれたangleは、可能ならば盛り込む予定であったため、そのほかの骨組みであるプログラムはコンパイルまで予定通りに作成することができた。
機能試験が終わっておらず、メカやエレキの作業に遅れが出ていることを受けて作業を手伝うなど、現状に応じた対応をとることができた。機能試験ではパラメータ調整に力をいれておこない、直進・回転制御のみでもゴールできるようにと新たな目標を定めることができた。
プレ競技会本番:作成していたプログラムが動かなかったため、急遽、標準機能試験のプログラムを変更したプログラムを作成し、実行することができた。これにより、プレ競技会に参加できるMIRSを作成することができた。
プレ競技会本番: 作成していたプログラムを実行してみたが動かなかった。原因を突き止める時間はなかったため、動かない理由は不明のままである。
天野南月
ソフトも兼任していたが、主に部品試験や機能試験、ドキュメントの作成に携わり、チームリーダーとして人一倍責任感を感じながらも一所懸命に前期のMIRSを行えたと思う。しかし、独断で支持を出すことが多く、他の班員と相談することをほとんどしかなったために、実現が難しいスケジュールを立て、計画が予定通りに進まず、プレ競技会では最下位となった。また、計画の遅れを取り戻すためにMIRSの時間外で作業することが多くなり、他の班員の倍の時間、MIRSを行うこととなった。
飯塚直紀
今回のプレ競技会では、「動かすための調整」ばかりになってしまって、実際に動かしたときのことを考えることができなかった。実際、競技会で起こったトラブルは、事前に競技を意識したテストをしていれば防げるものであった。1月の競技会では、絶対にこのようなことがないようにしっかりやりたい。
遠藤幸一郎
前期は与えられたエレキの仕事をこなすことができなかった。理由は、ドキュメントをよく読まずMIRSに対する理解を深められなかったこと、遊んでて作業に集中できなかったことである。後期からは、自分の役割を理解して、与えられた仕事をできるようにしたい。分からないところは、班員に聞いて速やかに作業を終えることができるようにしたい。
遠藤真哉
前期のエレキの仕事ではあまり活躍できなかった。理由はMIRSの仕様、詳細設計についての理解が足りなかったことだと思う。自分の役割が明確に把握できていなかった。後期からは前期での反省を生かし、リーダーや電子設計に詳しい班員にわからないことを聞くなどして、自分の仕事をしっかり把握して作業をしていきたい。
大場春佳
前期のMIRSでは、ドキュメントマネージャーとソフトの役割を行った。ドキュメントマネージャとしての役割である、MIRS1503のドキュメント管理は問題なく行われたと思う。
ソフトとして、部品作成や部品試験の時期は仕事がなかったため、ドキュメントつくりやチェックシートつくりなどを行った。次を見越した作業を行うことができてよかった。しかし、それによりエレキやメカのひとがHTMLに触れることが少なく、HTMLに対しての抵抗が大きくなってしまったと思う。現在では、少しづつ表や写真の埋め込みを学び、問題なくドキュメントを作成できるようになったが、部品試験や機能試験の計画書や報告書を書くことがあったため、もう少し早くHTMLを書けるように仕事を渡し、やり方をわかりやすく説明すべきだったと思う。
また、私としても部品や配線を触れることが少なく、はじめはMIRSの構造がわかっていなかった。質問をしたり、標準部品試験に参加することにより、すこしづつわかるようになった。今回は、牛丸先生が用意してくださった標準プログラムがあったため問題なく競技会用プログラムを作成できた。しかし、MIRSの構造がわからないとプログラムが作成できないため、プログラムだけでなく、部品の知識を増やしていきたいと思う。
班としては、個性的な性格の集まりで、全体的に元気な班であったため、作業は楽しく行えた。しかし、計画通りに進まないことが多かったと思う。知識に関して、私だけでは作業できないというものがあったが、タイムキーパーとしての役割はできたと思うため、俯瞰しながら全体を見渡しながら作業していきたい。
菊澤雅哉
ドキュメント等の遅れがあったが無事部品を作成することができたのは良かったと思った。しかし、標準部品試験において標準機の組み立てをメカのみが把握している状態となり、エレキやソフトに解体及び組み立て方法を解説しなかったのが問題点だと思った。
菊地祐太
自分はソフトのはずだったが、ソフトの仕事をやらず、ほとんどエレキを手伝っていた。役割の垣根をこえて、やらなければならないことを判断できたことはよかった。後期からはしっかりソフトの仕事もがんばりたい。
田中宏明
前期はチームリーダーに仕事を任せきりにしてしまった。それは、自分が分からないところをそのままにして、リーダーに押し付けてしまっていたからである。これからは、任せられた仕事は責任を持ってやり通したい。
山田怜央
メカとして役割は十分果たせたと思う。後期では、回路関係の作業でもサポートできるように知識を深めていきたい。
今回、MIRS1503は計画通りに進まず、機能試験も終わらないままの競技会参加となってしまった。原因として、最初の方に予定をいっぱいに詰め込み、後の方は予定に余裕を持たせたが、その余裕を超える量の修繕個所が見つかったこと、班員がまじめに集中して作業しなかったことがあげられる。
特にやる気がなくてだらだらと行動したり、あまりその人に適さない仕事をさせてしまったりした仕事の分配ミスなどにより、実現不可能な計画によって班員の作業の遅れが生じてしまった。このようなことが後期にないように以下のようなことに力をいれていきたい。
・技術面の向上
MIRSの内部構造を理解していない人が多い。そのため、理解力が高い一部の人に仕事が回り、できない人が暇になってしまうことがある。また、メカがいないと機体を分解・組み立てできないということでメカの人が仕事が来るまで待っていることが多かった。また、予定が遅延した際、理解している人が迅速に対応しなければならなかったため、あまり理解していない人は取り残される一方だった。そのため、後期は予定に余裕を持たせ、理解していない人が取り残されないよう気を付けていく。
・情報の共有
現状の情報の共有がうまくいかず、誰がどんなことをおこなっているのかわからないことが多々あった。
そのため、作業期日が迫っている、または過ぎている人に対して、遊びを誘惑したり、作業妨害をしてしまうことがあったのではないかと思われる。そこで、ホワイトボードに作業記録を書く、LINEに作業日報を載せることを徹底していく。
また今回、日程がずれたときのリスケジュールを行わなかった。今後は、チームの指針や、予定については、まずチームリーダとプロジェクトリーダでおおもとの内容を決め、班員の意見も交えながら、最終的な内容を定める。また、現状の共有とともに作業の振り返りを行うための定期的なミーティングを実施しチームリーダとプロジェクトリーダによるリスケジュールを行う。
・班員の責任感の向上
情報の共有でも記したように、遊びの誘惑に乗ってしまう人がいた。そのために、作業の責任感をきちんと持ち、遊びの誘惑を振り切れるようなチームつくりを行う必要がある。チームビルディングで、役割見直しや個人特性を把握をし、マネジメントをチームリーダがプロジェクトリーダと相談してから行っていく。