名称 MIRS1502 プレ競技会用システム開発計画書
番号 MIRS1502-PLAN-0002
版数 最終更新日 作成 変更点 承認 改訂記事
A02 2015.7.24 レビュー後修正
A01 2015.7.22 平田和奏、金指真之介、奥一貴、富田健斗、近藤有 初版

目次

1.はじめに
2.競技内容
3.ルール
4.開発方針
5.戦略
6.プログラム概要
7.作業日程


  1. はじめに

    本ドキュメントは、体験入学に向けて、標準機を使用したプレ競技会に関する開発計画書である。

  2. 競技会内容

    今回走行するコースを以下に示す。
    スタート地点から2台の機体が直進し(①)、その後与えられた方向へ曲がり、ゴールまでのタイムを競う(②)。


    Fig.1:競技会フィールド図

  3. ルール

    プレ競技会のルールは以下のリンクを参照する。
    MIRS2015プレ競技会 ルール

  4. 戦略

    プレ競技会では順位に応じてチームメンバーの学業点に加味され、技術点としての加点には、ゴールする(+10%)
    壁、対戦相手と無接触でゴールする(+5%)、ゴールにある数字を認識する(+5%)とあるので
    MIRS1502では確実に加点項目を全て回収し、それに害さない速度を与えて高順位を目標とする。

    リスクを最小限に抑え、プログラムの実装、デモ走行、デバッグという過程を迅速に繰り返すことによって
    不要な要素を最小限に抑えつつ素早く改良を続け、確実にゴールをすることを戦略とする。

  5. 開発方針

    ソースのバージョン管理は、これからの共同開発を考慮してGit(分散型バージョン管理システム)を採用する。
    また、Bitbucket(コードホスティングサービス)を採用してメンバー間でソースを共有し、開発効率の向上を
    プレ競技会までの開発で体感する。GitとBitbucketについてはメンバーでの勉強会を予定している。
    ただし、プレ競技会までの完璧な導入は不可能であるので、これから先の導入のための試用期間として考える。

  6. プログラム概要

    プログラムの流れを以下に示す。

      右or左のコースの情報を標準入力する。
      →左折or右折するポイントまで3m直進走行をする。
       →壁との距離を0.4mの間隔になるまでゆっくり直進する。
        →標準入力に応じて左or右に90°回転走行をする。
         →タッチセンサがオンになるまで直進走行をする。
          →数字認識がクリアできるまで後進走行をする。

    シーケンス番号と、シーケンス内容を以下に示す。

    シーケンス番号 シーケンス内容
    1 スタート。3m直進する。
    2 前方の壁までの距離を計測
    3 壁までの距離が0.4mになるよう直進。
    移動距離 = 測定値 - (0.4) [m]
    4 回転(90度。向きはコースによる。)
    5 前方に直進。タッチセンサが反応したところで停止(ゴール)。
    6 後退(距離は未定、数字認識の精度を見ながら検討する)。
    7 正対補正する。
    8 ROI走査により、画像認識する。
    9 画像認識したら時計回りに360度回転して、成功を視覚的に見せる。
    画像認識に失敗した場合は、少し後退し、再び画像認識を行う。

    下記にプログラムのフローチャートを示す。

    Fig.2:プログラムのフローチャート

  7. 作業日程

    日付 午前 午後 目標
    7月24日 (金) (授業) 標準機能試験 標準機能試験の全ての項目を完了し、パラメータ調整も完了させる。
    (前期末試験)
    8月5日 (水) (前期末試験) プログラム実装 ゴールするまでの一連のプログラムを完成させる。
    8月6日 (木) (終業式) デモ走行 競技会と同じ状況下で8割程度の走行ができることを確認する。
    8月7日 (金) デモ走行 パラメータ調整 パラメータを調整し、速度を上げた走行ができることを確認する。
    8月8日 (土) 最終調整 プレ競技会 競技会で2位以上を目指す。

    下記にシステム開発のガントチャートを示す。

    Fig.3:ガントチャート