名称 MIRS1501 システム提案書
番号 MIRS1501-DSGN-0001

最終更新日:2015.10.28

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2015.10.26 高橋元太 初版
A02 2015.10.27 鈴木莉子 文章構成、予定表などレビューで指摘された箇所を変更した
A03 2015.10.28 鈴木莉子 各項目のタイトルを変更した
A04 2015.11.5 鈴木莉子 牛丸先生・大林先生 購入予定品と開発優先順位を変更した

目次

  1. はじめに
  2. コンセプト
  3. 目標
  4. システム概要
  5. ケーブルの改良
  6. 開発の流れ
  7. 購入予定品
  8. さいごに

1. はじめに

本ドキュメントは、MIRS1501の機体のシステム提案書である。



2. コンセプト

いたって素朴。

このコンセプトは、MIRS1501の方針として、特別なことはあまりせずシンプルにいくという意味である。
それぞれの機能はとてもシンプルだが、そのシンプルさが不安定要素をなくし、安定した動作を魅せる秘訣となっている。




3. 目標

全クリ

これは「全部クリア」の略で、MIRS競技会における課題を全て達成するという意味である。
今回の競技課題は、

  1. 現場急行
  2. 怪盗機情報認識(数字認識)
  3. 怪盗機追跡・確保

である。

この3つの競技課題をすべて達成するために、MIRS1501は以下に示す機能を採用する。

  1. 低重心による安定走行、YUGOカーブを拡張した高精度・高速度な回転!
  2. プレ競技会で実績のある100発100中の数字認識!
  3. 赤外線センサとカメラのハイブリットによる正確な追跡、スピード感ある体当たりで怪盗機を確保!

これらの機能の詳細は 4.システム概要 に示す。




4. システム概要

以下に競技会での目標を達成するためのシステムについて示す。



5. ケーブルの改良

以下にケーブルの改良について示す。
  1. 11PINケーブルの改良

  2. プレ競技会までは、ドータボードと11PINケーブルを接続するときや、取り外すときに頻繁に11PINケーブルが壊れ、その度に11PINケーブルの修理を行っていた。
    その原因として、11PINとリボンケーブルをはんだ付けやホットボンドによって接着していたことが挙げられる。
    改善策として、圧着用PINヘッダを使用し、信頼性のあるケーブルにする。また、それに伴いドータボードも作り変える。
    以前までのドータボードを図4に示す。



    図4 プレ競技会で使用したドータボードの回路図

    図4では、1×11の11PINソケットが左右に1つずつあり、ボードに11PINソケットのメス、ケーブルに11PINソケットのオスを使用している。
    新たにドータボードを作るときは、この2箇所を2×8の圧着用PINヘッダに変更する。

  3. 電源ケーブルの改良

  4. 現在の電源ケーブルは、ケーブルを無理やり二股にして出力している。
    ケーブルが二つに分かれる部分をビニールテープで止めているので、そこがとても不安定であった。
    このケーブルが走行途中に電源が落ちる要因になっていたと考えられる。
    そこで、新たに基板を作成し、その基板上で電源ケーブルからの入力を2カ所に出力するように変更する。
    そうすることで安定した動作を行うようになる。




6. 開発の流れ

MIRSの開発をアジャイル開発に習って行う。
開発内容に優先順位をつけ、第一段階ほど高く、第三段階ほど低く設定し、開発していく。

  1. 第一段階

  2. 第二段階

  3. 第三段階

これらの開発と並行して11PINケーブル、ドータボード、電源ケーブルの改良を行う(標準機で使用したものを流用できるため、優先順位は低め)。




7. 購入予定品

以下に購入予定品を示す。




8. さいごに

今回のシステム提案でMIRS1501でやりたいことが明確になった。
競技会まで時間がないので、役割分担をしっかりして、効率よく開発を行っていけるようにしたい。


MIRS1501ドキュメント管理台帳