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名称 |
MIRS1204 エレクトロニクス詳細設計書 |
番号 |
MIRS1204-ELEC-0003 |
最終更新日:2013.2.6
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
A01 |
2013.2.6 |
伊藤丈矩 田代智貴 |
|
初版 |
目次
- はじめに
- 変更点とその理由
- 変更点の詳細
- 1.はじめに
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本ドキュメントは、MIRS1204のオリジナルMIRSに加えるエレクトロニクス(以下エレキ)面に関する変更のドキュメントである。
- 2.変更点とその理由
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今回MIRS1204のエレキ班が変更するのは、DBとMCB間のケーブルによる配線方式とMCBの小型化、統合である。
- 2.1 USB端子とケーブル
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以前からMIRS1204標準機はケーブルによる様々なエラーに遭遇してきた。そこで、ケーブルを強固なものへと変更し、ケーブルでのエラーをなくし、信頼性があるオリジナルMIRSに する。
そこで、USB端子とケーブルによる通信が信頼に足ると判断し、USBケーブルの導入に至った。(USB通信方式を採用するわけではない。)
- 2.2 MCBの小型化、統合とUSB端子への対応
-
USBケーブルの導入にあたり、MCBをUSB端子に対応させなければいけない。そこで、回路を再構築する。この際、左右に一枚ずつあるMCBを一枚に統合する。
そうすることで、MCBが省スペース化に貢献し、MIRSの配線が簡素化し、後にデバッグをやりやすくなるというメリットがある。
- 2.3 DBのUSB端子への対応
-
USBケーブル導入に当たり、DB側も端子を変更する必要がある。したがって、エレキ班はDBの回路を再構築する。(ユニバーサル基盤)
- 3.変更点の詳細
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- 3.1 USB端子とケーブル
-
今回導入するUSB端子とケーブルとそれぞれの使用箇所は以下のとおりである。
使用箇所 |
素子・部品 |
略称 |
ロータリーエンコーダ側 |
USBコネクタ(Aタイプ、オス) |
(1) |
DB側(8本のピンを2つのUSBで代用) |
USBコネクタ(Bタイプ、メス) |
(2) |
MCB側のDBとロータリーエンコーダ値の受け取り |
2段USBコネクタ(Aタイプ、メス) |
(3) |
MCB-DB接続 |
USBケーブル(Aタイプ、オス&Bタイプ、メス) |
(4) |
以下にそれぞれの部品の画像を載せる。
Fig 1 USBコネクタ(Aタイプ、オス)
Fig 2 USBコネクタ(Bタイプ、メス)
Fig 3 2段USBコネクタ(Aタイプ、メス)
Fig 4 USBケーブル(Aタイプ、オス,Bタイプ、オス)
各部品の使用用途
(1)はロータリーエンコーダがMCBと通信する端子に使用する。現状のロータリーエンコーダの端子を取り外し、新規に(1)を装着する。
(2)はMCBと接続されるDB側の端子とする。新規に作成したDBに(2)を使用する。
(3)はMCBに2つ乗せる。一つは、左右のロータリーエンコーダのデータ取得に用い、もう一方はDBからの8bitの通信を受け取る。
(4)はDBとMCBをつなぐケーブルであり、2本使用することで、8bitの通信を可能にする。
- 3.2 MCBの小型化と統合
-
以下に新規作成したMCBの回路図を載せる。
上述のようにこの回路は、然るべき部品を乗せると左右両方のモーターの制御が可能な仕様である。図中の(3)はその場所に上表の(3)を実装するということである。
Fig 5 新MCB基板回路図
- 3.3 DBのUSB端子への対応
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基板加工機が不調だったので、急遽ユニバーサル基盤でつくることにした。
MIRSMG3D ドータボード回路図に従ってユニバーサル基板上に回路を構成した。その際、MCBとの通信ケーブルのジャックをUSB端子に変更した。