名称 MIRS2011競技規定
番号 MIRS11CP-COMP-0003

最終更新日:2011.11.21

版数 更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2011.11.18 伊藤彩花 初版
A02 2011.11.21 伊藤彩花 江上 DB番号・配点・仕掛け(鍵とゲート・行き止まり・シーソー)

目 次
  1. はじめに
  2. 競技内容
  3. ロボット
  4. 競技場
  5. 競技場内の仕掛け
  6. 順位及び判定
  7. 禁止事項

1.はじめに
 本ドキュメントは、2012/1/30(月)に行うMIRS競技会の競技規定をついて記したドキュメントである。

2.競技内容
 @競技は2回行う.1回の制限時間は5分とする.
  競技開始は開始合図の後、ロボットから手を離した時点とする.
 A順位は2回の競技の合計点で決まる.
 Bロボットがゴールするか,制限時間が経過した場合に競技は終了とする.
 C競技の途中での棄権を認める.棄権した場合,それまでの得点は加算される.
 D競技1回目の順番はくじ引きで決める.
 E競技2回目の競技順は競技1回目の得点の低いものから行う.
 F競技1,2回の間にロボットの改良及びソフトウェアの変更を行ってもよい.
 G競技1,2回において仕かけの変更は行わない.

3.ロボット
 @競技中にロボットの部品が落ちてはならない.
 A自律型でなければならない.
 Bロボットの大きさは,競技開始時において底面35cm×35cm,高さ32cm以内に収まるものとする.
 C電源は,ロボット自身に搭載する電池から供給するものとし,外部から供給してはならない.
 D一体型で1台でなければならない.

4.競技場
 @競技場の大きさは5.0m×5.0mとする.
 A壁は高さが33cmで上部2cmに黒色のテープを貼る.
 B壁の色は透明である.
 C競技場の安定性を高める為,通路の一部を補強する.
  そのため、競技場の33cm〜35cmの高さには、梁(ハリ)が設置されている場所がある.
 D競技場の床には透過性のない50cm×50cmの黒いタイルカーペットを敷き、その上に迷路を構築する.

5.競技場内の仕掛け

 @Direction Board(DB:数字盤)
  (ア)DBは,迷路内の壁に設置される.
  (イ)黒で書かれた2つの数字とそれを仕分ける1本の直線からなる.
  (ウ)DBから50cm手前に幅5cmの白線を引く.
  (エ)各数字はその次にある仕掛けを示す.各数字の割り当てを下記の表に示す.

          表.1 数字の割り当て
番号 先にある仕掛け
0 Goal
2 小部屋
3 ロータリー
4
7 行き止まり・ゲート
8 DB

  (オ)詳細な寸法を下図に示す.

        図.1 Direction Board

 A小部屋
  (ア)広さ1.5m×1.5mの空間で,各辺のいずれかに幅50cmの入口と出口がある.
  (イ)車体が出口から完全に出た状態をクリアとみなし,得点を加算する.
  (ウ)例図を以下に示す.
小部屋 小部屋
       図.2 小部屋

 Bロータリー
  (ア)広さ1.5m×1.5mの空間で,各辺のいずれかに幅50cmの入口と出口がある.
  (イ)内径20cm,外径120cmの通路を設置する.
  (エ)車体が出口から完全に出た状態をクリアとみなし,得点を加算する.
  (オ)例図を以下に示す.
小部屋 小部屋
          図.3 ロータリー

 C鍵とゲート
  (ア)赤外線発生装置のついた壁で,タッチセンサを押すことでLEDが点灯する.
  (イ)機体全体が扉を通過した時点でクリアとみなし,得点を加算する.
  (ウ)赤外線LEDの高さは床から11cmである.
  (エ)鍵を獲得せずに通過することは可能である.しかし,その場合は得点が与えられない.

 D行き止まり
  (ア)袋小路あるいは壁になっている.

 Eシーソー
  (ア)シーソーの大きさは,幅45cm長さ90cmとする.
  (イ)中心地点の高さは6.5cmである.
  (ウ)車体がシーソーを乗り越えた場合に得点する.
  (エ)シーソーはDBでの予告なしに設置される.
  (オ)詳細な設計を下図に示す.

           図.4 シーソー

 Fステップ
  (ア)最大高12mm幅60mmケーブルシースを35cm間隔で2本設置する.
  (イ)35cm間隔で2本のケーブルシースを設置する.
  (ウ)2本のケーブルシースを完全に超えた場合に得点する.
  (エ)ステップはDBでの予告なしに設置される.
  (オ)詳細な設計を下図に示す.

           図.5 ステップ

 Gゴール
  (ア)ゴールエリアでは,床一面(0.5m×1.0m)を白色にする.
  (イ)機体全体がゴールエリアに入り,そこで停止すればゴールしたとみなす.

6.順位及び判定
  @競技順位は,本戦2回の競技の合計点が多いものを上位とする.
  A合計点が同じ場合は,2回の合計消費時間が短いものを上位とする.
  Bなお、途中棄権した場合は5分を消費時間とする.
  C各仕掛けの配点は以下のとおりする.

           表.2 配点
仕掛け 点数
小部屋 20point
ロータリー 30point
鍵とゲート 10point
シーソー 15point
ステップ 15point
ゴール 仕掛けの総得点×2
タイムボーナス +αとして10sec.につき5point加算(10sec.以下は切り捨て).

7.禁止事項
  @競技開始以降ロボットに触れてはならない.
  A競技中,遠隔操作をしてはならない.
  B競技場内に設置された壁を乗り越えてはならない.
  CMIRSは競技場にダメージを与えるような動作をしてはならない.
これらの事項を犯した場合は、失格または棄権とみなす。

沼津高専電子制御工学科 MIRSデータベース