名称 MIRS1003 段差をスムーズに乗り越える機構について
番号 MIRS1003-TECH-0002

最終更新日:2010.11.19

版数 更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2010.11.19 蒔田大嗣 斎藤 秀人 初版

目次
  1. 目的
  2. 概要
  3. 考察
  1. 目的
    このドキュメントの目的は、段差での衝撃によるOSが飛ぶ、配線の断線等を防ぐ「トレーラーシステム」についての記述である。

  2. 概要
    下段シャーシを2枚の特殊な形のアルミ板で構成し、2枚の板を蝶番で連結する

    図1 下段シャーシ1


    図2 下段シャーシ2

    メリットとしては、などが望める。

  3. 考察
    素材、機構、問題点の3つについて考察を行う。
    1. 素材
      特殊な形のため、細い部分ができてしまい折れる恐れがあり、それを防ぐために板厚3mmのジュラルミンを使用した。
      荷重が多くかかる蝶番は(mm×mm)の鉄を使用。
      2枚の接触を防ぐために各々の長さを正確に造る必要があり、M科に切り出しを要請した。

    2. 機構
      段差を乗り越える際、サスペンション使用時より機体が安定しておりOSがとぶ確率が低くなった。
      タイヤが浮き、空回りすることがない。

      図3 試作品の写真1


      図4 試作品の写真2

    3. 問題点
      90度回転の際、毎回違う微妙な誤差が出てしまう恐れがある。
      シャーシの強度が足りないかもしれない。




関連文書
下段シャーシ分割案について
下段シャーシ製造仕様書


沼津工業高等専門学校 電子制御工学科