GD制御製造仕様書

番号

MIRS0803-ELEC-0003

版 数

最終更新日

作 成

承 認

改 訂 記 事

A01

2008.2.23

杉山

鈴木

初版

 

 

 

 

 

 

 

 

目的

本ドキュメントはポスト獲得機構であるギャラクティカドーナツ(以下GD)の動作を制御するボードの製造について記載したものである。

 

概要

GD制御ボードでは、ポスト獲得機構GDのベルトコンベアの上下およびリングの開閉を制御する。

              ベルトコンベアの上下にはモータドライバIC(TA7291P)を、リングの開閉にはモータドライバIC(TA7257P)を用いて制御する。

              各モータドライバICの制御はPICマイコンPIC16F84Aからの論理出力を用いて行う。

              各モータの状態は基盤に取り付けたLEDの発光パターンにより認識できるようにする。

 

動作内容

動作開始

ループ開始

MIRSからのGD制御開始信号を受信するまで待つ

MIRSからGD制御開始信号を受信する

ベルトコンベアを下ろす

TA7291Pの状態:正転、TA7257Pの状態:停止)

ベルトコンベアを停止する

TA7291Pの状態:停止、TA7257Pの状態:停止)

リングを閉じる

TA7291Pの状態:停止、TA7257Pの状態:正転)

リング開閉停止、一定時間待つ

TA7291Pの状態:停止、TA7257Pの状態:停止)

リングを開く

TA7291Pの状態:停止、TA7257Pの状態:逆転)

リング停止

TA7291Pの状態:停止、TA7257Pの状態:停止)

ベルトコンベアを上げる

TA7291Pの状態:逆転、TA7257Pの状態:停止)

ループへもどる

 

GD制御ボード

         回路図

1 GD制御回路図

         部品表

1 GD制御回路部品表

部品

型番/

個数

PICマイコン

PIC16F84A

1

モータドライバIC

TA7257P

1

 

TA7291P

1

炭素皮膜抵抗

100 Ω

2

セラミックコンデンサ

20 pF

2

電解コンデンサ

33 μF

2

セラミック発振子

20 MHz (CSTLS20M0X51)

1

正流用ダイオード

100 V/1 A

8

発光ダイオード

高輝度・ピンク

1

 

高輝度・青

1

3端子レギュレータ

5 V/500 mA (78DL05S)

1

トグルスイッチ

0.1A 30V

1

2ピンコネクタ

MOLEX 5045-02A

5

3ピンコネクタ

MOLEX 5045-03A

1

 

         CAD図面

2 GD制御回路 CAD図面

         実装図

3 GD制御回路 実装図(表)

 

4 GD制御回路 実装図(裏)

 

試験方法

 

この項では、製作したボードの試験方法について述べる。

 

         部品配置チェック

 

部品実装図を見て、部品の配置が正しいかを確認する。(ICの向きに特に注意する。)

部品配置が間違っていた場合、部品を一旦はずし、正しい配置に修正する。

 

         導通試験

 

導通試験を行う。

実装図(回路図)を見て、各部品同士がつながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。

調べる際には、テスターの先をはんだにつけるのではない、各部品の足に当てるようにする。

次に非道通試験を行う。

パターン間の非導通試験をすべてにおいて行うことが望ましい。

電源とグランドが短絡していないことを必ず確認する。

     

導通するべきところが導通していなかったり、導通するべきではないところが導通していたりした場合、実装図を参考に、適切に修正を行う。

電源とグランドが短絡していた場合は、絶対に電源を供給してはならない。

目視とテスターにより丹念に原因を調べていく。

 

 

         動作試験

 

製作したボードが、MIRS0803と接続した状態で正常に動作するかを確認する。

基盤、9Vバッテリー、7.2Vバッテリー、テスター、モータ、MIRS0803本体を用意する。

基盤にバッテリー、モータをつなぎ、MIRS0803本体へと接続する。

テストプログラムをMIRS0803上で実行し、正常に動作することを確認する。