沼津高専 電子制御工学科

 

動作試験報告書

 

MIRS0603-TEST-0001

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2006.6.16

ユー

池谷

冨士原

漆畑

初版

A02

2006.6.20

漆畑

漆畑

2

 

MIRS標準機動作試験手順書(MIRSSTND-ASMY-0013)を参考にして、各動作試験を行った。

 

 


1.動作試験報告 (4/285/24)

 

各センサーのテスト(一回目)

 (各センサー1番のみを使いセンサーが正常にどうかするか確認する。)

 

各センサーすべて正常に動作した。

 

各センサーのテスト(二回目)

 (1回目で使用したセンサーを用いて全てのポートで使用可能かどうかチェックする。)

 

I.        超音波センサー(USS X)のテスト

USS3以外は正常に動作した。

 

II.     タッチセンサー(TS X)のテスト

すべて正常に動作した。

 

III. 赤外線センサー(IRS X)のテスト

すべて正常に動作した。

 

IV.     白線センサー(WS X)のテスト

すべて正常に動作した。

 

V.        ロータリーエンコーダ(RE X, RE Y)のテスト

RE Yが回転しなかった。

 

原因と修理

 (1回目と2回目での問題点の原因とその対策を以下にのせる。)

 

問題点

原因

修理

USS3が反応しない

ドーターボードの初期不良

標準機には使用しない

RE Y回転しない

接続していたコードの不良

コードを交換した

 

 

2.標準機動作試験報告 (5/26〜6/12)

 動作確認のプログラム、操作方法は標準プログラム (Ver.2.1) 概要を参照。

標準機の動作に置いての問題点、原因・対策を以下に書き出す。

 

問題点

原因・対策

1

FPGAボードとドータボードの接触不良

しっかりと固定されてなく、外れやすかったので、ねじ止めをした

2

走行試験がうまくいかなかった

パラメータの測定の仕方が悪く、グラフからの数値の読み取りが甘かったため、パラメータを測定し直し、計算しなおした。

 

3

MIRSが正常動作しなくなった

LANケーブルのツメが折れていたため、接触が悪くなり、データ転送ができなくなっていた。そのため、板を当てて固定した。

 

4

左のタイヤが動かなくなった

MPCボードのコネクタが折れていたため、新しいコネクタを半田し直した。

5

ポストを認識しなかった

ドータボードに問題があり、uss3が使えなくなっていた。プログラムを変更し、uss3からuss4に設定を変更した。

6

走行時の精度が悪かった

ねじが地面と接触していたため、ねじを短いものに付け直した。

7

超音波センサの精度

超音波センサの左右の感度があまりにも違っていた。可変抵抗を調整し直した。

 

8

起動時にブザーが鳴らなかった

CPUボードを交換したところ、ブザーは正常に動作した。

9

フラッシュメモリが正常動作しなかった

フラッシュメモリが古くなっていたためと思われる。新しいものを交換する予定

 

 

 

 

3.MIRS標準機で使用したパラメータ

 

試用したMIRSのパラメータを以下に記す

 

MIRS機体のパラメータ

     MIRSの回転中心からタイヤ中心までの距離[m] b= 0.1215

     MIRSのタイヤの直径[m] d= 0.064

     MIRSの質量[kg]  M=4.39

     駆動系電圧の最大値[V] Vmax=8

     MIRSの直進速度抵抗 cv= 16.116

     MIRSの回転速度抵抗 cw=0.201

     MIRSの慣性モーメント JM=0.03914

Tireパラメータ

     右タイヤ電圧係数 br =0.06882

     左タイヤ電圧係数 bl= 0.072091

     右タイヤ角速度係数 cr=0.02037

     左タイヤ角速度係数 cl=0.02385

     右タイヤ慣性モーメント Jr=0.0010594 

左タイヤ慣性モーメント Jl=0.0012.523

 

 

4.あとがき

 

標準機でフラッシュメモリが正常に動作しなかったので正常な動作確認を行えなかった。

なので、フラッシュメモリが手に入り次第動作確認を行う。