沼津高専 電子制御工学科

エレクロニクス詳細設計書

MIRS0603-ELEC-0001

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2006.10.9

漆畑

山口

ユー

漆畑

初版

A02

2006.10.13

ユー

漆畑

2


 


Ø        目的

本文書は、MIRS0603におけるエレクトロニクス部の各回路基板の製造仕様書の作成に必要な事項を述べる。

 

Ø        概要

 基本的に構成は標準機と同じであるが、赤外線センサを3つ、超音波センサを3つに変更し、新たに電子コンパス1つを導入する。

Ø        DB変更点

 

 

ドーターボードの変更点は上の図に示す。

白線センサーと赤外線センサーの位置を入れ変えて、4番の赤外線センサーのポートを電子コンパスのポートとして使う。

 

パターン図(半田面)

パターンの切断個所は、線を消してある。

 

パターン図(部品面)

 

変更箇所を赤線で示す。パターンの切断個所は、線を消してある。

 

 

Ø        FPGA変更点

電子コンパスの導入のため標準機より以下の部分に変更を加える。

     標準機でのUSS1の送受信信号の203204ピンと標準機でのIRS4の出力ピンの3ピンを電子コンパスの出力ピンとする。

     汎用入力ポートモジュール(tip_m)に電子コンパス入力信号を追加する。(ポートGIOの未使用bit1214を電子コンパスに使用する)

     標準機でのUSS1はする。

     標準機でのWLS1〜4とIRS1〜4の出力ピンのピン配置を入れ替え、IRS4を削除する。

     IRSが3つとなるため、赤外線コード検出モジュールの1:4セレクタを変更し1:3セレクタとする。

 

IOポート仕様の変更箇所

赤色は変更箇所)

名称

IO port Address[hex]

R/W

Port Name

機能

汎用
入力

0140

R

GIO

デジタル信号入力
標準MIRS(MIRSSTND)では5種類の入力信号をこのポートから読み込む。

  1. MP:モータ用電源のON/OFF
  2. WLS1-4:白線センサ1-4
  3. IRS1-4:赤外線センサ1-4(赤外線センサの有無のみ。コード判別は0x15Xポートで設定し読み込む)
  4. TS1-4:タッチセンサ1-4
  5. EC1-3:電子コンパスボード

bit

15

14-12

11-8

7-4

3-0

機能

MP

EC

WLS

IRS

TS

3

2

1

4

3

2

1

-

3

2

1

4

3

2

1

 

Ø        電子コンパスボード

電子コンパスからは常に3bitの出力信号(D1〜3)が出力される。それぞれの出力信号ををトランジスタで増幅し、

ポートに入力する。増幅されたD1〜3の出力に発光ダイオードを接続し、外から見て現在の電子コンパスの信号が読み

取れる。

 

 

 

 

 


 

関連ドキュメント

ドキュメント番号

ドキュメント名称

作成者

MIRS0603-ELEC-0002

電子コンパスボード製造仕様書

ユー