沼津高専 電子制御工学科 |
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改訂記録 |
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版数 |
作成日 |
作成者 |
承認 |
改訂内容 |
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A01 |
2005.06.28 |
蛭ヶ谷 |
蛭ヶ谷 |
初版 |
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A02 |
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組み上げたMIRS標準機が正常に動作するかを確認する。
事前に用意されている、標準機動作試験試験手順書に沿って動作試験を行う。
1. 超音波センサ(USS
X)のテスト(./uss/uss_test)
USS 3以外は正常に動作。
USS 3の値は常に999になってしまい、全く動作しなかった。
2. タッチセンサ(TS X)のテスト(./irs_ts_ws/irs_ts_ws_test)
TSはすべて動作しなかった。
3. 赤外線センサ(IRS X)のテスト(./irs_ts_ws/irs_ts_ws_test)
IRSはすべて動作しなかった。
4. ロータリーエンコーダ(RE X,RE Y)のテスト(./pwm_enc/enc_test)
REはすべて動作しなかった。
5. 赤外線コード判別テスト(./irs_ts_ws/irs_code_test)
どのポストを用いても与えられる値は0で判別できていなかった。
考えられる原因に対処する。
1. 超音波センサの修理
可変抵抗の値の調整。
ドータボードとの接触不良を調整。
2. タッチセンサの修理
TS1はドータボードのジャンパピンとの接触を調整。
TS2とTS3のVccとONケーブルの接続が逆だったため調整した。
3. 赤外線センサの修理
ジャンパピンによる基盤との接触を調整。
4. ロータリーエンコーダの修理
コネクタのRE部に対する接続部分の接触不良の調整。
全体的にドータボードの削りが甘かったのでけがき針により削った。
1. T.で行ったセンサ(USS,TS,IRS,RE)について再テスト
全てのセンサの動作が正常になった。
2. 赤外線コード判別テスト
IRS 2について、すべてのポストを正確に判別した。
全てのセンサの動作が正常になったことが確かめられた。
2005年度仕様MPCボードでの駆動系のテスト
1. 結果
ほとんどの動作チェックにおいて正常に動作した(一部、逆回転しなかったチェックがあった)が、コンデンサ及びFET(トランジスタ)が異常加熱した。
最終的にコンデンサが破裂するまでに至った。
2. 原因
信号に遅延が起こり、それにより一瞬だが全スウィッチがはいってしまいショートしてしまうことが原因と思われる。
3. 対策
旧仕様MPCボードに急遽変更した。
旧仕様MPCボードでの駆動系のテスト
1. 結果
ほとんどの動作チェックにおいて正常に動作したが、直進では逆方向に進行してしまった。回転はよかったが、直進では進行方向に対し10p以上横にずれ
てしまった。
2. 原因
MPCボードのコネクタ部分が左右逆になっていたため、進行方向が逆になってしまった。
パラメータの値が正しくなかったためずれてしまった。
3. 対策
コネクタ部分をモータに対応させて、左右逆にとりつけた。
パラメータの値を、新たに計測しなおした結果から導出し、入力しなおした。
ポスト獲得試験で起こった不良動作は、結局改善することはできなかった。以下に考察内容とその結果を記す。(これについては今後更に追究していく予定です)
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超音波センサで距離が正確に測れないために、進行方向がずれるのではないか。
→センサテストを再度行ったが、異常は見られなかった。超音波センサのコーンを微調整しても変化はなかった。
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ロータリーエンコーダで正確な値が測れないために、進行方向がずれるのではないか。
→これもテストを再度行ったが、やはり異常は見られなかった。
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モータ及びタイヤが、何らかの原因で制御された値だけ動作せず、進行方向がずれるのではないか。
→タイヤ周辺のケーブル類を整理したが、やはり変化はなかった。