沼津高専 電子制御工学科
動作試験報告書
MIRS0401-TEST-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2004.06.11 小谷 坪内 初版
A02 2004.06.15 坪内 坪内 リンク・動作結果の修正、書き足しをした。
A03 2004.07.13 坪内 坪内 標準プログラムを実行しての問題点を追加した。

動作試験報告


標準機動作試験手順書( MIRSSTND-ASMY-0013 )を参考にして、動作試験をします。

1.USS センサー =======> 無問題
2.タッチセンサー ======> 無問題
3.赤外線センサー =====> 無問題
4.白線センサー =======> 有問題_(WS3)
5.ロータリーエンコーダ => 有問題_(REY)

動作問題報告

番号 日付 トラブル箇所 原因
0 5/21 ドータボード ドータボードから煙が出た
5/28 ケーブル ケーブルのショート
5/28 白線センサー ショート
5/28 ソフトウェア 試作機と論理が逆
5/28 標準プログラムでの動作 バッテリー切れ

標準プログラムを実行しての問題点

  • 其壱〜七月十三日


  • 動作問題報告

    0.ドータボードから白い煙が出た。

    状況

     電源を安定化電源からバッテリーに替えたとき、ドータボードから白い煙が出てきた。


    原因・解決方法

     ドータボードのはんだ付け不良により、FPGAボードの配線(標準機としては使用しない。)が 焼き切れてしまった。
    ドータボードの配線チェックを済んでいるものと仮定して、FPGAボードに接続してしまったため、 このような問題が発生した。
    他人がチェックしたものは、信用が完全でないときは、もう一度自分たちでチェックして、
    安全を確認しなくてはいけないことが分った。
    ドータボード・FPGAボードを新しいものに交換して再度チェックをしたところ、
    白い煙が出ることも無く、正常にMIRSが起動した。


    1.ロータリーエンコーダケーブルのショート

    状況

    ロータリーエンコーダの値が正方向の回転のときでも、 逆方向の回転のときでも減っていった。


    原因・解決方法

    コードがつぎはぎにして繋いであり、ビニールテープで信号線を全て一まとめにしてあった。
    コードのつなぎ目でショートしていたので、コードを修復したら 正常な動作をするようになった。
    ロータリーエンコーダの値が減り続けていた原因は、 ケーブルのショートが原因であることが分かった。


    2.白線センサーのハンダ不良

    状況

    MIRSが起動しない。


    原因・解決方法

    白線センサーのハンダべたをきれいに取り除き、 ハンダ付けをやり直したら動作するようになった。
    センサーのコードをMIRSに接続する前にはんだ不良になっていないかどうかを、
    テスターでの導通検査などで確認しなくてはいけない。

    3.ソフトウェア上のミス

    状況

    モータの動作が逆方向に動作する。


    原因・解決方法

    MIRS標準機と試作機のモータのピンアサインが逆のため 動作が逆方向となった。ハード的に、モータに入力する電源の ±を逆にして、正常な動作になるようにした。
    本来は、ケーブルのを±を逆にしてはいけないが、 動作試験ということでケーブルを入れ替えて使用した。
    ソフトウェアで±を元に戻し、モータのケーブルも元に戻さなくてはならない。

    4.標準プログラムでの動作

    状況

    一個目のポストを獲得し終わったところで、 補正をしているときに回転し続ける動作になり、
    次のポスト獲得への動作が出来ない。


    原因・解決方法

     標準ソフトの動作試験をしたところ、一個目のポストは獲得できたが、
    中心位置の補正をする際に回転した動作のまま次の動作に移らなかった。
    バッテリの電圧を測定したところ、バッテリが消耗していたため、
    消耗していないバッテリを使用したいので、電圧が高いものを選んで使用した。
    その結果、回転の動作をし続けることは無くなり、
    それまでは1つしか獲得できなかったが、2つのスポットを獲得することができるようになりました。

    バッテリーの消耗によって、モータの速度などが変わってくるとはいえ
    本来は、バッテリーの状態によらず同じ動作をすることが望ましい。
    去年の状態のまま充電せずに使用したため、その影響が大きかったのだと考えられる。
    バッテリーは時間が立つにつれて放電していってしまうため、
    正確な動作をさせたいなどの動作確認をする際には、
    出来るだけ最近に充電した電池を使用するといい。




    標準プログラムを実行しての問題点

    其壱

    1.補正が出来ていない。(初期位置からずれてしまっている。)
    2.試作機と標準機の重量の違いにより、補正時のモータ出力が不十分であることが判明した。
    3.ポスト獲得の確認をしていない。(標準のプログラムに確認のプログラムが入っていない。)
    4.標準のプログラムで使用しないタッチセンサがある。
    5.バッテリの持ちが悪い。(動作問題報告にも関連)

    以上のことについて、システム提案上、検討していく必要がある。