沼津高専 電子制御工学科
MIRS0201 FPGAボード ダウンロード手順書
MIRS0201-ELEC-1004
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2003.11. 天野 内海 初版

  1. はじめに

     

    この文書は、MIRS0201のFPGAボードに、FPGA回路データ (MIRS0201-ELEC-1003) をダウンロードする方法をまとめたものである。

  2. 必要物品

    ダウンロードするマシン(LINUXインストール済)、バイトブラスターダウンロードケーブル、ダウンロードプログラムソース(aritecdownload.tgz)、FPGAボード、FPGA実験装置

  3. 準備

    ダウンロードプログラムのコンパイル
    初めて、マシンからダウンロードするときは必ず行うこと。

    1. ファイルのアップロード
       LINUX用のダウンロードのプログラムを作るために、ダウンロードプログラムのソースの圧縮ファイル(aritecdownload.tgz)をダウンロードし、それをMIRS0201にFTP転送。
    2. ファイルの解凍
       MIRS0201にアップロードしたファイルを

      % tar zxvf aritecdownload.tgz

      として解凍する。 aritecdownloadというディレクトリができる。
    3. コンパイル
       次に

      % cd aritecdownload
      % make

      を実行するとコンパイル開始。
    4. ファイルの実行テスト
       うまくいくとaritecdownloadというファイルができ、このプログラムがダウンロードのためのプログラムファイル。このあと、aritecdownloadというフォルダにできている"test10.ttf"をFPGA実験装置にダウンロードする。(ダウンロードするときはsuでrootにすること。)コンフィギュレーションLEDが点滅したら実際に ダウンロード成功となる。

  4. ダウンロード

    1. ダウンロードケーブルの接続
       電源を入れる前にダウンロードケーブルであるバイトブラスターのパラレルポート側にをパラレルポートに接続し、FPGA側にダウンロードモジュラジャックを差込み電源を入れる。
    2. ダウンロードファイルの転送
       ダウンロードは、root権限がないとできないので'su'でrootになってから  ダウンロードマシンにFTPで接続して、回路図情報ファイル(.ttf)をダウンロードする。
    3. ファイルの実行

      % ./aritecdownload -v -b (ファイル名)

      ここで、オプションは、
      -v
      画面に各種情報を表示しながら実行。デフォルトでは何も表示しない。
      -b
      ダウンロードがどのくらい進行しているかを示すバーが表示。デフォルトでは表示しない。
      となる。
      いろいろ表示が出た後最後に

      download success

      と出ればダウンロードが成功。
      また、ダウンロードケーブルを接続したパラレルポートのI/Oアドレスは事前に調べて置く。0x378の場合、オプションに何も付けないで実行でき、それ以外の場合には、-pオプションを付けて実行する必要がある。
      -p (number)
      パラレルポートのI/Oアドレスを指定
      (number):(I/O port)の対応は、
      0 : 0x378
      1 : 0x278
      2 : 0x3BC
      。デフォルトでは0(=0x378)。
       他のオプションについては解凍した時にできるフォルダの中の"README.TXT"を参照。 LINUXの起動時に、自動的に回路情報をダウンロードするようにしておくと便利である。

関連文書
UL>
  • MIRS0201 FPGAボード製造仕様書(MIRS0201-ELEC-1001)
  • MIRS0201 FPGAボード取扱説明書(MIRS0201-ELEC-1002)