沼津工業高等専門学校 電子制御工学科
MIRS0201 Electronics 詳細設計
MIRS0201-ELEC-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2003.05.29 天野 千寿子
内海 昭則
高畑 祐太
今村 初版
A02 2003.06.10 内海 昭則 今村 各部の詳細 FPGAボード、ドータボードの修正
A03 2003.07.01 高畑 祐太 今村 AMCボード、電源ボードの外形及び詳細ブロック図を追加
電源系統図を修正
A04 2003.11.07 高畑 祐太 内海 ハウジングの型を変更
A05 2003.11.19 高畑 祐太 健二 ソフトウェアビジビリティ アーム動作処理モジュールを変更
A05 2003.11.22 内海昭則
高畑 祐太
健二 ソフトウェアビジビリティを変更

目次

  1. はじめに
  2. 概要
  3. 構成
    1. 概略ブロック図
    2. 電源系統図
  4. 機能性能
    1. 標準MIRS基板
  5. インターフェース
    1. ISAバス
    2. バックプレーン - フラッシュディスク
    3. バックプレーン - 電源ボード
    4. CPUボード−パーソナルコンピュータ
    5. CPUボード−FPGAボード
    6. CPUボード−フラッシュディスク
    7. CPUボード−テンキー
    8. FPGAボード−LCD
    9. FPGAボード−ドータボード
    10. ドータボード−ロータリーエンコーダ   
    11. ドータボード−タッチセンサ   
    12. ドータボード−超音波センサ   
    13. ドータボード−赤外線センサ
    14. ドータボード−白線センサ   
    15. ドータボード−モーターパワー制御ボード   
    16. ドータボード−アーム用モーターパワー制御ボード   
    17. ドータボード−電源ボード   
    18. モーターパワー制御ボード−電源ボード   
    19. アーム用モーターパワー制御ボード−電源ボード   
    20. モーターパワー制御ボード−モータ   
    21. アーム用モーターパワー制御ボード−アーム用モータ   
    22. 電源ボード−バッテリー
  6. 各部の詳細
    1. 標準MIRS基板
    2. IOボード
      1. FPGA回路ブロック図
      2. 各ブロックの機能
      3. ブロック間インターフェース仕様
      4. ソフトウェアビジビリティ
      5. 各チームが作成する基板
        1. ドータボード
          1. 外形
          2. 詳細ブロック図
        2. アーム用モーターパワー制御ボード
        3. 電源ボード
  7. 消費電力

1.はじめに

本ドキュメントは、MIRS0201エレクトロニクス部の各回路基板の製造仕様書の作成に必要な事項を述べる。

2.概要

MIRS0201のエレクトロニクス部は、主としてAT互換シングルボードコンピュータとISAバスに接続されるIOボードおよびセンサ回路からなり、IO制御のための回路はそのほとんどがIOボード上のFPGAで実現される。またセンサ機能として1個のタッチセンサ、2個の赤外線センサ、3個の超音波センサ、4個の白線センサ、及び2個のロータリーエンコーダを有する。

3.構成

  1. 概略ブロック図
    図1に概略ブロック図を示す。
    図1.概略ブロック図

    図2.FPGA内部回路ブロック図

  2. 電源系統図
    図3に電源系統図を示す。
    図3.電源系統図

4.機能性能

  1. >標準MIRS基板
    標準MIRS基板の仕様についてはMIRSデータベース(DBMD)を参照のこと。

5.インターフェース

  1. ISAバス
    ISAラックのインターフェースはISAバス規格に準拠し、各基板を下表に示すようにバックプレーンに搭載する。


    表. 5.1.1 ISAラックへの基板の搭載方法
    スロット.No
    ボード名称
    備考
    1
    -
    未使用
    2
    CPUボード

    3
    -
    未使用
    4
    FPGAボード


  2. バックプレーン - フラッシュディスク

  3. バックプレーン - 電源ボード

  4. CPUボード−パーソナルコンピュータ

  5. CPUボード - FPGAボード

  6. CPUボード−フラッシュディスク

  7. CPUボード−テンキー

  8. FPGAボード−LCD

  9. FPGAボード−ドータボード

  10. ドータボード−ロータリーエンコーダ
  11. ドータボード−タッチセンサ

  12. ドータボード−超音波センサ

  13. ドータボード−赤外線センサ

  14. ドータボード−白線センサ

  15. ドータボード−モーターパワー制御ボード

  16. ドータボード−アーム用モーターパワー制御ボード

  17. ドータボード−電源ボード

  18. モーターパワー制御ボード−電源ボード

  19. アーム用モーターパワー制御ボード−電源ボード

  20. モーターパワー制御ボード−モータ

  21. アーム用モーターパワー制御ボード−アーム用モータ

  22. 電源ボード−バッテリー

6.各部の詳細

  1. 標準MIRS基板
    標準MIRS基板の仕様についてはMIRSデータベースを参照のこと。

  2. I/Oボード
    1. FPGA回路ブロック図


    2. 各ブロックの機能
      1. アドレスデコーダ : 16bitのアドレスデータからモジュールセレクタ信号を作り出し、AEN信号に合わせて各モジュールに出力する。また、各モジュールが16bitのデータ入出力を行えるように IOCS16 信号を制御する。
      2. 液晶ディスプレイ制御モジュール : CPUから送られてくる8bitの液晶ディスプレイボード制御信号の出力制御を行う。
      3. モータパワー制御モジュール : CPUから送られてくる速度データをPWM変換し、同じくCPUから送られてくる方向データと共に出力する。
      4. アーム用モータパワー制御モジュール : CPUから送られてくる方向データを出力する。
      5. 超音波センサ信号処理モジュール : CPUから超音波センサ選択信号を受けると、2bitの超音波センサ選択信号、超音波の送信信号となる幅0.4[ms]、周波数約40[kHz]のパルスと、回りこみ除去回路へのタイミングパルスである受信タイミング信号を出力する。又、超音波センサから受信信号を受けとると、割り込み信号を、割り込み信号のリセットを行うまでCPUへ出力し続ける。
      6. タッチセンサ、パワーオン信号処理モジュール : 1bitのタッチセンサ信号、1bitのパワーオン信号を16bitのTP信号としてCPUに出力する。上記の2種類の信号に変化が生じた時に、CPUから割り込みリセット信号が来るまでCPUに割り込み信号を出力する。
      7. 赤外線センサ信号処理モジュール : 赤外線センサにポストからの信号入力が入った時割り込み信号を出力し、要求があれば符号化された信号を12bitのパラレルデータとしてCPUに出力する。
      8. 白線センサ信号処理モジュール : 白線センサの信号入力処理。タッチセンサと同様、1bitのデータ(白線の有無)を出力する。
      9. ロータリーエンコーダ制御モジュール : ドーターボードに搭載されているロータリーエンコーダカウント回路の制御信号の出力制御と8bitのロータリーエンコーダカウント値の入力制御を行う。
      10. ダミーモジュール : ISAバスの信号の内、ATLMIRS用の各モジュールで使用しない信号をハイインピーダンスにする。



    3. ブロック間インターフェース仕様
      1. アドレスデコーダ
        信号名
        I/O
        機能
        SD 0 to 15
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        RS
        OUT
        レジスタ・セレクト
        R/W
        OUT
        リード・ライト
        E
        OUT
        イネーブル信号
        DB 0 to 7
        INOUT
        入出力データ

      2. 液晶ディスプレイ制御モジュール
        ピン.No
        信号名
        I/O
        備考
        ピン.No
        信号名
        I/O
        備考
        1
        Vcc
        -
        5V
        14
        DB7
        INOUT
        LCD データ 7
        2
        GND
        -
        GND
        15
        -
        -
        未使用
        3
        Vo
        -
        LCD コントラストアドジャスト
        16
        -
        -
        未使用
        4
        RS
        IN
        LCD レジスタセレクト
        17
        -
        -
        未使用
        5
        R/W
        IN
        LCD リード・ライト
        18
        -
        -
        未使用
        6
        E
        IN
        LCD イネーブル
        19
        -
        -
        未使用
        7
        DB0
        INOUT
        LCD データ 0
        20
        -
        -
        未使用
        8
        DB1
        INOUT
        LCD データ 1
        21
        -
        -
        未使用
        9
        DB2
        INOUT
        LCD データ 2
        22
        -
        -
        未使用
        10
        DB3
        INOUT
        LCD データ 3
        23
        -
        -
        未使用
        11
        DB4
        INOUT
        LCD データ 4
        24
        -
        -
        未使用
        12
        DB5
        INOUT
        LCD データ 5
        25
        -
        -
        未使用
        13
        DB6
        INOUT
        LCD データ 6
        26
        -
        -
        未使用

      3. モータパワー制御モジュール
        信号名
        I/O
        機能
        SD 0 to 15
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        C_DIR
        OUT
        回転方向信号。オープンコレクタ出力
        C_PWM
        OUT
        回転PWM信号。オープンコレクタ出力
        S_DIR
        OUT
        直進方向信号。オープンコレクタ出力
        S_PWM
        OUT
        直進PWM信号。オープンコレクタ出力

      4. ロータリーエンコーダ制御モジュール
        信号名
        I/O
        機能
        SD 0 to 15
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        RE_CS
        OUT
        チップセレクト
        RE_XY
        OUT
        Xカウンタ・Yカウンタ選択
        RE_UL
        OUT
        カウントデータ上位・下位選択
        RE_RX
        OUT
        Xカウンタリセット
        RE_RY
        OUT
        Yカウンタリセット
        RE_D 0 to 7
        IN
        カウントデータ

      5. 超音波センサ信号処理モジュール
        信号名
        I/O
        機能
        SD 0 to 15
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        IRQ3
        OUT
        割り込み要求。オープンコレクタ出力
        U0
        OUT
        送信信号
        U1
        IN
        受信信号
        UA,UB
        OUT
        超音波センサ選択信号
        UTIM
        OUT
        受信タイミング信号

      6. タッチセンサ、赤外線センサ、パワーオン信号処理モジュール
        信号名
        I/O
        機能
        SD 0 to 15
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        IRQ6
        OUT
        割り込み要求。オープンコレクタ出力
        PO
        IN
        パワーオン信号
        TS 1 to 6
        IN
        タッチセンサ信号
        IRS 0 to 6
        IN
        赤外線センサ信号

    4. ソフトウェアビジビリティ
      1. 液晶ディスプレイ制御モジュール
        Table.7_d_1_1 液晶ディスプレイ制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0100H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        W
        表示画面をクリア後、アドレスカウンタにDD RAMの0番地をセットする。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        *
        W
        アドレスカウンタにDD RAMの0番地をセットする。
        シフトしていた表示も元に戻るが、この時DD RAMの内容は変化しない。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        I/D
        S
        W
        データ書き込みおよびデータ読み出し時にカーソルの進む方向、
        表示をシフトするかどうかの設定を行う。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        1
        D
        C
        B
        W
        全表示のON/OFF(D)、カーソルのON/OFF(C)、
        カーソル位置の文字のブリンク(B)をセットする。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        1
        S/C
        R/L
        *
        *
        W
        DD RAMの内容を変えずカーソルの移動、表示のシフト動作を行う。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        1
        DL
        N
        F
        *
        *
        W
        インターフェース長(DL)、表示桁数(N)、文字フォント(F)を設定する。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        1
        Acc
        W
        CG RAMのアドレスをセットする。この後送受するのはDD RAMのデータ。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        1
        Add
        W
        DD RAMのアドレスをセットする。この後送受するのはDD RAMのデータ。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        BF
        AC
        R
        内部動作中を示すビジーフラグ(BF)およびアドレスカウンタの内容を読み出す。
        0102H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        Write Data
        W
        DD RAMまたはCG RAMにデータを書き込む。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        Read Data
        R
        DD RAMまたはCG RAMにデータを読み出す。

        * I/D ・・・ '1' : インクリメント '0' : デクリメント * S ・・・ '1' : 表示のシフトを行う '0' : 表示のシフトを行わない
        * S/C ・・・ '1' : 表示のシフト '0' : カーソルの移動 * R/L ・・・ '1' : 右シフト
        * DL ・・・ '1' : 8bit '0' : 4bit * N ・・・ '1' : 2行目 '0' : 1行目
        * F ・・・ '1' : 5 x 10ドット '0' : 5 x 7ドット * BF ・・・ '1' : 内部動作中 '0' : インストラクション受付可
        * DD RAM ・・・ 表示データRAM * CG RAM ・・・ キャラクタジェネレータRAM
        * Acc ・・・ CG RAMのアドレス * Add ・・・ DD RAMのアドレス、カーソル番地に対応する
        * AC ・・・ DD RAM、CG RAMの両方に用いるアドレスカウンタ
        * Writeデータ , Readデータ ・・・ 以下の文字コード表を参照

        Table.7_d_1_2 文字コード表

      2. モータパワー制御モジュール
        Table.7_d_2 モータパワー制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0110H
        * * * * * * * * S26 S25 S24 S23 S22 S21 S20 LD W
        方向データ、速度データから方向信号、PWM信号を生成する。
        * * * * * * * * S26 S25 S24 S23 S22 S21 S20 LD R バッファの内容を送る。(ラッチされているか確認するため)
        0112H
        * * * * * * * * C26 C25 C24 C23 C22 C21 C20 RD W 方向データ、速度データから方向信号、PWM信号を生成する。
        * * * * * * * * C26 C25 C24 C23 C22 C21 C20 RD R
        バッファの内容を送る。(ラッチされているか確認するため)

        * S2X ・・・ 直進速度データ * C2X ・・・ 回転速度データ
        * SD ・・・ '1' : 直進用モータ正転 '0' : 直進用モータ逆転 * CD ・・・ '1' : 回転用モータ右回転 '0' : 回転用モータ左回転

      3. ロータリーエンコーダ制御モジュール
        Table.7_d_3 ロータリーエンコーダ制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0120H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        RY
        RX
        CS
        XY
        UL
        W
        ドーターボード上のロータリーエンコーダカウント用 IC μPD4701 の動作制御を行う
        0122H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        D27
        D26
        D25
        D24 or D212
        D23 or D211
        D22 or D210
        D21 or D29
        D20 or D28 R
        ロータリーエンコーダのカウント値を読みこむ

        * UL ・・・ '1' : 上位バイトを選択 '0' : 下位バイトを選択 * XY ・・・ '1' : Yカウンタを選択 '0' : Xカウンタを選択
        * RX ・・・ '1' : Xカウンタのリセット * CS ・・・ '1' : REカウントデータ出力ピンをハイインピーダンスにする '0' : REカウントデータ出力ピンをアクティブにする
        * RY ・・・ '1' : Yカウンタのリセット * D2X ・・・ : ロータリーエンコーダカウント値

      4. 超音波センサ信号処理モジュール
        Table.7_d_4 超音波センサ信号処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0130H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        21
        20
        W
        D1,D0で選択したセンサに40μsecの間送信信号を送信する。
        0132H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        M
        R
        W
        超音波センサモジュールの割り込み信号(IRQ3)のマスク、アンマスク、リセットを行う。

        * M ・・・ '1' : 割り込み信号のマスク '0' : 割り込み信号のアンマスク * R ・・・ '1' : 割り込み信号のリセット

        MIRS0201では超音波センサ(USS)を3つしか使用しないので、D1,D2に書き込むデータの値は00,01,10を使用する。

      5. タッチセンサ、白線センサ、パワーオン信号処理モジュール
        Table.7_d_5 タッチセンサ、白線センサ、パワーオン信号処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        140H
        PO
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        TS
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        LTS4
        LTS3
        LTS2
        LTS1
        R
        POはパワーオン信号、TS*はタッチセンサ、
        LTS*は白線センサの状態をそれぞれ示す。
        0142H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        M
        R
        W
        TIP_Mの割り込み信号(IRQ6)のマスク、アンマスク、リセットを行う。

        * PO , TS* , LTS* ・・・ '1' : ON '0' : OFF * M ・・・ '1' : 割り込み信号のマスク '0' : 割り込み信号のアンマスク
        * R ・・・ '1' : 割り込み信号のリセット

      6. アーム動作処理モジュール
        Table.7_d_6 アーム動作処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0150H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        AM2
        AM1
        W
        アーム用モータの回転を制御しアームを出し引きする。

        * AM1 ・・・ '1' :アーム用モータ正回転 '0' :アーム用モータ停止
        * AM2 ・・・ '1' :アーム用モータ逆回転 '0' :アーム用モータ停止


      7. 赤外線センサ動作処理モジュール
        Table.7_d_7 赤外線センサ動作処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0160H
        '0'
        IRS2
        IRS1
        F
        ID11
        ID10
        ID9
        ID8
        ID7
        ID6
        ID5
        ID4
        ID3
        ID2
        ID1
        ID0
        R
        赤外線センサIRS0の状態を示す。
        ID*は各ポスト特有の信号を示す。
        0162H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        LS4
        LS3
        LS2
        R
        W
        IRS0のリセット、TIP_Mの割り込み信号(IRQ6)のマスク、アンマスク、リセットを行う。

        * IRS* ・・・ '1' :ON'0' * ID* ・・・ IRS0のデータ * F:FLAG ・・・ '1'未読  '0'即読


    5. 各チームが作成する基板
      1. ドータボード
        1. 外形


        2. 詳細ブロック図

          1. LCDコントラストアジャスト回路 : ボリウムを用いてLCDボードの液晶ディスプレイのコントラストアドジャストを行う また、その他の信号を素通りさせることでFPGAボードのジャンパとしての機能を持つ。
          2. パワーオン信号処理回路 : PDボードから送られてくる駆動系電源ON信号を用いてフォトカプラを動作させ、その出力信号をパワーオン信号としてFPGAボードに出力する。
          3. 超音波センサ選択回路 : マルチプレクサの制御信号に超音波センサ選択信号を入れることにより、ATLMIRSの4つの超音波センサとFPGAボードの超音波センサ信号処理モジュールの接続制御を行う。
          4. タッチセンサ入力チャタリング除去回路 : タッチセンサ(マイクロスイッチ)から入力されるスイッチ入力のチャタリング除去を行いタッチセンサ信号としてFPGAボードに出力する。
          5. モーターパワーコントロール信号処理回路 : FPGAボードからオープンコレクタ出力として送られてくるMPC信号に抵抗を介すことで、MPCボードのフォトカプラを動作させる。
          6. アーム用モーターパワーコントロール信号処理回路 : FPGAボードからオープンコレクタ出力として送られてくるAMC信号に抵抗を介すことで、AMCボードのフォトカプラを動作させる。



      2. アーム用モーターパワー制御ボード
        検討中

      3. 電源ボード
        検討中

7.消費電力

エレクトロニクス部:
Model Spec 消費電力
CPUボード AT-461VREP単一3.5(A)
フラッシュメモリPQI/DiskOnMeodule 65(mA)
各ボード
不明

合計ピーク時電流3565+α(mA)
このとき、電源が4[A]であるため、全体として4[A]以下に抑えるよう各ボードを作成する。

Motor関係
回路系最大消費電流:4[A]
モーター駆動部分・・・1500×2=3000[mA](最大連続電流時)
13400×2=26800[mA](起動時)
1076[mA](最大効率時)

アーム用モータ消費電力 700[mW]



8.参考文献