沼津高専 電子制御工学科
MIRS0104 FPGAボード取扱説明書
MIRS0104-ELEC-0102
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2002.6.25 渡邊 寛 森元裕一
初版
A02 2002.7.10 渡邊 寛 森元裕一
リンク先の改訂

目次

  1. はじめに
  2. 取扱い説明
    1. Maxplus2での回路情報の呼び出し方法
    2. 圧縮ファイルの内容
  3. 機能説明
    1. 機能概要
    2. 機能詳細
    3. インターフェース

  1. はじめに

    この仕様書は、MIRS0104のFPGAボードおよびFPGAチップの取扱方法と機能詳細を記載したものである。

  2. 取扱い説明

    1. FPGAボードのセット方法

      1. FPGAボードが、MIRS0104 FPGAボード製造仕様書(MIRS0104-ELEC-0101)の指示に従い作成されていることを確認する。
      2. バックプレーンに指しこみます。

    2. Maxplus2での回路情報の呼び出し方法

    3. 圧縮ファイルの内容

      isaio.zip には以下のファイルが入っています。

      isaio.ttf
      isaioの回路情報ファイル

  3. 機能説明

    1. 機能概要

      MIRS0104 FPGAボード超音波センサモジュールは超音波センサボードで超音波の送受信を行うためのものであり、FPGAボード内のFPGAチップに構成される。この機能を実現するためにMIRS0104 FPGAボード超音波センサモジュールでは以下のような機能構成を持つ。


      Fig.1 FPGAボード機能構成図(fpga_block.jpg)

    2. 機能詳細

      機能詳細では、機能構成図(Fig.1)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。

      MIRS0104ではFPGAボードを使って以下の機能を実現する。
      • タッチセンサ信号の処理
      • 白線センサ信号の処理
      • 赤外線センサ信号の処理
      • パワーオン信号の処理
      • 超音波センサ信号の処理
      • ロータリーエンコーダ信号の処理
      • 液晶表示ディスプレイ制御信号の処理
      • モータパワー制御信号の処理
      • ハードウェア割り込み処理
      • 上記の各入出力機能の制御

  • 1. アドレスデコーダ : 16bitのアドレスデータからモジュールセレクタ信号を作り出し、AEN信号に合わせて各モジュールに出力する。また、各モジュールが16bitのデータ入出力を行えるように IOCS16 信号を制御する。
  • 2. 液晶ディスプレイ制御モジュール : CPUから送られてくる8bitの液晶ディスプレイボード制御信号の出力制御を行う。
  • 3. モータパワー制御モジュール : CPUから送られてくる速度データをPWM変換し、同じくCPUから送られてくる方向データと共に出力する。
  • 4. ロータリーエンコーダ制御モジュール : ドーターボードを通して送られてくるロータリーエンコーダのデータを用いて、方向データ、カウント値を出力する。
  • 5. 超音波センサ信号処理モジュール : CPUから超音波センサ出力信号を受けると、それに対応する超音波センサの送信信号となる幅0.4[ms]、周波数約40[kHz]のパルスと、回りこみ除去回路へのタイミングパルスである受信タイミング信号を出力する。又、超音波センサから受信信号を受けとると、割り込み信号を、割り込み信号のリセットを行うまでCPUへ出力し続ける。
  • 6. タッチセンサ、パワーオン信号処理モジュール : 1bitのタッチセンサ信号、1bitのパワーオン信号を16bitのTP信号としてCPUに出力する。 上記の2種類の信号に変化が生じた時に、CPUから割り込みリセット信号が来るまでCPUに割り込み信号を出力する。
  • 7. 赤外線センサ信号処理モジュール : 赤外線センサにポストからの信号入力が入った時割り込み信号を出力し、要求があれば符号化された信号を12bitのパラレルデータとしてCPUに出力する。
  • 8. 白線センサ信号処理モジュール : 白線センサの信号入力処理。タッチセンサと同様、1bitのデータ(白線の有無)を出力する。タッチセンサ、パワーオン信号処理モジュールと統合される可能性有り。詳細は未定。
  • 9. ダミーモジュール : ISAバスの信号の内、MIRS0104用の各モジュールで使用しない信号をハイインピーダンスに接続する。
  • 各モジュールに関する詳細は以下の取扱説明書参照。

  • インターフェース

    ISA バスのインターフェースについては ISA バスの仕様書、およびマイコンビルダーの仕様書を参照のこと。

    関連文書