沼津高専 電子制御工学科
MIRS2000競技規定
MIRS00SF-CURR-0003
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.9.29 牛丸 牛丸 MIRS99SF-CURR-0003より改訂
競技上とポストの大きさを訂正
A02 2000.10.31 牛丸 牛丸 MIRS の大きさを30cmから32cmに変更
競技上とポスト、ポストとポスト間隔を35cmから45cmに変更
LED の記述を変更
A03 2000.11.10 牛丸 牛丸 スタート位置の指定を追加
ポスト個数の変更と公表を追加
判定の方法を変更

MIRS2000 競技規定

目次

I.競技名
II.競技内容
III.競技規定
  1. 競技
  2. ロボット
  3. 競技場
  4. ポスト
  5. 判定
  6. 禁止事項
  7. その他

I.競技名

MIRSオリエンテーリング 

II.競技内容

競技場内に設けられたポストに取り付けられたスイッチを押下するまでの時間を争う自律移動ロボットによるオリエンテーリング競技。

 注)以後、ポストに取り付けられたスイッチを押下することを、ポストを獲得するという。 

III.競技規定

1.競技

  1. 競技は開始の合図でロボットから手を離した時点から計時を開始する。
  2. 競技開始からすべてのポストを獲得するか、5分が経過した場合に競技は終了する。
  3. 競技は競技順を決める1回の試技と2回の本戦でおこなう。
  4. 試技と本戦ではポストの数および位置が異なることもある。
  5. 本戦の1回目の競技順は試技の順位の低いものから行う。
  6. 本戦の2回目の競技順は本戦1回目の順位の低いものから行う。
  7. 順位は本戦2回の合計で争う。
  8. 試技、本戦1,2のそれぞれの間にロボットの改良、ソフトウェアの変更をおこなってもかまわない。
  9. ポストの獲得順は自由とする。
  10. MIRS は、横の壁から 1.5m、後ろの壁から 45cm の位置を中心にした 32cm の 正方形のスタートエリアから、前方(正面)を向いた状態でスタートさせる。

2.ロボット

  1. 一体型で1台でなければならない。  
  2. 競技中に分離してはならない。
  3. 自律型でなければならない。
  4. ロボットの大きさは、競技開始時において底面が一辺32cmの正方形内に納まるものとする(重量、高さの規定は設けない。)。
  5. 電力は、ロボット自身に搭載する電池から供給するものし、外部から供給をしてはならない。

3.競技場

競技場の形状は MIRS97 競技規定に準ずる。(但し、進入禁止ゾーンは設けない。)
  1. 競技場の大きさは 3 m × 3 m とし、周囲を高さ 25cm のフェンスで囲い、内面をツヤ消し黒で塗装する。
  2. 通常の照明を行なった室内に競技場を設置する。

4.ポスト

  1. ポストの形状は直径 20cm の円を底面とする高さ 30cm の円柱とする。
  2. ポストの色は白色とする。
  3. ポストは両面テープで床に固定されている。
  4. ポストには図1に示す位置にスイッチが設けられている。


  5. 図1.ポスト外観図 (ポストスクリプト形式頭脳winCAD形式

  6. ポストのスイッチの上部には赤外線LEDが設けられており、スイッチが押下されると消灯する。赤外線 LED は 38kHz の符合化された赤外線を発光する。
  7. スイッチは2つのマイクロスイッチ(SS-5GL)より構成され、蝶番によって取りけられた75mmX45mmX1.5mmの塩ビ版を介して押下される。ポストのスイッチの形状を図3に示す。(MIRS97の勝敗判定装置に準じている。)


  8. 図3.スイッチ(ポストスクリプト形式頭脳winCAD形式

  9. ポストの数は 3〜5 個とする。競技に使用する個数は、競技前に公表する。
  10. ポストの設置位置およびスイッチの方向は競技開始まで公表しない。
  11. ポストは競技場の壁から45cm以上離れて設置される。
  12. ポストとポストの間は互いに45cm以上離れて設置される。

5.判定

  1. 競技順位は、本戦の2回の競技の合計獲得ポスト数が多いものを上位 とする。
  2. 合計獲得ポスト数が同じ場合は、2回の合計消費時間が短いものを 上位とする。途中で競技を棄権した場合は、競技時間いっぱいを消費し たものとみなす。

6.禁止事項

  1. ロボットの一部またはその全体は、対戦中に競技場の外に出ることができない。
  2. 選手は、スタ−ト時にロボットの起動スイッチを押すことを除き、対戦中にロボットに触れることはできない。
  3. ポストにタッチセンサなどで触れることは許されるが、強い力を加えるなどして移動させたり倒してはならない。
これに反した場合はペナルティとして時間を加える。 

7.その他

本競技規定は、スタッフが開催するマネジャ−会議において、改訂することができる。 
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