沼津高専 電子制御工学科
MIRSATLM 超音波センサボード試験仕様書
MIRS0001-ELEC-2004
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.10.10 竹村 竹村 初版
A02 2001.11.13 竹村 竹村 超音波試験用回路データの追加
試験内容の補足

目次

  1. 部品配線のチェック
  2. 導通チェック
  3. FPGAボードによる動作試験

  1. 部品配線のチェック

    用意するもの:基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器

     実装図を見て、部品の配置をチェックする。ICの向きに注意。


    Fig.1 超音波センサの実装図


     配線が間違っていたら直す。

  2. 導通チェック

    用意するもの:基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器

     回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。また、つながっていないことを調べる非導通チェックも行う。回路が動作しないのは、ほとんどが、ここのミスなので、よく調べること。ICのVccとGNDに注意。


    Fig.2 超音波センサの回路図


     導通すべきところが導通してなかったら つなげる
     導通すべきでないところが導通していたらはなす

  3. FPGAボードによる動作試験

    用意するもの:テストする基板、ISAラック、CPUボード、FPGAボード、ジャンパー線、ダウンロードケーブル、実験用FPGA内回路、実験用接続ケーブル、オシロスコープ

    試験は、電源を切ってから回路にロジックアナライザを接続して試験を行う。

    実験手順

    1. 実験準備
      • ISAラックにCPUボードを差し込む
      • FPGAボードにジャンパ設定を施し、ISAラックに差し込む。
      • 実験用に作成したケーブルでFPGAボードと超音波センサボードを接続する。
      • FPGAボードをパソコンにダウンロードケーブルで接続し、回路データをダウンロードする。
    2. 超音波センサ送受信試験
       センサの前に障害物を置き、FPGAボードに実験用回路データをダウンロードして40[kHz]の矩形波を送信するようにする(ダウンロードしたと同時に1msec毎に送信される)
       結果:コネクタの4pinから電圧の変化がオシロスコープに表示される。このとき、lowの部分が、障害物の距離の変化に合わせてオシロスコープ上で移動すればよい。
    3. もし4pinにそれらしき信号が見られない場合は回路図と実装図を見ながら回路を順に追っていき、どこで信号が正しくなくなっているかトラブルシューティングする。
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