沼津高専 電子制御工学科
MIRS0001 メカニクス システム試験報告書
MIRS0001-ASSY-2002
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.10.13 植松 竹村
初版

1. 目的

    製造したMIRS0001のハードウェア(メカニクス担当箇所)が正常に動作し、MIRS2000競技規定(MIRS00SF-CURR-0003)に準ずるかどうか調べる。

2.試験手順

    試験手順は、MIRS0001 メカニクス システム試験仕様書 (MIRS0001-ASSY-2001)を参照。

3. 試験結果および対策

    試験日:2001年8月24日
* 規定試験*
  1. 寸法測定
     測定した寸法を下表に示す。寸法は競技規定内に収まっていることがわかる。

      縦×横×高さ [mm]
      測定値(タッチセンサ開放時) 316×290×282
      設計値(タッチセンサ開放時) 316×290×282
      MIRS2000競技規定 320×320×(規定なし)

  2. 重量測定
     CPUボード等のエレクトロニクス部品が未搭載のため、未測定。
     ボード類を実装次第、測定する。

* 機能試験*
  1. バンパー部の動作チェック
    検査結果(問題点) 前後部バンパーが押下後に戻らないときがある。
    原因 1枚のバンパにつき2枚の蝶番で取り付けているが、2つの蝶番が平行に付いていなかったので蝶番の摺動部にストレスがかかり、蝶番の動きが渋くなっていた。
    対策 2つの蝶番が平行になるように組み付け、蝶番の摺動部に余分な力が掛からないようにした。

  2. タイヤの横滑り
    検査結果(問題点) 重量の掛け方によっては、片輪が浮くことがある。
    原因 ボールキャスターとタイヤの下端が同一平面上であったため、重量の掛け方によってはフレームがたわみ、片方のタイヤが浮いてしまう。
    対策 1階フレームとボールキャスターとの間のワッシャの数を調整し、ボールキャスターが僅かに浮くようにした。これによりタイヤを常に接地させることが出来る。

 以上の試験および対策によって、ハードウェアが正常に動作することが確認された。
 電子部品を実装後、不具合が見つかり次第改善していく。

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